Entries from 2014-01-01 to 1 year
タンブンに励む ■今年もちょぼちょぼと どうでした、今年は?と知人が尋ねる。ランパンに向かう車の中である。ウーン、どうですかね。答えに窮す。今年はあちこちに出かけたような気もするが、外国は4月のラオスだけ。スクータで行ったので海外というわけで…
介護ロングステイ5年11カ月 ■年の暮 急激に発達した「爆弾低気圧」の影響で日本列島は大荒れ、東京も冷え込み、雪も降った。チェンライもこのところ、最低気温12,3度、最高気温が25度を越さない日が続いている。山では国から山岳民族に毛布の無料支給が行わ…
授業再開 ■授業始まる 15日からタイ語の授業が始まった。ほぼ2カ月ぶりである。兄が1月ほど帰国していたし、その前後、友人知人が来ていたので、ご案内、ご接待で勉強できなかった。 勉強など先生がいようといまいと自分でやるものだ、真面目に頑張れと言わ…
日本とタイの政治 ■選挙結果 この原稿がアップされる頃には、第47回衆議院選挙の開票結果が明らかになっているだろう。報道各社の世論調査によれば自民優位であり、選挙はミズモノとは言うが、最近の世論調査の正確度は増しているから自民党の圧勝は間違いな…
ソフトボール交流試合 ■猫の手でも チェンライにソフトボールチームがある。数年前の発足時は20人近くの元野球少年が旧飛行場に集まった。最初は丸太を削り込んだ手作りバットで練習していたが、次第に用具も参加者も充実していった。野球老人ばかりでなく少…
選挙に行った ■関心は高い 第47回衆議院総選挙は12月14日が投票日である。海外にいる邦人も一定の手続きをしていれば投票できる。タイでは大使館およびチェンマイの総領事館に出向いて「在外公館投票」をする。チェンマイ総領事館では12月3日から7日までの5…
アサリ汁とネット情報 ■潮干狩り 子供のころから潮干狩りが好きだった。会社員になっても潮回りが良ければ羽田沖や神奈川の八景島にバイクを飛ばしてアサリを掘りに行った。あまり人がいない、つまり貝が少ない砂浜で、もうやめようかなーと思った瞬間、カチ…
チェンライ県北部一泊の旅 ■開発進む中進国 フア・メ―カムを出たのは昼過ぎだった。広場ではセレモニーが続き、午後からは各山岳民族による踊りがあるようで、続々と人が集まってくる。まるで浅草寺仲見世通り、と思ったが年に一度の祭り、それも初日である…
ドイ・フア・メ―カム ■ひまわり祭り チェンライ県の北西はミャンマー側へ半島のように突き出している。その突端にあるのがドイ・フア・メ―カム村だ。ソード・タイから更に36キロミャンマー寄り。まだガイドブックには載っていない山の村だ。ここのミャンマー…
介護ロングステイ5年10ヶ月 ■バナナが喉に 兄が一時帰国している間に、母が亡くなったら困るなあと思っていた。でもここ1年、医者にもかからず、薬も飲んでいない。食欲はある。今日と同じ日が明日も続くと漠然と考えているが、何せ89歳で体も弱ってきている…
生まれ変わるなら日本人 ■素晴らしい国 異国に暮らしていると、日本人に生まれたありがたさを感じる。少なくともタイ、チェンライでは日本人という理由で差別はされないし、一様に微笑みを持って接してくれる。 これは我が先輩が築いてくれた日本ブランドの…
所詮、サラリーマン ■ご意見無用 毎晩ではないが晩酌をする。酒量は多くない。ビール1本がやっと。ラオカオのソーダ割りを1杯飲むこともある。 気持ちよく飲んでいるところへ、酒は体に良くない、やめろという人が現れたらどうなるか。好きで飲んでいるんだ…
光陰矢の如し(2) ■ロイクラトン 11月初旬は連日雨が降った。季節的には乾季であるが、まるで日本の梅雨空のよう。一晩で50mmを越すような大雨もあり、幹線道路から団地に入る道の右に広がる田んぼでは、実ったばかりの稲穂が倒伏し、冠水してしまった。…
光陰矢の如し ■授業なし、兄不在 ひと月ほど兄が日本に一時帰国しているので、タイ語の授業は休み。嬉しい。さて、何をしようかとワクワクする。 どこかにお出かけになっては、と女中さんが言う。自分がいなければ女中さんの天国だ。ご飯を作らなくていいし…
タイ邦人殺害事件 ■ 息子さんはエライ 先月、バンコクで79歳になる日本人男性が殺される事件があり、日本でも大々的に報道された。47歳のタイ女性とその情夫の犯行とのこと。 あっちのほう枯れない元気すぎる老人が厄介を起こす、川崎堀之内の格安ソープなら…
ソード・タイ(3) ■ ソード・タイでは早寝早起き ソード・タイの夜は暗い。街灯がほとんどないからだ。いずれにしても紅灯緑酒の巷で浮世の憂さを忘れるといった街ではない。夕食が終われば早めにGHに戻って寝るのがいつものパターン。というのはこの街を訪…
読者でなければ謝罪は無しか ■いわゆる慰安婦問題の思い出 慰安婦問題で外人からいちゃもんをつけられたことがある。 1999年3月、経団連の奨学金を貰って、オーストリア、ザルツブルグで開催されたセミナーに参加した。ザルツブルグの帰りにストックホルム商…
介護ロングステイ5年9カ月 ■食事の様子 ブアさん、ニイさんのコンビも2年たった。一番長く続いている。何事も変わらないのがいい。同じ人に世話されている方が母も安心感があるようだ。 ご飯を食べさせてもらう時、母はニイさんを見ながらなにやら呟くのであ…
ソード・タイ(2) ■シャン族 シャン族は別名タイヤイ族、カレン族、象使いで知られる山岳民族だ。シャンはタイの旧名、シャムから来ている。タイ人もシャン族ももともとは中国雲南省から移住してきており、同じ民族と言われている。 ミャンマーにピンヤ朝、…
ソード・タイ ■北タイの隠れ里 昨秋、ホエイモ村のブランコ祭りに行った。観光客は日本人二人だけ。バンコクのPBSテレビが祭りの取材に訪れていた。我々はホエイモ村の村長宅に泊まったのであるが、取材チームは麓の街、ソード・タイに宿泊した。テレビスタ…
職人気質 ■編集者がいないので・・・ 9月初めにチェンライから70キロほど北のセンジャイパタナ村に行った。アカ族のブランコ祭り見学のためである。1泊2日の訪問だったがレポートは初日の夜で止まったままだ。そのうち記憶が薄れて続きが書けなくなり、アカ…
オークパンサー ■今年の出安居は皆既月食 10月8日はオークパンサーの日だった。オークパンサーとは出安居、雨季の3ヶ月間、お寺に籠って修行していた僧侶たちが寺を出る日だ。旧暦11月の満月の日、日本の暦では二十四節気の「寒露」に当たる。寒露とは露が冷…
朝日と自分の反省 ■国民の義務 東宮御教育常時参与として皇太子殿下(現在の今上陛下)の教育責任者であった小泉信三先生は昭和8年から21年まで慶応義塾大学塾長の職にあった。 学徒出陣壮行会で、塾生に「100年、兵を養うはまさにこの日のためである」とい…
葬式に参列して考えること ■ところ変われば 冠婚葬祭と言われるが、中でも葬制は、宗教はもちろん、民族、地域により様々である。「民俗調査ハンドブック」(吉川弘文館昭和62年)に掲載されている民俗調査質問文例集には ・死後ただちにどうするか ・死の通…
ご近所の葬式へ(2) ■仕出し料理 僧侶たちのお斎が終わる頃、テント下で待機していた一般参加者の食事が始まった。僧侶とはまた別の料理が10種類ほど供される。バイキング方式である。外人対象ではないからすこぶる辛い。ラープ(香草入り挽肉)には大袋か…
582. ご近所の葬式へ(1) ■ナーさん お坊さんが我が家にやってくるとき、ご近所やブアの村から信心深い女性が同席する。一緒にお経を唱えタンブンをするためだ。同じ団地に住むナーさんは、我が家はもちろん、近所のお寺の行事でも必ず顔を合わせる。年は4…
介護ロングステイ5年8カ月 ■昨日こそ早苗取りしか 運動場に行く時、左右に稲田が広がる場所を通る。ついこの間、田植えをしていたのにもう稲の匂いがするようになった。 昨日(きのふ)こそ 早苗取(さなへと)りしか 何時(いつ)の間に 稻葉微(そよ)ぎて 秋風の…
ブランコ祭り再び(4) ■アカの村は坂の中 ブランコが完成したら、3つの近隣アカ村から女性が集まってきて、ブランココンテストをする。それをNOMOテレビが取材するという予定であったが、断続的に強い雨が降るため中止なってしまった。 でも山の天候は変わ…
ブランコ祭り再び(3) ■ギリシアのブランコ祭り 古代ギリシアのアッティカではアイオーラという祭儀が行われていた。これは葡萄の収穫祭でもあり、木々には豊穣祈願のために小さな人形や仮面が吊るされた。 一説には、元は人間の娘を吊るしていたが、円盤に…
スナップ写真と盗撮 ■タイでは安心 アカ族の村を訪ねて、うれしいことは自由に写真を撮らせて貰えることである。迷惑そうな顔をする人もいないではないが、おおむねポーズを決めてくれる。でもアカ族が全部、愛想がいいかというとそうではない。ラオスのアカ…