Entries from 2006-09-01 to 1 month
棉摘み その2 「その1」でお知らせしたようにウズベキスタンの綿花収穫は人海戦術に頼っている。ウズベキスタンの原綿輸出量は米国についで世界第2位。米国では黒人奴隷による棉の手摘み作業が昔は行われていたが今は機械で収穫している。中国に原綿収穫機…
棉摘み その1 ウ国では9月15日から棉摘みが始まる。地方の高校生、大学生は学徒動員で農村へ棉の収穫作業に赴くのだ。ただし、首都タシケントの学生、生徒は原則として農村労働を免除されている。 棉はウ国の最重要輸出作物である。機械で収穫するところもあ…
脱線授業 というわけで、西回りインド航路を計画し、実行し、成功したコロンブスを世界初のベンチャー、そして彼のインディアス事業を応援したカスチリアのイザベラ女王を世界初のベンチャーキャピタルと呼ぶわけです。その後、新大陸からスペインに流れ込ん…
法整備支援の苦悩 1980年代後半から90年代初頭にかけての社会主義体制崩壊に伴って、グローバルな市場経済に参入を余儀なくされた東欧および旧ソ連諸国は、抜本的な法制度の変革を迫られた。効果的な市場経済体制への移行には法に裏打ちされたガバナンス、法…
初めての授業 エー、まず皆さんとこれから一年、一緒に勉強できることを大変うれしく思います。 JICAのSVとして2年の任期で「ベンチャー論」をカレッジで教えます。 ベンチャー論は経営学の一部ですが、米国では戦後、日本でもここ20年くらい前から大学で教…
参議院ODA調査団 参議院議員6名および事務局3名からなるODA調査団が8月17日から21日の日程でウズベキスタンに来られた。議員さんは皆、衆参ODA特別委員会のメンバーである。大切な税金の使途であるODAが如何なる効果を挙げているかの現地視察だ。衆参ODA特別…
時間割から眼が離せない 9月の新学期から「ベンチャー論」の授業をやることになっている。週6-8時間教えてほしいというカレッジ側の要請であるが、大学で教えているSVの忠告を参考に4クラス各週1回、4時間ではどうかという打診をしておいた。日本センターや…
小泉首相訪ウ ブレジンスキーが1990年代に書いた「地政学で読む世界」という本がある。その中でロシアの下腹、中央アジアはロシア、中国、欧米の影響をそれぞれに受ける地政学的に重要な地域と書いてあったと記憶する、この本が書かれてから10年以上たつがや…