チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

Entries from 2018-01-01 to 1 year

年の瀬やとりとめのなき走り書き

年の瀬やとりとめのなき走り書き ■終活を考える このところチェンライは乾季らしい気候となっている。最低気温は13-15度、最高気温は28-29度、気温の割に湿度が低いので過ごしやすい。テニスで走り回ってもそれほど汗をかかない。まるで夏の軽井沢でテニス…

年の暮れ

年の暮れ ■区切り 平成30年、我が家の大事件と言えば、先ず、母の死で介護ロングステイか終わりになったことが挙げられる。人の死は個人的なもので家族とせいぜい友人の一部が悲しむだけで充分だ。個人にとって大事件でも人の死は世間一般から見ればごく普通…

100年に亘って世界を欺いた

100年に亘って世界を欺いた ■ビジネスの意味がない ウズベキスタンに住んでいたのは10年以上前になる。その頃も日・ウズ経済フォーラムといった会合が時折開かれていた。発展途上国は先進国からの投資が喉から手が出るほど欲しい。でもこういった会合は結果…

スリランカ旅行(5)

スリランカ旅行(5) ■スリランカのホテルについて ネットには「スリランカのホテルは割高です。一泊100ドルを目安にするといいでしょう」と書かれたものがある。しかし今回の旅行ではシングルルームでは2200円から3800円、ツインでは2800円から4300円といった…

スリランカ旅行(4)

スリランカ旅行(4) ■スリランカの世界文化遺産 スリランカには世界文化遺産が6つある。カッコ内の年号は世界遺産に認定された年。 1.アヌラーダプラ(1982年) 2500年以上前に築かれたスリランカ最古の都。 2.ダンブッラ石窟寺院(1991年) 2100年前に自然の…

スリランカ旅行(3)

スリランカ旅行(3) ■講和会議の空気が一変 スリランカ旅行と謳いながら、中々、スリランカに辿り着かない。しかし、もう少しジャヤワルダナ演説をご紹介させて頂きたいと思う。 当時44歳のセイロン蔵相ジャヤワルダナ氏のサンフランシスコ講和会議での演説は…

メコン河で散骨

メコン河で散骨 ■遺骨 母を荼毘に付したのは8月の10日、骨上げは12日だった。ベンジャロン焼きの華やかな壺、それからタイ式の仏塔をかたどった真鍮製の骨壺、それに素焼きの幅広の壺の3つに遺骨を分納した。日本でも葬式を執り行ったので、ベンジャロン焼き…

スリランカ旅行(2)

スリランカ旅行(2) ■内戦で暫く行けなかった スリランカは、13世紀にマルコポーロから「世界で一番素晴らしい場所」と讃えられ、14世紀に訪れたイブンバツータも当時の風俗を書き残している。古くから旅人を魅了している島である。 2010年には、ニューヨーク…

スリランカ旅行(1)

スリランカ旅行(1) ■紀元前に遡る文明国 スリランカはバンコクから空路3時間余りで行ける国であるがほとんど興味がなかった。昔はセイロンという国名でコロンボが首都、紅茶で有名と覚えていたが、スリランカと国名を変えたのが1972年、コロンボはもう首都で…

「いただきます」「ごちそうさま」

「いただきます」「ごちそうさま」 ■食事の挨拶 朝日新聞の投書欄「声」に掲載されたある老人の投稿。小学生の親が「うちはちゃんと給食費を払っている。給食を食べることは当然の権利で誰にも感謝する必要はない。それなのに、『いただきます』、『ごちそう…

遊就館のパンフレットから

遊就館のパンフレットから ■チェンライにも駐屯していた 先日、メチャンの知人宅を訪れた。メチャンはチェンライから40キロほど1号線を北上した地点にある。ここでいくつかの街道が交錯するので、昔から少数民族同士の交易で賑わう街である。 さて、知人宅…

クールジャパン(2)

クールジャパン(2) ■バラエティと割り切る 白人は表向きはともかく、心の底では有色人種に対する差別意識があると自分は思っている。つい100年前までは知性、理解力、運動能力、芸術表現力などあらゆる面で白人が有色人種に比べて優れていることは医学的、論…

クールジャパン(1)

クールジャパン(1) ■バラエティ番組 『COOL JAPAN〜発掘!かっこいいニッポン〜』はNHK衛星放送テレビジョンで放送されているバラエティ番組である。来日間もない外国人8人程度が参加して外国人の視点で日本の文化を発掘する。劇作家の鴻上尚史、タレントのリ…

ドクターフィッシュ

ドクターフィッシュ ■ラオスでも体験していた ラノーンのポーラン温泉の下をを流れる小川にドクターフィッシュがいて、足をきれいにしてもらったことは書いた。全身を水に浸してもお腹や背中をつつく魚はあまりいなかった。ドクターフィッシュは足が好きなの…

葬式から3ヶ月

葬式から3ヶ月 ■乾季らしい天候 11月に入ってようやく乾季らしい気候になってきた。最低気温は15,6度、最高気温は30度を下回り、湿度も低く軽井沢高原の爽やかさだ。朝は放射冷却のせいで靄に包まれる。靄に覆われる日は快晴となる。毎年のようにオークパン…

これでも仲良くできるか

これでも仲良くできるか 3年前に書いたブログを加筆、訂正して再録いたします。 ■哀韓 1974年8月15日に初めて韓国を訪れた。何故その日をはっきり覚えているかというと、文世光事件、すなわち韓国大統領・朴正煕の夫人、陸英修さんが在日韓国人の文世光によ…

朝日新聞と韓国

朝日新聞と韓国 ■間もなく廃刊だけれど 朝日新聞の実売部数が400万部を切っているらしい。一時は1千万部、2007年でも年間実売部数が800万部を越えていたことを考えるとまさに激減と言っていい。経済評論家、上念司氏によれば、これから3年、毎年5%の部数減…

ラノーン

ラノーン ■熱帯モンスーン気候 昨年の秋、チェンライ-チュンポン、1300キロをフォルツァで走破した。その時、同行のNさんに、チュンポンの反対側、アンダマン海に面したラノーンに行けませんかね、と訊ねた。このあたりクラ地峡と言われて一番狭いところは…

2月の旅から

2月の旅から ■プラチュアップキリカーンの日本料理店 今年の1月末から2月にかけてタイ南部のプラチュアップキリカーン、アンダマン海のパヤム島、並びにラノーンに8泊9日の旅をした。古い話なので、ほとんどは忘却の彼方であるが、断片的に印象深かったこと…

パヤム島で過ごす

パヤム島で過ごす ■小さな島だけれど パヤム島はネット上の「タイで訪れるべき島10選(リゾート~穴場まで)」とか「タイのビーチリゾート&離島15選」といった観光案内には出てこない。あまり旅行記も書かれていない。 朝日放送テレビ 『世界の村で発見!こ…

中国人観光客

中国人観光客 ■日タイとも中国人が第一位 国土交通省発表の訪日外国人2017通年速報値によると、昨年日本を訪れた外国人は2869万人とのこと。訪日外国人第一位は中国で756万人、二位が韓国で714万人、三位が台湾で456万人、以下、香港の223万人、米国の138万…

パヤム島の妖しいリゾート

パヤム島の妖しいリゾート ■幽霊バンガロー パヤム島で3泊したAというリゾートホテルは忘れがたい。丘の上にあってメインのダイニングホールの周りに数棟のバンガローが点在している。値段は確か1泊400Bだった。昔は高級リゾートだったが倒産して暫く無人の…

パヤム島

パヤム島 ■10日も旅したのに 旅に出れば、見るもの聞くもの珍しく、好奇心を刺激される。家に戻って、改めて訪問場所の解説をネットで読む。それで実体験3割、ネット上の知識7割という旅行記を書く。1週間ほどの旅行であっても旅行記は3か月以上断続的に続く…

楽しみにしている

楽しみにしている ■米中貿易戦争の本質 長生きはするものだ。この分でいくと中国の崩壊を生きているうちに目の当たりにできるかもしれない。というのは米国が中国からの輸入品に追加関税を課す制裁措置を発動しているからだ。先月は第3弾として22兆円の輸入…

生活の変化

生活の変化 ■結構多忙 9月24日に帰国した。日本ではバタバタと葬儀を済ませ、親戚や友人と会ったり、映画を見たりと慌ただしい日を過ごした。チェンライに戻ったらゆっくり休んで、と思ったが、年金機構に現況届に代わる在留証明を提出しなければならず、帰…

我がブログを振り返る

我がブログを振り返る ■書きも書いたり 週2回アップのブログであるが、ウズベク時代を含めると1000本をはるかに越えている。我ながらよく続いているなあと思う。ウズベクは初めての長期の海外生活、軽い燥状態になっていて、見るもの、聞くもの珍しく、書く…

一時帰国と映画

一時帰国と映画 ■葬儀終わる 母の葬儀のため一時帰国した。母の葬式はタイで終わっている。日本に墓があるので簡単な納骨式を行って遺骨を納めよう、と考えていたがお寺のほうでそれではいけない、型通りの通夜、告別式を、と強硬に主張されたのでそれに従っ…

不機嫌な理由(2)

不機嫌な理由(2) 旅行中につき6年前に書いた原稿を再録します。この頃と状況はあまり変わっていません。 ■執念深い国々 ユナイテッド・ネイションズは文字通り、第二次大戦に勝った「連合国」のことである。それが戦後、国際連合というおかしな日本語に訳…

不機嫌な理由(1)

不機嫌な理由(1) 6年前、民主党政権時代に書いた原稿の再録です。この頃と状況はあまり変わっていません。 ■この1年、外国に行かなかった パスポートに押された「再入国許可証」1年の期限が7月に切れてしまった。再入国許可はタイ国外に出国して、滞在延長…

徳義大国、日本

徳義大国、日本 徳義で思い出しましたので4年半前に書いた原稿を再録します。 ■非常時にこそ 中韓がなんと言おうと、日本は国際秩序の中で然るべき地位を占め、尊敬されている国だ。これは英国国営放送BBCが毎年行っている国別好感度調査でもはっきり示され…