チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

Entries from 2016-01-01 to 1 year

介護ロングステイ7年11カ月

介護ロングステイ7年11カ月 ■変わらぬ日々 寒いと言っても日中は30度くらいに温度の上がるチェンライ、北風が吹かないせいか師走気分を感じないままに開戦記念日も、赤穂浪士討ち入りの日も、冬至も、天皇陛下のお誕生日も過ぎていった。クリスマス気分は盛…

ミャンマーの旅(6)

ミャンマーの旅(6) ■バゴー観光 1日目はチェンマイ、2日目はミヤワディ、3日目は落ちそうで落ちない奇跡の岩、ゴールデンロックのあるチャイティヨーに泊まった。4日目はヤンゴンに泊まる予定であるが、途中、バゴーを観光することになった。ヤンゴンまで…

大葬まで政治休戦

大葬まで政治休戦 ■年末風景 12月も下旬、日本の街角では山下達郎の「クリスマス・イブ」とか稲垣潤一の「クリスマスキャロルの頃には」といった曲が流れているのではないか。 兄が今年のクリスマスは盛り上がってないな、という。例年チェンライのショッピ…

ミャンマーの旅(5)

ミャンマーの旅(5) ■山上のホテルに宿泊 ゴールデンロックにあるチャイティヨーホテルで、陸路ミャンマー入りした我々4名と空路ヤンゴン入りしたHさん、Sさん2名と合流、これで6名全員集合。夕焼けのゴールデンロックを十分堪能した後、宴会と行きたいとこ…

ミャンマーの旅(4)

ミャンマーの旅(4) ■人は左、車は右 懐にある程度の余裕がある我々熟年4人組は、雇いあげのタクシーでミヤワディからゴールデンロックのあるキンプンを目指すことにした。当日9時にホテルに来た車は7人乗りのバンタイプ。かなり古びているが日本の中古車で…

エンジンを乗せ換える

エンジンを乗せ換える ■よく頑張るカリビアン 9月の初め、チェンライ各地でアカ族のブランコ祭りがあった。アカ村に行くには舗装はされているがカーブ、高低差の激しい山道を走る。こういった悪路にうってつけの車が我がカリビアンである。1989年製27年落ち…

ミャンマーの旅(3)

ミャンマーの旅(3) ■国境の街、ミヤワディ 歩道には机の上に札束を積み上げた両替店がいくつもある。ミヤワディ対岸のタイ、ターク県の住民の3人に1人はミャンマー人という話もある。ミヤワディからメーソットへ日用雑貨を仕入れに行く人が多く、タイバー…

ミャンマーの旅(2)

ミャンマーの旅(2) ■チェンマイ一泊、メーソットへ。 チェンライからバンコク経由でヤンゴンに飛べば数時間以内で到着する。しかし今回の旅の目的の一つは陸路ミャンマーに入国し、バスでヤンゴンまで行く、というものである。バスであってもゆとりを持っ…

ミャンマーの旅(1)

ミャンマーの旅(1) ■忙しかった11月 雨が降らなければ8時過ぎにテニスに出かけ、帰ってシャワーを浴び、パソコンへ向かう。午後もパソコン、またはブアさんの買物に付き合う程度。午睡をむさぼることもある。すべて世は事も無し、の穏やかな生活である。…

どうしてもわからない

どうしてもわからない ■戦った理由 数年前、オーストラリア人のアランとラオスを旅行した。毎日のようにビールを飲みながら雑談をした。その中で、アランが「オレ、どうしてもわからないことがあるんだよ。どうして日本みたいなちっぽけな国が世界を相手に戦…

介護ロングステイ7年10カ月

介護ロングステイ7年10カ月 ■風邪が流行っている タイに来て7年10カ月が過ぎた。タイは雨季から乾季への季節の変わり目で自分の周りでも体調を崩す人が多い。しつこい咳と喉の痛み、が昨今の風邪の特徴だ。自分も10月に咳が止まらなくて少々苦しい思いをした…

日本大絶賛

日本大絶賛 ■日本礼賛番組 最近、「世界!ニッポン行きたい人応援団」、「すごいぞ日本」、「日本に来た外国人が驚いたこと」といったユーチューブを見ている。何かというと日本はダメだ、遅れている、果ては独裁のアベ政治は許さない、などという反日日本人…

初めての授業

初めての授業 10年前、ウズベクのバンクカレッジでやった最初の授業。読み返してみると突っ込みどころ満載であるが、自分なりに張り切って準備したことを思い出す。小見出しをつけ、一部カットして再録します。 ■ベンチャー論は経営学の一部 エー、まず皆さ…

グローバリズムの終焉

グローバリズムの終焉 ■荒れ模様 旧暦11月の満月の日がオークパンサー(出安居)。旧暦8月の満月の日からお寺に籠って修行してしたお坊さんが修業を終える日であり、仏歴上の雨季明けの日でもある。今年は10月16日、国民の祝祭日ではないが仏日であり、酒類の…

800号記念回想

800号記念回想 ■チリも積もれば 本号でタイで書き始めたブログが800号となった。確か500号をアップした時だったと思うが、友人から「チリも積もれば山となる」という激励メールをもらった。それからさらにチリを積み上げたことになる。八百というと「嘘八百…

アメリカ大統領選と為替

アメリカ大統領選と為替 ■当落予想の影響 最近の関心事は為替動向。海外に在住する退職者は通常、年金を現地通貨に換えて暮らしているわけだから、円高になれば交換する現地通貨が多くなり、円安に振れれば実質手取りが減る。ここ数年の経験で言えば、一万円…

ハッタリ人生

ハッタリ人生 ■できっこないと思っても 大会社にいたせいか、いろいろな仕事を経験した。同じ社内とか子会社であれば、文化は同じ、顔見知りや同期もいて教えてもらいながらでも何とか仕事はできる。でも全く毛色の変わった職業で、それまでの培ったノウハウ…

介護ロングステイ7年9ヵ月

介護ロングステイ7年9ヵ月 ■黒シャツ タイに来て7年9カ月になった。今月も我が家は何事もなく過ぎそうだ。メバーンのブアさん、ニイさんも機嫌よく働いてくれているし、母は嬉しそうではないが毎日ご飯を食べ、時にシャワーを浴び、大人しくベッドに臥せって…

崩御から2週間

崩御から2週間 ■タイの日常と日本の反応 大変不敬な話ではあるが、国王陛下のご不例が伝えられるたびにスーパーへ走ったものだ。目的はビールの買い溜め。もし崩御ということになれば1週間、もしくは1月ほどアルコール類の販売が中止になるという噂が流れて…

技術の進歩に驚くばかり

技術の進歩に驚くばかり ■ソロバン世代 もう今から20年以上前のことになるが、新入社員に質問された。「中西さん、パソコンが無かった頃、みんなどうやって仕事していたんですか」。ウーン、どうやっていたのかねえ。 自分が新入社員として配属された日に、…

心のゆとり

心のゆとり ■授業を休んで変わったこと 週2回、1回1時間のタイ語授業を受けていた。それを休んで半年になる。気が楽である。あ、明日は授業だ、と言う切羽詰まった気持ちにならなくていい。まだタイ語の勉強を続けている兄に、日曜の8時過ぎに「宿題やった…

タイ、戦後最大の悲しみ

タイ、戦後最大の悲しみ ■プミポン国王陛下、崩御 タイ国民が深く敬愛するプミポン国王陛下(88)が10月13日午後3時52分、入院先のシリラート病院で崩御された。 陛下は2014年10月3日からシリラート病院に入院。ご在位70年4カ月は現役の国家元首として最長だ…

孤独のグルメ

孤独のグルメ ■豊富な可処分時間 ここ10年、日本で長く過ごした期間と言えば、ウズベクでの教師生活を終えて帰国した2008年4月から翌年1月にタイに移住するまでの10ヵ月間である。兄と二人で母を介護した。忙しい毎日だったように思う。炊事、洗濯、掃除、買…

長期安定の軍政

長期安定の軍政 ■新憲法草案賛成多数 タイの選挙管理委員会は8月7日に実施した新憲法草案をめぐる国民投票の公式集計結果を発表した。賛成が61.35%、反対が38.65%で、プミポン国王の承認などを経て新憲法が成立する。投票率は59.40%だった。 暫定政権のプ…

北部タイ寄席芸能公演

北部タイ寄席芸能公演 ■チェンライで落語 在チェンマイ日本国総領事館から「北部タイ寄席芸能公演」のお知らせが来た。 平成28年10月3日~5日まで、チェンライ県、パヤオ県、チェンマイ県内の各大学において、公益社団法人落語芸術協会主催による北部タイ寄…

感謝して何が悪い

感謝して何が悪い ■どこが「北朝鮮みたい」なのか 9月27日付日刊ゲンダイから まるで北朝鮮 安倍首相所信表明に自民“総立ち拍手”の異様 「北朝鮮みたいだ」――と、小沢一郎氏が批判したのも当然だ。とうとう、この国は“将軍サマ”を個人崇拝する独裁国家のよう…

介護ロングステイ7年8ヵ月

介護ロングステイ7年8ヵ月 ■風邪を引いた 母は今月で91歳になった。チェンライに来て最初の誕生日、84歳の頃は少し回復したようで家の中を歩くようになっていたし、シルブリン病院の医師に手を合わせて「先生、いつもいつもありがとうございます」とお礼を言…

超高齢化社会

超高齢化社会 ■逃げ切り世代 週刊誌は、些細なことを大げさに取り上げて、あなたはひどい目にあう、日本の将来はない、といった善男善女を不安に陥れるような記事を書く。でもあなたは恵まれている、日本の将来は明るい、といった記事では販売部数は上がらな…

用語に注意

用語に注意 ■女中は差別用語 知人に介護生活を紹介していた時、自分の話を遮って彼が「今、女中と言ったけれどメバーンというべきではないか」と言った。口調から女中は差別用語じゃないか、という非難が読み取れた。女中は放送禁止用語となっている。でもこ…

祭りではなく女子大生

祭りではなく女子大生 ■アダムからの招待 サムヤエック村のブランコ祭りから帰った日の夜、パナセリのアダムから電話があった。明日、パナセリに来ないかという。アカ語の「イェクザ・アピュロウ(ブランコ祭り)」の単語が出てこなくて、はっきり確認はできな…