チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

Entries from 2011-01-01 to 1 year

ラヨーンからチャン島へ

ラヨーンからチャン島へ ■またバスを乗り継いで ラヨーンで3泊、このまま延泊してもいいかと思ったが、チェンライからチャン島にバスで行けるのかと友人が言っていたことを思い出した。ラヨーンからトラートのタンマチャ埠頭まで約200キロ、バスで行けない距…

2泊3日の入院

2泊3日の入院 ■健康診断 毎年、日本人会が希望者を取りまとめ、シルブリン病院で健康診断を実施する。個人で受診する場合、9900バーツかかるが、今年も日本人会の特別料金が適用され、5200バーツとのこと、それでもこちらの物価水準からすればかなり高額であ…

介護ロングステイ2年11カ月

介護ロングステイ2年11カ月 ■冬の低温で発熱 タイ人はタイにも冬はある、という。12月、1月は乾季であるが、最低気温が15℃を下回ることがあり、家畜や人間が凍死する。零下にならないのに凍死とはおかしいのだが、寒さで死ぬことには変わりがない。そうな…

ラヨーンの休日

ラヨーンの休日 ■ テレビを熱心に見る 家にいるときは食事時しかテレビを見ない。NHK国際放送のニュースが中心。NHK国際はどういうわけか中国礼讃の番組が多いのでスイッチをすぐ切る。それにテレビのあるリビングには母のベッドがあり、女中さんも一緒に寝…

ラヨーンでのんびり

ラヨーンでのんびり ■タークシン大王 ラヨーンはシャム湾に面しており、タイの東海岸リゾートの起点となる街である。見所と言うべきところはないが、18世紀に興ったトンブリー朝ただ一人の王であるタークシン大王ゆかりの地として知られている。トンブリー朝…

ラヨーンでリゾート気分

ラヨーンでリゾート気分 ■またもや長距離バス 長距離バスの発着するチェンライ新バスターミナルは自宅からバイクで数分のところにある。用はないが時折、バスターミナルに行く。別にふる里の訛りを聞きに行くわけではない。チケット売り場を見て、ああここか…

海の魚が食べたくて

海の魚が食べたくて ■チェンライの食べ物もいいけれど チェンライはシャム湾から800キロ以上離れている。新鮮な海産物はなかなか手に入らない。市内の大手スーパー、ビッグCでは冷凍のイナダ、サバが手に入るが、いずれも脂がなくパサパサしている。特にサ…

ソフトボールと山岳民族の子供達

ソフトボールと山岳民族の子供達 ■山の子供 ソフトボールの練習日は第2、第4日曜の月2回だ。会則も会費もないので、何人チームメイトがいるかわからない。練習会場の大学グラウンドにいってみないと、何人来ているかわからない。普通は平均年齢60超の日本人…

チェンライ観光案内 その5

チェンライ観光案内(その5) ■ メーサイのタオさん 4回にわたって、チェンセーン、ゴールデントライアングル、そしてメーサイという観光コースを説明してきたが、それほど詳しいわけではない。まだ自分の知らない見どころは多いのだろう。 優秀なガイドの…

介護ロングステイ 2年10カ月

介護ロングステイ 2年10カ月 ■家を空けても大丈夫 11月のロイクラトン(満月祭り)を過ぎ、チェンライも漸く乾季らしい爽やかな気候になってきた。朝の冷え込みは15,6度、タオルケット1枚では寒くて目が覚めてしまう。日中は30度近くにに上がることもあるが…

チェンライ観光案内 その4

チェンライ観光案内(その4) ■ ビルマ領タチレク ミャンマーはあまり外人の入国を喜ばない。ウズベクにしても北朝鮮にしても独裁色の強い国にはそういった傾向がある。メーサイからビルマ領タチレクに入国できても入国資格はビザでなく、エントリーパーミ…

チェンライ観光案内 その3

チェンライ観光案内(その3) ■ドンサオ島続き 島内は十数軒の免税土産店が並んでいるだけで食堂もない。この島で3本100B(250円)という超破格のウィスキーを売っている。タイ人の観光ガイドが購入するのを見て、自分も3本買って帰ったことがある。 1本は…

チェンライ観光案内 その2

チェンライ観光案内(その2) ■ゴールデントライアングル チェンセーンはメコン川に面している。上流の景洪からやってくる中国の小型貨物船がいくつか見える。対岸のラオス領に派手な建物が遠望できるが、これは中国資本で建てられたカジノである。メコン川…

チェンライ観光案内 その1

チェンライ観光案内(その1) ■3週間で4組 10月は弟一家、大学の後輩、ウィーンの元判事、娘とその友達と4組の来客があった。3週間、タイ語の授業を休み、テニスコートにもいかず、ほぼフルアテンドした。忙しかったが、みんなと、いろいろ話をしたり、市内…

タイから日本へ(THAI FOR JAPAN)

タイから日本へ(THAI FOR JAPAN) ■ タイ人っていいな バード・ソンチャイを知らないタイ人はいないだろう。タイの国民的歌手、彼のアルバムは2千万枚以上の売り上げがある。 東日本大震災に被災した日本を励まそうと、多くのタイ人とバードが協力して、THA…

バンコクの洪水とチェンライ

バンコクの洪水とチェンライ ■バンコクも冠水 タイは平たい国であるから川の流れはゆったりしている。アユタヤからバンコクまで100キロほどの距離がある。その間のチャオプラヤ川の高低差はわずか3.5センチだという。バンコクはもともと川が海に注ぎ込むデル…

ブログ更新500号を越え

ブログ更新500号を越えました ■みんなに支えられて500本 前号の「チェンライのテニス」で自分のブログが500本になった。書き始めたのは5年前、2006年4月、ウズベキスタン赴任直後。ウズベクで2年の間に217号まで書いた。数カ月のブランクを経て、タイでまた…

チェンライでテニス

チェンライでテニス ■日タイのプロテニス選手 日本の男子プロテニス選手として知られているのは松岡修造、錦織圭だろう。松岡修造は引退したが世界ランキング46位が最高。最近、錦織圭が日本人男子として史上最高の30位に浮上したとことが大きなニュースにな…

タイの洪水

タイの洪水 ■50年ぶりの歴史的大洪水 日本からたくさんの洪水見舞いのメールを頂いた。この場を借り、改めてお礼を申し上げたい。 NHKのニュースでもタイの工業団地が冠水している情景を見た。洪水-日本企業の被災-日本経済への影響、といった視点での…

介護ロングステイ2年9カ月

介護ロングステイ2年9カ月 ■富豪女中サオさん ブアに聞くたびにサオさんの資産が増える。最近では1千万バーツというから日本円で2500万円、日本の感覚で言えば2億円くらい持っているということになろうか。亡くなったご主人の遺産というが、豚は今高値だし、…

読書について

読書について ■チェンライの読書環境 本を読まなくなったのは図書館や書店がないからだろうと思われるかもしれないがそうではない。日本の書籍がチェンライでも読めないわけではない。 チェンライ郊外パーンにTさんという邦人が住んでいる。読書家である。毎…

読書の秋

読書の秋 ■秋の夜長 9月は異常気象かと思うほど残暑が厳しかったが、さすが10月に入ると気温が下がり、秋涼という形容がふさわしい気候になってきた。この頃になると書店には「読書週間に読むこの100冊」、「秋の夜長に読むミステリー50冊」、「本屋の店長お…

サッカーその後

サッカーその後 ■小川君 昨年はチェンライの地元チーム、チェンライユナイテッドの試合の観戦に何度も出かけた。日本青年小川君がチームで活躍していたからだ。日本でいう2部リーグのチームであったが、彼がチームに入った昨年後期、チームは殆ど負け知らず…

アカの食事

アカの食事 ■ハレの日は肉三昧 アカ族の食事ではご飯、スープ、生野菜(湯通しされていることもある)、肉の炒め物、茹で肉などが膳に並べられる。グラスにラオカオを注ぎ、簡単なお祈りをしてからこれを飲み干す。それから食事が始まる。原則、食卓につくの…

アカ族の葬式 8

アカ族の葬式(8) ■埋葬の日 葬儀最終日の5日目は朝から時折雨がぱらつく生憎の天気だった。朝7時過ぎに会場に行ってみたら、昨日庭の斜面につながれていた水牛が庭に横たえられていた。屠殺はかなり早い時間に行われたようだ。牛の頭を隠すように籾が山盛…

アカ族の葬式 7

アカ族の葬式(7) ■女性によるご詠歌 虎男が村中を走り回っている間、葬儀会場ではアカの民族衣装に身を包んだ老女たちが6,7人、車座になって歌を歌い始めた。リーダーの老女が羽子板ほどの、表面に縦横に線が描かれた板を持っている。板に書かれた「あみ…

介護ロングステイ2年8カ月

介護ロングステイ2年8カ月 ■母のベッドで 今月で母は86歳になった。もう86歳になったんだよ、と耳元で言うと顔をしかめる。年のことを言われると不機嫌になる。 今日も元気でよかったね、というと「そうですね」、朝、お早うと声をかければ、お早うと答えて…

アカ族の葬式 6

アカ族の葬式(6) ■写真撮影とアカの人 葬儀という厳粛な儀式の場に自分のような外人がやってきて無遠慮に写真を撮りまくるということは、決してアカの人々には好ましいことではなかったはずだ。自分としても初めは遠慮がちではあったが、サキ君、ピヤさん…

アカ族の葬式 5

アカ族の葬式(5) ■通夜 葬式2日目の朝から翌日の朝6時まで、夜を徹してピマの朗詠が行われる。葬儀のハイライトをなす部分で、ピマと遺族の体力も試される。 朝9時過ぎから単調なリズムに乗せてピマの朗詠が始まった。 PCレコーダが祭壇の上に置かれてい…

アカ族の葬式 4

アカ族の葬式 (4) ■山刀で楽器作り アカの男は、いつもはダラダラと朝から酒を飲んだり、賭けごとをしたり、でなければゴロゴロと寝ているものが多い。女が働き、男はまるでヒモ。例外はあるが東南アジアの男とはそういうものだ。しかし、男たちが、人が…