チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

Entries from 2012-01-01 to 1 year

介護ロングステイ 3年11カ月

介護ロングステイ、3年11カ月 ■ 総選挙終わる このところ、政治ニュースがさっぱり面白くない。総選挙が終わって、落ち着くべき所に落ち着いてしまったからだろうか。なんだ、民主党の体たらくは、と腹を立てていたころのほうが楽しかった。それにしても3年…

ラオス、アカ族の村を訪ねる 4

ラオス、アカ族の村を訪ねる(4) ■ ラオスについて ラオスは東南アジアで唯一、海を持たない国である。北に中国、西にミャンマー、東にベトナム、南にカンボジア、タイと国境を接する。日本の3分の2ほどの広さの国土を持ち、人口は約630万人。GDPは2011年の…

ラオス、アカ族の村を訪ねる 3

ラオス、アカ族の村を訪ねる(3) ■ガイドと会う このブログでは、自分の健康状態は書かないということをモットーにしている。でも先週、12月13日の骨折はアクシデントであり、こういった事故に遭遇する可能性は誰にでもある。また、足の裏が90度外側を向く…

テニスも授業も暫くお預け

テニスも授業も暫くお預け ■転んで骨折 13日の木曜日、いつものようにメーコック川の近くにあるコートに行った。乾季にしては珍しく、前の晩に雷雨があった。コートの一部に水が溜まっていたので、プレー前に仲間と水切りをやった。曇天で水の乾きは遅い。い…

ラオス、アカ族の村を訪ねる 2

ラオス、アカ族の村を訪ねる(2) ■ アランとの会話 ビヤラオはラガービールと黒ビールがある。ラガーに適量の黒ビールを混ぜて飲む。一段とうまい。オーストラリアではこういった飲み方をしないのか、アランは不思議そうに見ている。 ところで、昔から不思…

ラオス、アカ族の村を訪ねる 1

ラオス、アカ族の村を訪ねる(1) ■アランと再会 チェンライ国際空港のゲートからのっそりとアラン・スコットが現れた。長身だからすぐわかる。グリーンの長そでシャツにジーパン、大きなリュックを背負い、もう一つリュックを持っている。この恰好で山に入…

まだ民主党を応援するのか

まだ民主党を応援するのか ■ 選挙公示日の天声人語 第46回衆院選は4日、公示され、16日の投開票に向けて本格的な選挙戦に突入した。その12月4日付朝日新聞の天声人語を読んでみたが、どうも意味がわからない。 朝日新聞はホームページで「大学入試問題に非常…

アカ族の村を訪ねて 6

アカ族の村を訪ねて(6) ■大宴会とアカの踊り パナセリ最後の夜は、ふもとから私を迎えに来てくれたH夫妻とその友人、それから私のために、村を挙げての舞踊大会を催してくれた。その日は朝からアダムの家の炊事場に村人10名以上が集まって、豚肉を包丁で…

アカ族の村を訪ねて 5

アカ族の村を訪ねて(5) ■メーチャンタイ村の仏教寺院訪問 国有林で村人達が作業している中に、ぽつんと黄色い僧服の坊さんが立っていた。山の草木を払う時、悪いことが起こらないようお経をあげるために呼ばれたそうだ。名前はパヤップ、年は40位か。トヨ…

介護ロングステイ 3年10カ月

介護ロングステイ3年10ヶ月 ■旅から戻りました 11月24日に13日間のラオス旅行から戻ってきた。おいおい綴っていくことになろうと思うが、今回の旅は過酷だった。アランのトレッキングに付き合ってテニスどころではない日焼けをし、ろくな食事も取れなかった…

アカ族の村を訪ねて 4

アカ族の村を訪ねて(4) ■学校と子供(続き) メーナムカム・スクールは小学校の1年から中学3年生まで生徒数1500名の大きな学校である。山の斜面にいくつもの教室が点在している。低学年でも8時から16時までみっちり鍛えられる。休み時間に通りかかったら校…

アカ族の村を訪ねて 3

アカ族の村を訪ねて(3) ■アカ族の食事 食事時間になるとアダムが料理を並べたちゃぶ台をテラスに持って上がってくる。ちゃぶ台は目の混んだ竹ザルをひっくり返したようなもので卓がお盆も兼ねている。軽くて卓を汚してもざっと水洗いすれば済む。かなり重…

アカ族の村を訪ねて 2

アカ族の村を訪ねて(2) ■アダムの家 アダムの家は6人家族。母親(67歳)、奥さんムソ、長女ピヤ(11歳)、長男ソンバ(9歳)次女スルタイ(6歳)と暮らしている。アダムは37歳、郡役所にも勤めたことがあり、村人の信望は厚い。 家は高床式のアカ族様式だ…

アランとラオスへ 1

アランとラオスへ ■旅での出会い アラン・スコット、一昨年、世界遺産ルアンプラバンに行ったとき、タイとラオスの国境の町、フエサイで偶然出会ったオーストラリア人だ。(http://blogs.yahoo.co.jp/uzbekistan24/51406335.html) 年齢は50代半ば、もらった…

在留邦人を救えない国

在留邦人を救えない国 ■自国民を守る アメリカのチェンマイ総領事の講演の折、会場から質問が出た。例えば、中国とタイが交戦状態に陥り、一般の住民、在留米国人に生命の危険が及ぶとき、米国政府は何かしてくれるのか。 総領事は「アメリカは必ず、あなた…

パソコンで聴く音楽、観るドラマ

パソコンで聴く音楽、観るドラマ ■CDはもういらない 近頃はネットで音楽、映像をダウンロードできる。またDVDに録画されたテレビドラマ等も市販されている。タチレクあたりに行くと、おお、これは、というようなクラシック、オペラ、懐かしの名画のCD,DVDを…

ナーンの街で

ナーンの街で ■ワット・プーミン 9月にナーンに行った。目的はボートレース観戦だったが、1日中レースを見ているだけでは疲れる。レース会場を抜け出して、ワット・プーミン見物に出かけた。 前回3月に来た時は本堂の全面改修工事を行っていた。今回再訪し…

ハイシーズン

ハイシーズン ■乾季到来 陰暦8月の満月の日から11月の満月の日までお坊さんはお寺にこもって修行する。いわゆるカオパンサー(入安居)とオークパンサー(出安居)だ。この3ヶ月間は丁度雨季にあたっており、外を歩くと虫やミミズを踏み殺す、殺生の戒を破…

介護ロングステイ3年9カ月

介護ロングステイ3年9ヶ月 ■映画好きだった母 友人から映画のコピーソフトを大量にもらった。これで老後、時間を持て余すことはないと思う。コンピュータ画面上でスクロールすると「第三の男」、「禁じられた遊び」、「ローマの休日」、「カサブランカ」など…

ナーンのボートレース 4

ナーンのボートレース(4) ■やはりタイか 日本のボート大会ではにわか作りのチームが出てくる。漕いだ経験がない人がほとんどだから、舟はまっすぐに進まず、コースを外すは、パドルがムカデの足のように波打つはで、ほとんどレースにならない。それはそれ…

タイの社会ニュースから

タイの社会ニュースから ■今年も洪水か タイのニュースは、ちゃーお、ダコなど情報誌やネットで読むことができる。タイの3面記事を読むと、やはり外国に暮らしているのだなあという気持ちになる。 洪水時にぷかり タイ北部で「浮かぶ家」開発 タイ北部ピッ…

ナーンのボートレース 3

ナーンのボートレース(3) ■選手だけで千数百人? 本部で貰った資料によると、30人乗りの舟のレースには45チーム、40人乗り中型艇によるレースには34チーム、レースの花形、50人乗り大型艇には19チームが参加することになっている。 参加チーム数に乗艇人…

ナーンのボートレース 2

ナーンのボートレース(2) ■三度、ナーンへ タイ語でボートレースをケン・クルアという。ケンは競争、クルアは舟の意味だ。ジアップ先生の前で、ナーンのボート協会に電話をした。「エー、9月に大きなボートレースがあると聞いたのですが、どの日に開催さ…

タイ語の授業から

タイ語の授業から ■語学は鈍と根 兄が帰国して、またタイ語の授業が始まった。週3回、各1時間であるから、それほど語学力は付かない。語学をモノにするには鈍と根、とにかく時間をかけないとダメだ。一説によるとどんな語学でも1000時間勉強すると読み、書き…

ナーンのボートレース 1

ナーンのボートレース(1) ■ボートレースはいつ ナーンには2度行っている。最初は16世紀に建立された古刹、ワット・プーミンやナーン国立博物館を見物。2回目は県内のボークルアという3億年前の塩井戸を訪ね、塩を12キロ買ってきた。 ナーンは山に囲まれ、…

大御心と侍の気概

大御心と侍の気概 ■国と民を思う心 9月13日アップのレポート、「国難と自己犠牲」の中で蒙古襲来の折、朝廷と鎌倉幕府、そして御家人が一致協力して元、高麗、南宋の連合軍を打ち破ったと書いた。 時の亀山上皇、後宇多天皇は伊勢神宮、石清水八幡宮を始め、…

今月も無事に・・・

今月も無事に・・・ ■母の様子 日本にいた頃、ショートステイと言って泊まりがけで母を預かってくれるサービスがあった。その時は上野の美術館に行ったり、ゆっくり外食できたが、通常はちょっと遊びに、などということは難しかった。介護のほかに掃除、洗濯…

介護ロングステイ3年8カ月

介護ロングステイ3年8カ月 ■女中さん 富豪女中、サオさんの豪邸が完成したら彼女は我が家には来なくなった。1年以上勤めてくれたのに残念だ。 後任の女中だが、まず1月ほどジンさんという40歳位のシャン族の女性が来てくれた。母の面倒をよく見てくれたのは…

コラートのクメール遺跡 9

コラートのクメール遺跡(9) ■ピマーイ、パノム・ルン遺跡 旅行第一日目にピマーイ国立博物館、ピマーイ歴史公園を見学した。 二日目は市内のクティ・ルーシー(仙人の小屋)と呼ばれる寺院跡を見た。この礼拝堂はジャヤヴァルマン7世によって建てられたと…

コラートのクメール遺跡 8

コラートのクメール遺跡(8) ■パノム・ワン遺跡 はい、クメール王国の神殿遺跡、パノム・ワンに間違いございません。同じナコンラチャシマー県にあるピマーイ遺跡と同じく11世紀から12世紀にかけての建立。ヒンドゥー、バケン様式の伽藍配置、東向きに建っ…