Entries from 2006-08-01 to 1 month
バンク・カレッジ合格発表 学校は夏休み中であるので、生徒はまったく登校してこない。日本の高校だとクラブ活動があって休み中でも何人か生徒が登校してくるところだが、こちらの学校にはそもそもクラブ活動がない。午前中は涼しいのだから体育館や屋外のバ…
タシケント日本人墓地にお参り 戦後、スターリンの強制連行で60万人にも及ぶ日本人がシベリアに抑留され、6万人の尊い生命が失われたことは、日本人として決して忘れることのできない事実だ。そのうち、2万3千人の抑留者がウズベキスタンで強制労働に従事し…
バンク・カレッジ入学試験 例によって前日に、ベク君が「明日、カレッジの入学試験です。学校へ来ますか」と言う。試験監督見習いということで参加してみることにした。 当日、朝7時半に学校についてみると、校門の近くには車がたくさん駐車しており、父兄に…
カイコ録 ウズベキスタン蚕糸研究所派遣のシニアボランティア(SV)、I さんはいつも白いチノパンにパリッとしたシャツを着込み、背筋がぴんと伸びたダンディな紳士だ。色は浅黒く、引き締まった体型、と言ってもウ国にいるSVは程度の差こそあれ、誰で…
日本紹介巡回展 8月の中旬、隊員が中心になって「日本紹介巡回展~日本を知っていますか?」がタシケントの日本センターで5日間にわたって開催された。 世話人のI隊員は言う。「この巡回展はウズベクの人々にもっとよく日本を知ってもらいたい、たくさんの人…
日本センターで起業論の口演 日本センターは正式名称を「ウズベキスタン・日本人材開発センター」という。JICAとウズベキスタン対外経済関係・投資・貿易省との共同プロジェクトのNPO法人。日本の経済発展の経験を生かしたウズベク人材の育成および両国の文…
大学入試 8月1日に全ウズベキスタンの大学入学試験が行われた。この国には私立大学はなく、国立大学一本で滑り止めはないから、この統一試験日に受験生はすべてをかける。この日、いつものように学校へ行こうとマシュルートカ(8人乗りの乗り合いバス)に乗…
サマルカンドへ行くその4 (ザラション川で泳いで機嫌がよくなる) 日本人は水があるとすぐ裸になって泳ぎだすという。あまり肌を人目にさらさない東南アジアでは、だから日本人は評判が悪いのだなどといわれている。しかし40度を超える気温の中にいると、も…
サマルカンドへ行くその3 (炎熱の中の行軍、すっかり不機嫌になる) ベク君はサマルカンド外国語大学に在籍していた時、アルバイトで観光ガイドをしていた。市内の観光案内は任せてください、と胸を張る。朝8時半出発。村からサマルカンド市内まで小型バス…
サマルカンドへ行く その2(ベク君の故郷、タラボタ村) 日頃、おとなしいベク君も久しぶりの故郷ということで家族、親戚、友人と抱きあって再会を喜んでいる。こちらは握手攻めだ。これがおじさん、これが姉さんとその連れ合い、従兄弟、姪、甥、いろいろな…