チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

ラヨーンの休日

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ラヨーンの休日

■ テレビを熱心に見る
家にいるときは食事時しかテレビを見ない。NHK国際放送のニュースが中心。NHK国際はどういうわけか中国礼讃の番組が多いのでスイッチをすぐ切る。それにテレビのあるリビングには母のベッドがあり、女中さんも一緒に寝ているので、長時間見るわけにもいかない。

ホテルではベッドに寝転がってタイのニュース番組をよく見た。パチパチとチャンネルを変えても文句を言う人がいないのもいい。丁度、バンコクに洪水が迫っている時期で、テレビは洪水の話で持ちきりだった。ニュースも一種のショーだから、どこの局も水浸しの被害を受けている情景ばかり放映している。アユタヤ方面からじわじわと洪水が迫り、1日5cmの割合で水かさが増している。どうにも防ぐことはできない。アナウンサーやレポーターは興奮気味だが、実際に水の中を歩いている人達はどこかのんびりしている。王様が「国民は洪水を受け入れよ」という談話を発表されたからだろうか。

タイ語のジアップ先生はこの時期、妹さんの結婚式参列のため、バンコクへ行っていた。ワニ園から逃げ出したワニがいっぱいいるし、また逃げ場を失った蛇が水の中をニョロニョロ泳いでいる、息子のミルクも品切れというからバンコクなんか行きたくない、と言っていた。実際ワニに噛まれて100針縫ったという記事や、大きなニシキヘビの死体が梯子にひっかけられている画像も見た。

しかしあとで先生に聞いてみたら、バンコク滞在中、洪水の影響は全くなかったという。バンコク全都が水浸し、ということではなかったようだ。12月中旬現在、洪水の話はすっかり忘れられている。責任を追及されていたインラック首相バンコク都知事も一安心というところだろう。

■PC無しの旅行者は時代遅れ
UBスティックに入れてきたウェッブ・アドレスを開いて、日本のニュースやラヨーンの旅情報を確認しようとした。ところが、ホテルにあるPCでは自分のUBスティックが開けない。ホテル支配人の娘さんがPCに詳しいというので、いろいろトライしてもらったがダメ。この女子高生に「貴方、小型PCを持ってないの」と言われてしまった。ホテルのみならず、一般のレストランにまでWi-Fiが完備されていて、今時、Ipadとかラップトップを持ち歩いていないのは旧人類に属するらしい。

海沿いを走ってみてもインターネット・カフェを探すのに苦労する。数年前の観光地には何処にでもあった。やっとインターネット・カフェを見つけても、お客はタイの中学生や高校生ばっかりで、大音量でどぎつい戦闘ゲームをやっている。スピーカーだけでなく、本人達も奇声、歓声を上げるので喧しいことこの上ない。

ネットをするのに1分いくらの代金を払うというのも、面白くない。ニュースやお気に入りのブログを読んだり、メールに返事を書いているとあっという間に1時間くらいたってしまう。おまけに日本語環境になっていないものだからメールの返事を英語、相手によってはローマ字で書かなければならない。大変失礼にあたる。次回旅する時はIpadは無理にしても、アンドロイドタブレットくらいは持っていきたいものだ。
気分的には投資効果は充分あると考える。

■シーフードを満喫
ネットなどせず、ゆっくりテレビを見たり、プールサイドで読書、疲れたら昼寝、とのんびり過ごせばいいのだろうが、持ち前の貧乏性、1日300バーツで借りたバイクが気になる。タイのレンタカー、レンタバイクは1日いくらの固定費を払うだけでいい。何百キロ、何千キロ走ろうとレンタル代は変わらない。客が少ないためホテルのレストランは休業、外食よりほかはない。食事のたびにバイクで遠出する。

海沿いの3145線をバイクで行ったり来たりしながら、混んでいるレストランを探す。
サメット島への渡し舟が出ているバンペーあたり、それからラヨーンから35キロほどチャンタブリ寄りにあるナイスビーチというところにシーフードレストランが固まっている。ナイスビーチには朝から午後にかけて漁師の屋台鮮魚店が出る。屋台の後ろの砂浜に調理場とテーブルがあって、買ったばかりの魚介類を料理してくれる。生きたイカも売っていたからイカ刺しも味わえる。

海鮮料理というようにエビや魚は鮮度が命、どんなん料理法でも不味いはずがない。それじゃ、エビと、イカと、鱸はフライにして・・・などと頼んでも一人では注文する皿数が限られる。金に糸目をつけない、と豪語したところで、お腹一杯たべてせいぜい1500円、このくらいの金額なら始めから糸目などない。こうして淡々と、またつましく休日が過ぎていく。


写真は上から「鱸フライ」、「イカ焼き」、以下は浜の鮮魚屋の様子。