チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

スリランカ旅行(4)

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スリランカ旅行(4)

スリランカ世界文化遺産
スリランカには世界文化遺産が6つある。カッコ内の年号は世界遺産に認定された年。

1.アヌラーダプラ(1982年)
2500年以上前に築かれたスリランカ最古の都。

2.ダンブッラ石窟寺院(1991年)
2100年前に自然の洞窟を利用して造られた石窟寺院。

3.ポロンナルワ遺跡群(1982年)
11世紀から13世紀にかけてシンハラ王朝の都として栄えた。巨大な仏教都市。

4.シ-ギリヤロック(1982年)
1500年前、狂気の王・カーシャパによって築かれた岩山の王宮跡。シ-ギリヤレディのフレスコ画で有名です。

5.聖地・キャンディ(1988年)
シンハラ王朝最後の都として300年以上繁栄。お釈迦様の歯を祭る仏歯寺があるスリランカ人にとって最も神聖な地。

6.ゴール旧市街と要塞(1988年)
ポルトガル、オランダと植民地時代の面影が残る町。

自分とIさんは6つ全てを8日で、娘は5日でゴールを除く5カ所を回った。
スリランカの北中部のアヌラーダプラ、その南東のポロンナルワ、島中央部のキャンディを結ぶ三角形が文化三角地帯(Cultural triangle)と呼ばれ、この三角形の中にシーギリヤ、黄金寺院のあるダンブッラ、ミヒンタレー、ナーランダなど、スリランカで重要な遺跡が集中している。日本からのツアーの中には2泊3日で世界遺産3つを回る弾丸旅行があるが、それができるのも世界遺産が5つ集中しているお陰である。

バンコクからコロンボ
さて、 大阪からスワンナプーム空港に着いた娘はコロンボ行きの便を6時間待つ。自分とIさんは同じコロンボ行きの便を予約してある。空港ではラインがつながる。お陰で出国審査を終えた我々と娘はスムースに再会を果たす。空港内の飲食店は目が飛び出るほど高い。街で40B弱で買える缶ビールが135Bもする。
但し3階にあるNewsという店では1缶48Bとまあ許せる範囲で買えるけれど。
コロンボ行きは22時15分発だ。それまで空腹を我慢することはできない。それで、チェンライの行きつけのタイ料理店で購入してきたガイヤーン(焼き鳥)、ムーヤーン(焼き豚)、並びにカオニャオ(もち米)で軽く食事を済ませ、コロンボ行きの便を待つ。ボーイング777はほぼ満席、9割が色の黒いスリランカ人だ。

コロンボ到着は深夜0時10分、入国審査に時間がかかり、ホテルからの出迎えの車に乗ったのは午前1時を過ぎていただろう。車はコロンボ空港から北へ35キロ離れたニゴンボへと向かう。

かつてニゴンボは、シナモン貿易基地として栄えたそうだ。ポルトガル、オランダの支配下で重要な港として扱われ、ポルトガルからはキリスト教が伝えられた。今でも住民のほとんどがキリスト教で、町の到る所に立派な協会が建っている。
ニゴンボは、スリランカで一番初めに開発されたリゾート地で、大規模なリゾート・エリアのひとつとして知られている。海岸には多数のホテルやレストランがあり、価格は比較的リーズナブル。旅行者に必要な設備はすべて揃っているので、とても快適、とガイドブックにはある。Iさんがニゴンボにあるラ・グランデ・ホリデイ・リゾートというホテルを予約していた。オーナーも従業員も日本語が流暢。オーナーの娘さん、ナオミさん(19歳)が旅行計画の立案や列車、ホテルの手配に力を貸してくれたそうだ。

■海と魚の街
スリランカ最初の朝はニゴンボで迎えた。さっき寝たと思ったら朝だった、と感じたがホテルに着いたのが午前2時近くだったのだから仕方がない。ホテルから海辺まで歩いて2分の距離だった。朝日を浴びて帆掛け船が走っている。砂浜をジョギングしているファランもいる。砂浜に沿って大小のホテルが並んでいて確かに大規模ビーチリゾートである。

朝食後、漁港に行ってみた。漁師が地面にシートを敷いて獲りたての魚を売っている。土曜日毎に築地市場に通っていた時期がある。鮮魚と見れば眼の色が変わる。ニゴンボの市場はエビ、カニイカ、鯵、鰯、カマスなど種類も豊富だ。口をパクパクさせている舌平目もあった。仏蘭西料理では舌平目は高級魚とされる。包丁と醤油、それに時間がなかったのが残念だった。20センチほどの鰯の腹を指で取り、浜一杯に並べて干していた。目刺ではないか。七輪はないものか。

刺し網についたイリコほどの鰯の頭を取って干していた。その小鰯を生で食べさせてもらった。甘い。娘は後々、スリランカで美味しかった食べ物の筆頭にこの小鰯を挙げていたくらいだ。

どんな料理でも此の鮮度なら美味しく食べられる。港に焼き魚の屋台でも出ていないかと探したが無駄であった。いつかこの街に長逗留して刺身や焼き魚をいやというほど食べてみたい。