チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

Entries from 2015-01-01 to 1 year

雨宿りと翻訳

雨宿りと翻訳 ■ 音楽を聴きながら 3300キロ余りを走って、ツーリングの爽快感を味わえたのは主としてタイに入って走った約1000キロだろう。何しろ道路が格段に良くなって、危険を感じることが少ない。英文の案内板もある。 ツーリングに行く直前に、フォルツ…

ツーリングに慣れる

ツーリングに慣れる ■陥没個所に注意しながら バイクツーリングの時、どんなことを考えるか。何も考えない、心が解放され、無心の境地に至る、という人がいる。「ツーリング禅」を説くライダー僧侶さえいる。 ラオスでは無心どころか、ほとんど心の余裕がな…

介護ロングステイ6年4カ月

■変わらぬ生活 チェンライに来て6年4カ月が過ぎた。母の生活はここ3年、全く変化がない。朝、8時過ぎにベッドから長椅子に移り、清拭と着替え、朝食、食後、暫く長椅子で休んでから再びベッドに戻る。午前中は寝ていることが多い。食事のとき以外はずっとベ…

メコンに沿って走る

メコンに沿って走る ■メコン河 旅の2日目、北ラオス、サナブリ県でメコンを渡った。4号線のパックコン・サドゥア橋である。全長620m、2013年完成、それまでは渡し船しかなかった。メコン河は全長4350km、東南アジアで一番長い川だ。因みに日本で一番長い信…

ラオス縦断(2)

ラオス縦断(2) ■ひたすら走る Nさんと概ね8時にGHを出発する。それからはバイクでひた走る。休憩は殆ど取らない。国道沿いの適当な店でソバあるいはチャーハンといった簡単な昼食をとり、10分も休むと再び走り始める。NさんのPCX150にはGPS対応の距離計が…

ラオス縦断

ラオス縦断 ■ラオス概観 ラオスはアセアン10カ国のうち唯一の内陸国で、北は中国、東はベトナム、南はタイ、カンボジア、西はミャンマーと国境を接する。国土の4分の3が高地、山岳地帯で「山と森の国」ともいわれる。 海がなくて山の国というと長野県とか岐…

ラオスより帰還

ラオスより帰還 ■11日間で3332劼鯀? ラオス縦断の旅から無事帰還した。4月23日出発、5月3日帰宅。総走行距離3332辧9眤道路利用で東京から鹿児島までの距離が1340劼箸いΔら東京-鹿児島を往復して、そのまま青森まで行ったほどの距離を11日間で走破したことに…

水掛けその後

水掛けその後 ■ラオスをスクータで この原稿がアップされている頃、まだ旅行中かもしれない。予定では4月22日に家を出て、隣県ナーンのフアイコンからラオスに入り、国境の街、サナブリに一泊、次の日に首都ビエンチャンを目指す。それからはラオスをメコン…

ウズで書いたブログから(2)

「ウズベクのバザールから」2006年10月16日アップの原稿に加筆して再録。 宿題 ■成績の付け方 ウズベクの学生にテストをすると必ずカンニングをする。だからテストで全員に同じ問題を出題するというのは論外だ。みんな同じ答えでカレッジのテストの意味が無…

ウズで書いたブログから(1)

4月22日から約2週間の予定で友人とスクータでラオス旅行に出る。前後の日程からみて6本の 原稿の書きだめが必要であるが、今の自分にとっては100mを12秒で走る方がまだ易しい。 というわけで、GW中の原稿2本はウズベクで書いた原稿を再録させて貰うことに…

介護ロングステイ6年3カ月

■ 床ずれの心配 母の状態は相変わらずである。よくもなく、悪くもなく落ち着いた日々を送っている。食事、トイレの時以外はベッドで寝ている。寝てばかりいると床ずれができる、と本に書いてある。 床ずれは、医学的には「褥瘡」(じょくそう)という。「褥…

やらずぶったくりの国ばかり

■委任統治領 第一次世界大戦後、戦勝国の一員となった日本は1920年に設立された国際連盟の常任理事国になった。 古来より、戦勝国は敗戦国の領土を自由に山分けしてきたわけだが、20世紀にもなると山分け方式に、いくらか文化的口実をつけるようになった。国…

怪しいことの健全さ

怪しいことの健全さ ■入信の誘い チェンライの大型スーパー、ビッグCの駐車場で白人青年に声を掛けられた。2人連れ、長ズボン、半そでワイシャツにネクタイ、小ざっぱりした服装だ。 ここまで読んでああ、とわかる人は多いだろう。タイでモルモン教に勧誘を…

涼しいソンクラン

涼しいソンクラン ■ソンクラン 13日から15日がタイ正月ソンクランで国民の休日、11,12日の土日を入れて5連休。今年のソンクランは涼しいですね、とあちこちで聞いた。連休期間中、チェンライの天気を見ると最低気温が20度前後、最高気温はせいぜい31度で、1…

普通の国

普通の国 ■孫子の代まで大丈夫か カナダからメールを配信してくれる退職教授がおられる。先生のメールを本ブログに転載させて頂いたことがあり、先生も自分のブログを転載して下さったことがある。 最近の配信に以下のような文章があった。 「私の余命がそう…

天皇皇后両陛下ペリリュー島ご訪問

天皇皇后両陛下ペリリュー島ご訪問 天皇皇后両陛下は、本日、4月9日にペリリュー島で西太平洋戦没者の碑と米陸軍の慰霊碑にそれぞれ供花される。 昭和19年11月、島を守る1万500名の日本軍は2カ月半の戦闘の末、玉砕した。日米双方の死傷者は2万1千名を数えた…

日タイ、コンサートの違い

日タイ、コンサートの違い ■飲みながら シンハパークで開かれたアサニ―・ワサンの野外ライブコンサートに2万人以上の観客が集まったが、驚くほどの動員数ではない。2000年8月に茅ヶ崎公園野球場で開催された「サザンオールスターズ茅ヶ崎ライブ、〜あなただ…

ロックコンサート再び

ロックコンサート再び ■5年ぶりの公演 ジアップ先生から珍しくメールが来た。アサニー・ワサンのライブが3月末にチェンライで開かれるという。アサニー・ワサンはタイを代表するロックフォークデュオ。5年前のチェンライ公演に行ったことがある。その後、こ…

待望の雨

待望の雨 ■煙害の季節終わる 1週間前の3月23日に待望の雨があった。ほぼ4カ月ぶり、雷を伴い、一晩で20-30mm降ったようだ。晴れが続けば雨を願い、長雨が続けば、スカッと晴れないかな、と人間勝手なものであるが、乾季の終りを告げるこの日の雨は嬉しかった…

介護ロングステイ6年2カ月

■風邪で入院 チェンライの3月は乾季から暑季へという季節の変わり目、午後は30度を越える暑さとなるが、朝は15度以下に下がる日もある。1日の温度差が20度を越える日が珍しくない。東京で日中の寒暖差20度、例えば朝は氷点下、午後は20度前後と言う日があっ…

反国家的報道機関

反国家的報道機関 ■外国に暮らしていると思う時 3月18日のニュースクリップより。 路上検問でタイ人男性死亡、中大型バイク愛好家グループが抗議 14日夜、タイ東部チョンブリ県シラチャーで、警察の路上検問で大型バイクが転倒して運転していた会社員のタイ…

大型二輪と中高年

大型二輪と中高年 ■リターンライダー 若い頃にバイクに親しんだ中高年層が再び乗り始める「リターンライダー」が増えているという。中高年層は金持ちだ。 総務省の家計調査によると、平成25年の1世帯当たり貯蓄現在高は、2人以上の世帯では1739万円…

日頃の足

日頃の足 ■チェンライは車がないと チェンマイであったら、街中にトゥクトゥクが走っているので、どこにでも行ける。車やバイクを持っていなくても暮らせるだろう。メータータクシーが増えてきたが、やはりチェンライでは自分の足、車かバイクがないと暮らし…

老いの繰り言

老いの繰り言 ■邦人救出の政府方針 このところ、有益なコメントを寄せて下さる方が多く、大変嬉しい。お返事を躊躇しているのは、多分、内容はブログの繰り返しで、偏屈な年寄りが悲憤慷慨しているだけ、という格好になるからだ。これを老人の繰り言という。…

結局は自己責任

結局は自己責任 ■海外邦人の保護 前号で「コブラ・ゴールド」を少し紹介した。コブラ・ゴールドとは東南アジア最大級の多国間共同訓練(軍事演習)で米軍とタイ軍の主催で1982年から毎年行われている。日本の自衛隊は2005年から連続10回参加している。昨年の…

良いところも悪いところも

良いところも悪いところも ■住みやすい国だが・・・ 前号で日本はいい国だ、と書いた。そんなことはない、過去にはアジアを侵略したし、今は格差社会、日本はひどい国だ、ちゃんと監視していないと、またとんでもないことをしでかす、と言う人がいる。安倍首…

力なき正義は無意味

力なき正義は無意味 ■こんなにいい国はない 新年最初のブログに「今年も世界から妬まれ、慰安婦問題、南京大虐殺のいわれなき非難にさらされるであろう。誰が、どういう意図を持って日本を貶めるのか、今年もブログのタネは尽きない」と書いた。 安全で、豊…

まもなくローシーズン

まもなくローシーズン ■野焼きから暑季へ 2月も下旬となり、日中の最高気温が30度を越える日が多くなってきた。でも最低気温は12度ほど。朝はTシャツの上に1枚羽織らないと寒い。暖をとる手段が無いので寒さ対策は重ね着だけが頼り。 知人の話だとこの時期、…

介護ロングステイ6年1カ月

介護ロングステイ6年1カ月 ■母のパスポート チェンライに暮らし始めて7年目に入った。こちらに来る前に医者に3カ月くらいでお亡くなりになります、と言われていたので、5年有効の青色表紙のパスポートを取った。ところがチェンライの気候がよかったのか、女…

頑張らない風土(4)

頑張らない風土(4) ■頭の中身は変わりない 国籍や肌の色によって頭の良さは違うか。決してそんなことは無い。筑波大学の経済博士号を取ったタイ女性と会ったことがある。性格もさることながら言葉の端々に彼女の明晰さが見て取れた。ウズベクに法科大学と…