チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

力なき正義は無意味

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力なき正義は無意味

■こんなにいい国はない
新年最初のブログに「今年も世界から妬まれ、慰安婦問題、南京大虐殺のいわれなき非難にさらされるであろう。誰が、どういう意図を持って日本を貶めるのか、今年もブログのタネは尽きない」と書いた。

安全で、豊かで、清潔で、軍事力を持っていても自制的で外国人はもちろん国民を殺害したこともなく、文化が高く、国民の品格は海外から高く評価されている。頼りになる国、信頼できる国のトップクラスはいつも日本である。
決断力に欠け、国民の信を失ったオバマ、ユーロ問題、移民問題で頭の痛いメルケル、オランド、経済崩壊に怯える習近平、経済悪化、米中のはざまで動きのとれない朴槿惠、世界中で政権基盤の脆弱な指導者が多い中で、唯一、先進国で安定している首相は安倍さんだけだ。これで日本を妬むな、やっかむな、と言っても無理だろう。 
 
世の中、出鱈目であろうと、他を貶めるとその分だけ自分が偉くなると思う人がいるが、こういった品のないことを行う国があるのは事実。

王毅中国外相の国連演説
国連安全保障理事会は2月23日、国連創設70年などを記念した公開討論会を米ニューヨークの国連本部で開いた。中国の王毅外相は演説の冒頭で「戦後70年間、国連の創設メンバーで、安保理常任理事国の中国は、常に国連憲章の精神に従い、国連の役割を支え、平和と安定を守ることに尽くしてきた。今日の開かれた討論会が、反ファシスト戦争勝利と国連創設70年の記念の序幕」とし、中国が「最終的な勝利のため、重大な歴史的な貢献」を果たしたと主張。第2次世界大戦後に、国連憲章が果たした意義を強調した。
その上で「反ファシズム戦争の史実は既にはっきりしているのに、真実を認めることをためらい、さらに裁定を覆し、過去の侵略の犯罪をごまかそうと試みる者がいまだにいる」と国名は上げないものの日本を非難した。

日本がファシスト国家であったかどうかには異論があるが、先の大戦で中国が「最終的な勝利のため、重大な歴史的な貢献を果たした」とはよく言ったものだ。八路軍大東亜戦争当時、土匪もどきで、日本と戦っていない。せいぜいゲリラ的に輜重隊を襲った程度。これには台湾政府も日本と戦ったのは国民党であって、中共ではないと抗議している。それに日本は米国には負けたが、中国戦線ではずっと有利に戦いを進めていた。

また、中国が国連の創設メンバーであったとは初耳だ。中国が台湾の中華民国に代わって国連の加盟国になったのは1971年では無かったか。

国連憲章を遵守してきた?
中国は、常に国連憲章の精神に従ってきたというが、チベットウイグル、モンゴルの弾圧は国連憲章第一条の「人種、性、言語又は宗教による差別なくすべての者のために人権及び基本的自由を尊重する」という精神とどう符合するのか。人民解放軍は人民の解放どころかどれだけの自国民を殺傷してきたのか。

また南シナ海東シナ海の問題を、国連憲章第一条の「国際的紛争、又は事態の調整、又は解決を平和的手段によって且つ正義及び国際法の原則に従って実現する」よう努めてきたというのか。朝鮮戦争、中ソ、中印紛争、ベトナム侵攻、これは平和的手段だったのか。「侵略の犯罪をごまかそうと試みる者」とは中国自身ではないか。未だに「平和と安定を守」ろうとせず、中東、アフリカ、中南米に武器を売りつけている国の一つは中国ではないか。今でもラオスカンボジアで中国製の地雷によって足を吹き飛ばされる農民は少なくない。この地雷の除去作業を行っているのは日本のNGOである。

「戦後70年間、日本は平和で自由で民主的な国を構築し、近隣諸国、アジア諸国の発展のため支援し、貢献してきた。こうした日本の歩み、正しい日本の姿を発信していきたい。オールジャパン態勢で行っていくことが大事だ」と菅官房長官は語っているが、中国は歯牙にもかけないだろう。

■力が正義
歴史観は国際政治を見る上で大切だ。どの国も力がつけば他を侵略するという歴史を持つ。白人国によるアジア、アフリカの植民地化は正義の名による侵略だった。中国も歴史的に国力がつけば膨張した。日本が援助して豊かになれば中国は必ず民主化する、と1970年代から日中友好が喧伝され、多額のODAが投入された。結果、経済力の付いた中国は人権を重んずる民主国家になったか。力は正義で、正義が力ではない。王毅外相の国連における演説はそれを物語っている。古今東西、「力は正義が世界標準」であることを理解すれば、おのずと日本の取る道は決まるのではないか。

妬み、嫉み、悪口雑言は気にせず、安倍さん、頑張って下さい。