チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

生活と文化

北部タイ寄席芸能公演

北部タイ寄席芸能公演 ■チェンライで落語 在チェンマイ日本国総領事館から「北部タイ寄席芸能公演」のお知らせが来た。 平成28年10月3日~5日まで、チェンライ県、パヤオ県、チェンマイ県内の各大学において、公益社団法人落語芸術協会主催による北部タイ寄…

超高齢化社会

超高齢化社会 ■逃げ切り世代 週刊誌は、些細なことを大げさに取り上げて、あなたはひどい目にあう、日本の将来はない、といった善男善女を不安に陥れるような記事を書く。でもあなたは恵まれている、日本の将来は明るい、といった記事では販売部数は上がらな…

日々の暮らし3題

日々の暮らし3題 ■タンブン タイの電圧は220Vである。結構、感電事故は多いらしい。日本ならビリッときて、ああ驚いた、で済むがこちらでは体に電気が通ると1週間くらい寝込むことになるという。家電製品は中国製が多いからすぐ壊れる。扇風機は7年で10台く…

チェンマイ戦没者慰霊祭

チェンマイ戦没者慰霊祭 ■終戦記念日 8月15日は71回目の終戦記念日だった。最近は「終戦記念の日」というらしい。敗戦記念日と呼ぼうという人もいるが、いずれにせよ、71年前に先帝陛下の大東亜戦争終結の詔書が発せられた日である。 昔、8月15日を国民の休…

思いこみ

思いこみ ■自分ができれば 誰でも自分を基準として考える。だから自分ができることは他人もできると思いこむ傾向がある。半世紀も前、体育の授業で行進曲にあわせて歩いていた。隣のN君が曲に合わせて、ドソミソ、ファミレとか口ずさんでる。驚く自分に、彼…

脅しを見破るために

脅しを見破るために ■好感度の高い日本 このままでは日本はダメになる、が野党の合言葉である。戦後71年、日本はダメになったどころか、世界から仰ぎ見られる経済大国、道義大国になっている。日本に好感を持つ国は少なくない。公益財団法人新聞通信調査会が…

他山の石

他山の石 ■なんでこんな人を 方丈の庵に籠り、世の無常を斜めに見る余生を送っていれば、生き恥をかかずに済んだものを、と鳥越氏のために残念に思う、と結んだ原稿をアップしたのは7月21日だった。週刊文春に12年前の淫行が暴露される前に書いたが、その後…

1年ビザの更新

1年ビザの更新 ■「前と同じ」とは限らない 7月はビザの更新月である。タイに住む以上、タイ政府からタイに住んでよい、という許可がいる。これを査証(ビザ)という。自分は年金ビザ、有効期間は1年、毎年更新する必要がある。ビザは相互主義である。日本はタ…

参議院選挙が終わった

参議院選挙が終わった ■売国政党 タイに住んでいるせいか、世界地図の中の日本列島をいつも想起する。日本の領土をすでに不法占拠、あるいはこれから占拠しようとしている国はどこか。先頃の安保法案改正は、自分から見れば、これで本当に国を守れるのでしょ…

独裁政権とは

独裁政権とは ■参院選終わる このブログがアップされている頃には、参院選の結果が出ていることだろう。昔から開票状況をみるのが好きだった。今は、コンピュータを駆使したり、出口調査等で早々と当落がわかってしまう。他局に先駆けて、どれだけ早く当確を…

品格のない老人が増加中?

品格のない老人が増加中? ■ネットの書き込みから 最近は犲禺圓茲蟾睥霄圓諒?マナーが悪い瓩箸いΠ娶があるようだ。少し前は、公共の場で配慮ができない存在といえば「若者」が定番だった。「最近の若いもんは」とはいつの時代も年配者が若者の姿を憂えていう…

英国のEU離脱

英国のEU離脱 ■円高になった 当地に在住する年金生活者の関心ごとは、1に為替、2にビザ問題、3,4がなくて5に健康、あるいは人によっては異性関係といったところか。 1月くらい前までは、顔を合わせると、ずっと円安で困りますね、というボヤキが聞かれたも…

円高期待

円高期待 ■為替は水もの 誰にとっても損得は大きな関心事だ。恥ずかしながら異国に侘び住まいする自分とて、お金は大事だよ、という気持ちは強い。唯一の収入、年金は円で頂いているから、それをバーツに交換して日々の糧をあがない、細々と命をつないでいる…

停電と感電

停電と感電 ■停電 チェンライでは時折、停電がある。空がまっ黒になり、大雨の中、轟音とともに雷が落ちる。スゴイ雨だな、とパソコンに向かっていると、ストンと灯りが落ち、画面が消える。こうなると何もすることがない。スコールのあとの停電はせいぜい1時…

暑季から雨季へ

暑季から雨季へ ■暑かった 4月から5月中旬にかけての暑さは異常だった。気温40度越えの日が続くと体も頭もどうかしてくる。日中40度でも夜から朝にかけて22-23度に気温が下がる。だからチェンライには熱帯夜はない。ただ我が家の2階は西日が当たるため、西…

謝罪よりも赦し

謝罪よりも赦し 前々号の「そんなこと言ってもね」で原爆投下の謝罪を求めない日本人の民度の高さについて触れた。その後、門田隆将さんのブログを読み、自分の直感の正しさを確信した。多くの方に読んで頂きたく、そのブログを転載させて頂く次第である。 …

誇り高き日本人

誇り高き日本人 ■勝負師升田幸三 中公文庫に棋士升田幸三の「名人に香車を引いた男」がある。元は週刊朝日に連載された自伝で、升田が喋りまくったものを記者がまとめたものという。この本の中のエピソード、GHQに呼び出された升田が居並ぶ米軍将校をやりこ…

今年のソンクラン

今年のソンクラン ■心よりお見舞い申し上げます 4月14日に発生した地震、並びに頻発する余震、降雨により熊本県を中心に甚大な被害が発生している。 亡くなられた方々の御冥福をお祈りし、被災された皆様にお見舞いを申し上げるとともに、一刻も早い被災地の…

ハンドルの遊び

ハンドルの遊び ■カリビアン カリビアンことスズキのジムニー、1300奸1989年製は健在である。ほとんど毎日乗るし、時には長距離ドライブにも行く。5段変速、ギア比をうまく使わないと、車のほうでそれじゃやってられませんよ、とギヤ鳴りで文句を言ってくる…

風土と政治

風土と政治 ■和辻哲郎の「風土」 和辻哲郎の「風土」は50年前は学生必読の書だった。 和辻は1927年に船に乗りドイツに留学する。湿気と暑熱のインド洋から乾燥の沙漠地方を通過した3月も末、地中海で彼は牧草の緑の輝きに感動する。船上で親しくなった京大教…

気候と果物とテニス

気候と果物とテニス ■暑くなってきた 1月には最低気温10度を下回る日があって、寒さに震え上がった。2月初めのスクータ旅行でも午前中の走行ではジーパンの太ももあたりが冷たくなった。上半身も防寒具なしではとても耐えられるものではない。北タイは日中の…

事実を基に世界に発信を

■目出度くない正月 暮から正月にかけて、鬱々と心楽しまなかったという人は多かったのではないか。自分もその一人である。なぜ正月の酒がうまくなかったかというとそれは12月28日の「日韓慰安婦問題合意」のせいである。合意内容を聞いた時の感想は、「あー…

お宝購入ととろろ汁

お宝購入ととろろ汁 ■輸入和モノ店 歩道にシートを広げ、怪しげな骨董品を売っている露店を紹介したが、もう少し実用的な古道具を売っている店がある。場所は露店群の300 mほど手前、1号線から100mほどチェンライ市内に向かって左側、リトルダックホテルの斜…

映画を見たり、骨董市を冷かしたり

映画を見たり、骨董市を冷かしたり ■スターウォーズの思い出 1月中旬に「スターウォーズ/フォースの覚睡、エピソード7」を見に行った。世間ではスターウォーズを略してSWと呼ぶらしい。暮から正月にかけてSWの文字がネットに溢れて、はじめは何だろうと思っ…

植物と季節感

植物と季節感 ■極寒のチェンライ 今年は暖冬とのことで、チェンライでも1月初めは最低気温15,6 度、最高気温30度前後の爽やかな天気が続いていた。ところがここ2,3日、最低気温が10度前後と自分にとっては極寒ともいうべき気温となっている。昼は陽が差すの…

掘り出しものは?

掘り出しものは? ■チェンライ骨董街 国道1号線と1020線が交わるメーコンの交差点をチェンライ市内方面へ行く。右手にリトルダックというホテルを見ながら100mほど進むと、左側の歩道に地べたに品物を並べて売っている骨董店が見える。骨董店というよりガ…

ウィーンフィルとともに元旦

ウィーンフィルとともに元旦 ■年末から新年へ あけましておめでとうございます。今年が皆様にとりましてよき年となりますよう、お祈りいたしております。 チェンライの元旦は穏やかに明けた。最低気温16度、最高気温29度、晴れ。前日の大みそかには20時ころ…

タイ呆け

タイ呆け ■何かを得れば何かを失う 帰宅した翌日に、前号の「介護ロングステイ6年9カ月」の原稿を書いた。第一稿を読み返してみるとなにか違和感がある。それは「タイに帰国した」と書いた部分だ。もう7年近くタイに暮らしていて、生活の本拠はもちろんチェ…

安全対策の講話

■爆弾テロ対策 9月の末に、チェンマイ日本総領事館の邦人保護担当の領事さんから安全対策の講話があった。総領事館には警察庁の領事ポストがあるようで、各県警の中堅幹部が交代で派遣されてくる。赴任して5ヶ月目というM領事はK県警の出身、30代の快活そ…

祭りのあとで

祭りのあとで ■「民意」の行方 このブログがアップされている頃はいわゆる「安保法制反対」の運動は憑き物が落ちたように消え去っているだろう。三社祭りやねぷた祭りは賑わうか、祭りが終われば一時の興奮を忘れ、みな実生活に戻る。祭りが終わってもラッセ…