チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

停電と感電

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停電と感電

■停電
チェンライでは時折、停電がある。空がまっ黒になり、大雨の中、轟音とともに雷が落ちる。スゴイ雨だな、とパソコンに向かっていると、ストンと灯りが落ち、画面が消える。こうなると何もすることがない。スコールのあとの停電はせいぜい1時間くらいで復旧する。停電にならなくてもネットが不通になることがあるが、これもしばらく待っていればつながる。
電気工事のため、停電になります、という放送が団地内に流れることがある。概ね朝9時から夕方5時まで。電気が止まればモーターで汲み上げている水も止まる。シャワーやトイレのために汲み置きをする。
扇風機もPCも使えないので外出するのであるが、近所の電柱の周りでだらだらと工事をしている。電線を巻いた大型糸車を数人の労働者が引っ張って歩いている。人件費が安いからだろう。5時に通電再開のはずが、1時間以上遅れることもあった。夕飯の支度や冷凍食品が融けださないか心配になる。翌朝、また9時から電気工事再開ということもあった。せめて夕方5時以降の残業は勘弁して、という気持ちだった。

■感電事故
人力で電線を引っ張って歩くくらいだから、電柱の電線はダラリとぶら下がっていて締まりがない。でも気持ちが悪いのは電線が電柱の根元でとぐろを巻いていることだ。電気が来ていたらどうする。

これはタイのニュースクリップから。

立ち小便で感電か バンコク郊外でタイ男性死亡
タイのテレビ報道によると、2日朝、タイ中部サムットサコン市郊外の電柱の横で、警備員のタイ人男性(59)がズボンと下着を下ろした状態で倒れて死亡しているのがみつかった。左半身に大きな火傷を負っていた。
現場の電柱は電線数本が地上に垂れ下がっていた。警察は男性が電柱に向けて立ち小便をした際に、電線の被覆していない部分に尿が当たり、尿を伝って感電したとみて、詳しい状況を調べている。

立小便もタイでは命がけだ。自戒を含め気を付けたい。タイの電圧は220V、結構感電事故は多い。

ATMで感電のタイ女児が死亡
今月7日、タイ南部トラン県のガソリンスタンドでATMに触り感電し、意識不明の重体となっていた7歳の女児が15日朝、死亡した。
女児は姉(16)がバンコック銀行のATMで現金を引き出している際に、隣のサイアム・コマーシャル銀行のATMに接触し、意識を失った。病院に搬送されたが、昏睡状態が続き、15日朝、死亡が確認された。テレビ報道によると、事故があったATMでは利用者が度々感電し、一時は故障を知らせる紙が貼ってあったという。
銀行は15日、声明を出し、女児の死に遺憾の意を表明。事故原因については、警察、地方電力公社と調査中で、現時点では明らかではないとした上で、女児の葬儀費用を負担するなど遺族を支援すると約束した。

■日本人も被害に
同じくニュースクリップから

日本人女性がシャワーで感電失神 タイ東部シラチャーの入浴施設
6日午後7時ごろ、タイ東部チョンブリ県シラチャーの日本人向けマッサージ兼入浴施設で、シャワーを使用中の日本人女性が感電する事故があった。
女性は施設向かいの私立病院の集中治療室に運ばれて2日間入院。命に別状はなかったが、シャワーホースが絡んだ右脚にやけどを負った。

 女性の話によると、日本の銭湯を模した洗い場で右手にシャワーを持って体を流していたところ、突然衝撃を受けて全身が感電、しびれたまま体を動かせない状態に陥った。座ったままの姿勢が何秒間か続き、そのまま後頭部から仰向けに倒れた。右手はシャワーを離せないままで、実感値で数分間、倒れたままだった。倒れたままの状態でもうろうとなり、自分はすでに死んでいるという意識の中で、家族のことや、電気イスに座らされて処刑される映画のシーンなどを思い出しているうちに、周囲が真っ暗となり、意識を失ったという。

 施設オーナーはただちに謝罪し、治療費の全額負担や補償を約束。ただ、浴室は一時休業としたものの、漏電の原因は不明との説明にとどまっているという。事故に遭った女性は、「温泉などが大好きだったが、入院中もシャワーを浴びられないほど怖くなった。自宅でも1人の入浴は当分無理だろう。在タイ日本人のみならず日本からの旅行者も、常夏のタイで日本のような温泉や銭湯に入れると期待するだろう。そのような人たちに事故に遭ってほしくなく、原因は絶対に突き止めて欲しい」と話している。

テスターがあれば漏電の原因はすぐわかると思うのだが、 タイでは難しいのだろうか。いずれにせよ、停電は我慢できるが、感電は命に関わる。異国に住むと日本では考えられない危険があるということか。




写真は街中と近所の電柱、電線か電話線かわかりません。よく工事ができると思う。