チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

今年のソンクラン

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今年のソンクラン

■心よりお見舞い申し上げます
4月14日に発生した地震、並びに頻発する余震、降雨により熊本県を中心に甚大な被害が発生している。
亡くなられた方々の御冥福をお祈りし、被災された皆様にお見舞いを申し上げるとともに、一刻も早い被災地の復旧を心からお祈り申し上げます。
東日本大震災阪神淡路大震災の時に比べ、救援活動の初動体制は迅速であったようだし、NHKの国際放送も繰り返し、地震関連ニュースを流し続けている。被災された方々も落ち着いているように見受けられた。

熊本地震の1日前、13日午後8時25分にミャンマー、ネピドールの北西396キロの地点でM6.9の地震が発生、揺れは隣国のバングラディッシュチッタゴン、中国のチベットのラサ、タイのチェンライ県メーサイ郡などにも伝わった。また、南米エクアドルで16日午後6時58分ごろ、M7.8の地震があった。ミャンマーエクアドルで発生した地震による人や建物などの被害状況は17日現在まだわかっていない。
災害は世界的に発生しているが、日本と同じような救援が受けられるわけではない。無警察状態に乗じた暴行、略奪など本当の地獄は災害の後にやってくるという国もある。被災された人々の安全と、被害が少ないことを祈りたい。

■チェンライは猛暑
タイでは4月13日から15日がタイ正月で国民の休日、16,17の土日を合わせ、5連休となった。タイ正月と言えばソンクラン、水かけ祭りだ。4月中旬はチェンライの最高気温は40度を越える日がざらである。西日の当たる我が部屋は更に温度が上がる。我が部屋にクーラーがあるのだが、10年以上経った年代もので、スイッチを入れると離陸時のジェット機ほどの轟音が出る。いくらかは涼しくなるがうるさくて眠れないし、リッターあたり3キロしか走らないキャデラックのように電気代がうなぎ上りになる。
よって扇風機で凌ぐ。日中の最高気温は40度以上となっても、陽が落ちると気温が下がり始め、最低気温は21-22度となる。だからチェンライには熱帯夜はない。湿度を考えると東京の夏よりも過ごしやすいかもしれない。でも我が部屋は壁が西日で温められているので、部屋の温度が夜になっても30度を越えている。
熊本地震の被災者の方々は、それほど寒い時期でなくてよかったな、などと思っていた。でも熊本は最高気温が20度を下回る日や雨の日もある。自分が暑いところにいると、つい日本も同じかと思う。頭がボケている証拠。街に出て、氷水でも浴びせかけられれば、少しはしゃんとするかもしれない。でも年寄りに冷や水、心臓麻痺の恐れがある。
2,3年前までは知り合いのピックアップに乗って、水かけ合戦に参戦したものであるが、今はソンクラン期間中、ひっそりと家に籠っている。今年のソンクランは、禁酒とか節水のため水かけは2日間に制限とか締め付けがあったようだが、市内では例年通り、水掛けが派手に行われたようだ。でもここ2,3年、水掛のハチャメチャ度は減じたし、近所で水掛け参加の子供もめっきり少なくなった。これは軍政の影響か、それとも少子化のせいか。

■ホテルへ避暑
40度を越えるとどうなるか。高速でバイクを飛ばしても生ぬるい風が吹きつけて、少しも涼しくならない。チェンライの大型スーパーは物は買わないが涼みに来る人で一杯になる。アヂアヂと部屋に籠っていたら、兄がやってきて、1泊、避暑に行こうという。チェンライ市内から10分ほど西へ行ったところに新しいブティックホテルができた。ツイン1部屋で23ドル、朝食付き、日本なら朝飯だけで1人千円ではすまない。冷房の効いた部屋でゆっくり眠れるのであれば、兄のいびきも我慢できる。チェンライ近郊には最近、リゾートホテルがいくつも開業している。泊まる客がいるのか、と思うがそれほど高くないし、気分転換に宿泊する人がいるのだろう。

部屋は広くはないが新しくて清潔、客は外人客中心に5分の入り。大きくはないがプールがあったので久しぶりに泳ぐ。気温は高いが風が冷たく感じるのは湿度が低いせいか。夜は8時に寝て、翌朝7時までぐっすり眠った。このところの暑さで体がばてていたようだ。
朝食は、滝が流れ落ちるプールを臨むレストランで取る。ジュース、珈琲、サラダから始まってカウパット、パッタイ、お粥、トーストなど、バイキングを一通り試す。目玉焼きも2つ、ソーセージ、食後の果物も食べた。部屋に戻って満腹になった蛇のようにじっと寝ていた。

箱根強羅や日光に避暑に出かける上流階級とは比ぶべくもないが、今年のソンクランはホテルに避暑に行きました。



写真は石垣が崩れ、瓦が落ち、無残な姿となった熊本城(産経新聞より)、水掛けの子供、まだ煙害がひどい、あと3枚は泊まったリゾートホテル