チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

独裁政権とは

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独裁政権とは

参院選終わる
このブログがアップされている頃には、参院選の結果が出ていることだろう。昔から開票状況をみるのが好きだった。今は、コンピュータを駆使したり、出口調査等で早々と当落がわかってしまう。他局に先駆けて、どれだけ早く当確を打つかが、テレビ局の生きがいになっているみたいだ。自分が20代の頃は、各選管の集計結果が主たる情報源だったから、当落がわかるまでにかなり時間がかかった。候補者が競っている場合、投票翌日にならないと当落がわからないということもあった。

XX3区、○山●吉、自民現、当選確実、あっ、たった今、○×2区で当選確実者が出ました、といった画面を飽かず深夜まで眺めていた。選挙速報は月曜の午前中がヤマ場、開票日に会社を休んだこともある。
会社勤めだから、年休が認められている。自分の場合、東京出身だから地方出身者のように正月や盆に国に帰るということがない。またスキーといった、当時の若者に人気のウィンタースポーツにも疎く、それでいて病気になることもなかったので、年休を取る機会がない。年休を消化できないどころか、一定日数以上は消滅していく。

選挙の開票日はいわば、ハレの日だから、この日くらい年休を取ってもいいでしょう。上司は呆れていたと思うが、こんな社員でも充分勤まったいい時代だった。
当時から国政に関心があったのか、というとそうではない。パタパタと数字が変わっていって、次点候補、ああ、あと1000票あれば逆転できたのに、とか、やっぱりここは保守が強いな、と得票の推移を見たり、嗄れ声の候補がバンザイして、その横で地味な奥さんが頭を下げている、よかったな、とか、人生浮き沈みゲームと変わらない程度の興味しかなかった。60を過ぎた今は、ブログでもお分かりのように中道の立場で政治を見るようになった。

■独裁とは
1年以上、長期に住んだ外国はタイとウズベキスタンだけである。2つとも独裁国。今回の参院選で「共産党に入れても共産政権にはなりませんが、自民党に入れると独裁政権になります」というキャッチフレーズがあった。何をもって独裁政権というのか。独裁国、タイに暮らす自分としては理解に苦しむ。

タイでは5人以上の集会は禁止されている。報道の自由はなく、新聞から政権批判はもちろん、政治向きの記事は姿を消した。政権批判をしたテレビ局は免許をはく奪されている。来月7日に、タイでは新憲法草案の賛否を問う国民投票が行われる。軍政がとりまとめた憲法草案は、議会下院と政府を弱体化し、軍・特権階級が議会上院などを通じ強い影響力を維持し、いつでも軍政に復帰できるといった内容。憲法草案は、タクシン派のプアタイ党ばかりでなく、反タクシン派である民主党のアピシット元首相も反対している。

その国民投票に先立って、軍事政権は、この度「平和維持センター」を全国に開設した。軍政は憲法案に関する意見表明を事実上禁止し、違反者に最高で禁錮10年を科す法律を施行するなど、憲法案の可決を強引にもぎ取る姿勢をみせている。軍政府報道官は、「センターは7月1日に県レベル、郡レベルで設置され、活動を開始している。その目的は、暴力事件を防いでクリーンで公正な国民投票を実施すること」と説明している。
クリーンで公正な国民投票を実施するためであろうか、憲法草案反対のビラを配っていた学生が逮捕されている。もっとも、軍政を率いるプラユット首相は、たとえ新憲法草案が国民投票で否決されても、辞職しない考えを明らかにしている。EU離脱を問う英国の国民投票で離脱が決まり、残留派のキャメロン首相が辞意を表明したが、両国の事情は異なるとのこと。
憲法が可決されようが、否決されようが、独裁は続く。これを独裁というのであって、自民党独裁とはどこから出てくるのか。

山本太郎参議員、シドロモドロ
外国人記者クラブで、「日本には言論の自由がない」「安倍は独裁者である」という山本太郎参議員の主張に対し、シリア人記者が「私たちの国ではあなたのような言動をすれば、家族を含めすぐに処刑されますが、あなたはそうして無事で、かつ、言論活動、政治活動を自由にされていますよね?」と指摘した。すると「独裁者安倍による言論弾圧が強まっているんです」、「今、声を上げないと中東と同じになる」などと、支離滅裂な回答を繰り返した。こんな山本氏でも議員になれたということは言論の自由があり、日本は独裁ではないという証拠ではないか。本当に日本て、いい国だと思う。