チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

思いこみ

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思いこみ

■自分ができれば
誰でも自分を基準として考える。だから自分ができることは他人もできると思いこむ傾向がある。半世紀も前、体育の授業で行進曲にあわせて歩いていた。隣のN君が曲に合わせて、ドソミソ、ファミレとか口ずさんでる。驚く自分に、彼は「聞けばわかるじゃん」と言う。曲を聞いたら音階、音符が頭に浮かぶ、は彼にとって当たり前のことでそれができない人がいる、は彼にとって不思議なことらしかった。

ウズのカレッジでは英語で授業をやっていたが、実はあまり得意ではない。英語には数々の恨みがある。外人と同席する場合、一番英語ができる人が話す。その人がいない場合、次にできる人が喋る。誰もいなければ仕方なく自分が外人の相手をする。現役時代の英語レベルはその程度。海外勤務の同僚と国際交渉の場に同席。相手が彼にやり返して、お互いアハハと笑う。同僚が自分を返り見て言う。ネ、わかったでしょ。ワカラネーヨー。英語ができる人は自分ができるのだから、他人も同じ、もしくは自分と近いレベルで英語を理解できると思いこんでいる。

スポーツでも同じだ。この年になってウィンブルドンを目指すわけではないから、まあラリーが続いて、時にはボレーが決まれば嬉しい。その程度の素人テニスだ。しかし、上級者から見ると歯痒くて仕方ないらしい。どうしてあそこで前に出るの、2歩うしろで守っていれば、チャンスボールだったのに、ああ、サーブを打ったら前に出ないと。仰ることはご尤もなれど、実質60の手習いで始めたテニス、老犬が芸を覚えるのは至難の業なのです。

■日本人も同じことを
人に思いこみがあるように、国にも思いこみがある。自分たちの国がそうしてきたのだから、他の国も同じことをやったに違いない、と思う。
白人国はキリスト教以外の異教徒は皆殺し、ただ処女だけは残して兵士の慰み物にする。彼らの歴史はこの繰り返し。旧約聖書で神様がこの行為を奨励している。

イスラエルの人々は男を皆殺しにし、ミデアンの女たちとその子供たちを捕虜にし、その家畜と、羊の群れと、貨財とをことごとく奪い取り、
そのすまいのある町々と、その部落とを、ことごとく火で焼いた。
モーセは軍勢の将たち、すなわち戦場から帰ってきた千人の長たちと、百人の長たちに対して怒った。
モーセは彼らに言った、「あなたがたは女たちをみな生かしておいたのか。 それで今、この子供たちのうちの男の子をみな殺し、また男と寝て、男を知った女をみな殺しなさい。 ただし、まだ男と寝ず、男を知らない娘はすべてあなたがたのために生かしておきなさい。(旧約聖書民数記31章より抜粋)

ハワイ大学のハーバート・ジーグラー准教授は米国の歴史教科書に「日本軍は部隊に20万人の朝鮮人女性を『天皇陛下からの贈物』として提供した」と書いた。これは旧約聖書の「神様からの贈物として処女を与える」、を念頭に置いたものだ、と元産経新聞記者高山正之氏は言う。

日本軍が敵兵の頭をゆでて食べた、と書いた支那人記者もいる。人肉食は支那の文化、日本人も同じことをするとの思いこみだろう。南京大虐殺の虚構も、自分たちならこうした、の思いこみ、いや現実を日本に擦り付けたもの。実は南京虐殺は1900年代に4回あり、すべて支那軍によるものである。特に昭和24年の共産軍による第4次南京大虐殺では10万から15万人、市民の3人に1人が殺されたと言う。南京大虐殺と言う人には、確かに虐殺はありましたが、どの南京虐殺事件ですか、と質問してみたい。

反日思いこみ集団
日本を攻めてくる国なんかない、尖閣など中国にやってしまえ、北朝鮮籍でも中国籍でも無条件で日本国籍を与えるべきだ、などという人が都知事選に立候補していた。何せヒマなので何度か彼の街頭演説を視聴した。応援演説もスゴイ。20歳と言えば大人、別荘について行ったのだから、キスくらいは当たり前、匿名の被害者の証言など信用できない等々。ひどい目にあったお婆さん本人が言うのだから真実、ヘリコプターで連れて行かれたなんて、少しくらい記憶が不確かなところはありますよ、慰安婦謝罪と賠償をすべきです、と言っていた女性議員が淫行疑惑候補を擁護する。
ボクはノーベル賞が欲しいわけではないが、東京の非核都市宣言をします、気の利いたジョークを聞いたが如く、大笑いをしながら頷く支援者の群れ。

音楽や語学、スポーツの思いこみは技能レベルの違い、努力の差と簡単に説明できるが、この人たちの思いこみはどう説明していいかわからない。理解しがたい思いこみ集団が130万人もいたことに愕然としている。



写真はランパンのポンサヌック寺