チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

#ボランティア活動

チェンライ発の海外旅行 1

チェンライ発の海外旅行 1 今年の1月、母と兄とチェンライでの介護生活にはいった。昨年末から1月にかけて、母の病状は思わしくなく、我々の生活の大部分は介護に費やされ、自分たちの自由になる時間は少なかった。しかし、チェンライに来てからは女中さん…

ウズベキスタン再び・・・・

ウズベキスタン再び・・・・ ウズベキスタンにいた時、友人のMさんが訪ねてくれた。中西さんがいる時に行かなければ一生、行ける所ではないという。タイに来る日本人は年間100万人とも120万人とも言われるが、ウズベクを訪れる邦人観光客は年間わずか数千人…

サトウ・ケイゴ君

サトウ・ケイゴ君 タイ語の授業に行ったら、ジアップ先生がサトウ・ケイゴという男の子の話を知っているか、と聞く。今、タイで一番の有名人だと言う。知っていますよ、日本人男性とタイ女性の間にうまれた子供でしょう?この話題でしばらく授業が始まらない…

タイのさくら

タイのさくら タイの桜の名所を記載したガイドブックはない。かといって桜がタイにないのかというとそうではない。タイにも桜はあります、と断言したい。現国王のご生母シーナカリン陛下が拓かれたドイトゥンの植物園には、日本から送られたソメイヨシノがあ…

滝めぐりと事故 2

滝めぐりと事故(その2) 市内から30キロほどメーコック河を遡ると無料で入れる温泉があるらしいぞ、とネット検索をしていた兄がいう。その近くにフアイ・ケーウ滝という滝もあるという。深山の滝に打たれて温泉に入ろう、という企画が即、成立。チェンライ…

滝めぐりと事故 1

滝めぐりと事故(その1) チェンライに来て2日目に車を手に入れた。ガソリンは安いし、道はすいているし、警察に捕まって罰金を取られる心配はないし、ということで、あちこちドライブに出かけた。家にいて母の面倒を見ていると、女中さんが、ああ、お母さ…

チェンライの温泉

チェンライの温泉 チェンライは山に囲まれている。タイ観光庁の資料によると平均標高は580メートル、群馬の那須高原、北海道の士幌高原と同じくらいの高さだ。2千メートル近い山もある。山が重なり合っている風景が、まるでふるさと、宮城の、あるいは群馬に…

タイへ出発 その2

タイへ出発 2 東京から成田-バンコク往復の費用は正規運賃の場合、25万円ほどだ。格安航空券だと3万円から、キャンペーンの場合は2万円以下というチケットもある。しかし、安い切符はそれなりの条件があって、空港に深夜0時過ぎに到着する、あるいはバンコク…

学而時習之 不亦説乎

学而時習之 不亦説乎 ウズベクにいる隊員からメールが来た。ナボイ市近郊のサルミッシュ渓谷(画像)に行きたいのだが情報を下さい、という依頼だった。 そういえばサルミッシュ渓谷には4回訪れた。季節をたがえた渓谷の景観の美しさもさることながら、そのた…

ウズベクと日本の違い

ウズベクと日本の違い 帰国して1月が過ぎた。マグロぶつ切りを入れた発泡スチロール容器に被せてあるサランラップをきれいにはがして、再利用できないか、と考えたり、スーパーでくれるポリ袋の丈夫さに感激し、こういうものがウズベクにいるとき欲しかった…

リハビリ

リハビリ あの人は「デワノカミ」だと言われる人がいる。海外から帰ってくると、何かにつけ、「アメリカでは・・」、「フランスでは・・・」と講釈を垂れるからだ。自分は家人から「ウズベク出羽の守」と揶揄されている。スーパーに行っても、テレビを見ても…

ウズベクの銀行

ウズベクの銀行 帰国準備でまずやらなければいけないことはウズベクでの銀行口座の閉鎖だ。JICAが入っているビジネスセンタービルの隣にあるNBU(ナショナル・バンク・オブ・ウズベキスタン)本店(画像)に行く。ここの口座に3ヶ月に1回、JICAから住居費、手…

ナボイ劇場

ナボイ劇場 国立「ボリショイ」バレエ・オペラ劇場は。1947年に完成した3階建て1500人収容の劇場だ。内装もすばらしく、6つの休憩ロビーは、タシケント、サマルカンド、ブハラ、ホレズム、フェルガナ、テルメズの各地方のスタイルでレリーフが施されている…

乾燥気候

乾燥気候 先週まで雪が降っていたと思ったら今週に入り、日中15度を越えるような暖かい天候となった。雪もすっかり融けた。街を歩く人の頭からシャプカというロシア帽や毛糸キャップが消え、黒革のコートやジャンパーも見かけなくなった。すっかり春、と言っ…

ラジオ出演

ラジオ出演 ラジオのニュース番組にでませんか、とナフォサットが言う。ウズベキタン・ラジオ・ステーションのOkshom tulkinlari, News analyticという番組、火曜20時から21時のゴールデンタイムである。内容はウズベクでベンチャー論を教える外人教師紹介と…

麻薬問題

麻薬問題 地方巡業でバンクカレッジを訪問した時、生徒から「日本の若者はどれくらい麻薬汚染されていますか」という質問があった。一部では問題になっていますが一般の学生や高校生の間ではほとんど使用されていないと言っていいでしょう、と答えたのだが、…

お土産

お土産 帰国まで2月をきり、そろそろお土産品を揃える時期になってきた。ウズベクみやげというと定番はなんだろう。まずはピスタチオ、アーモンドなどのナッツ類、干しブドウ、干しメロン、干しアンズ、干しイチジクなど乾燥果実類、その他となると、民族デ…

バザール雑感

バザール雑感 ブログの題を「ウズベクのバザールから」としたくらいだから、時間を見てはあちこちのバザールに出かけて商売の現場を体験する。バザール歩きが好きなのだ。 自分の住んでいるアパートからタシケント最大のバザール、チョルスバザール にはバス…

住宅事情

住宅事情 SVは勤め先が違うし、単独行動だから邦人との付き合いを避けようと思えばそれは可能である。フォーマルにはJICA事務所に月に一回、SV会と称して集合し、情報交換会を行う。それとは別に、川魚のフライが食べられるレストランやウズベク人に…

年功序列

年功序列 前号で賞味期限切れ商品を安く買えないものかと書いたら、早速友人より下記のようなメールが来た。 (引用開始) 賞味期限、貴兄の認識は、ちとあまい。日本では賞味期限が切れたら売れないのではなく、残りが少なくなったら、売れなくなる。商品に…

賞味期限切れ

賞味期限切れ 先日、1月末で帰任されるMさんのガレージセールに行った。その日は寒波がきており、マイナス5度の中、時折雪がちらついていた。アイスバーンになった道をヨチヨチ歩いて、Mさん宅に着いたのはセール開始時刻を30分ほど回った頃だった。もうすで…

アルパミシュ

アルパミシュ アルパミシュをご存知だろうか。ウズベク人は誰もが知っていて日本人がほとんど知らないというものの一つだろう。 アルパミシュとはウズベキスタンの英雄叙事詩だ。国民文化として広くウズベク国民に膾炙している。ウズベク人なら誰でもこの口…

タシケントでの年末年始

タシケントでの年末年始 明けましておめでとうございます。本年が皆様方にとって良い年となりますよう願っております。今年も「ウズベクのバザールから」をよろしくお願いいたします。 今年もよろしく、と書いたがJICAでの任期は本年3月末までである。「ウ…

健康診断

健康診断 JICAではシニア・ボランティアの健康に気を使ってくれる。2年の任期中に1回(30日)の健康チェック帰国休暇が認められている。帰国しない年には現地で健康診断を受けることができる。 そういえば昨年の12月に健康チェックのために一時帰国させ…

大統領選挙近づく

大統領選挙近づく 12月23日に大統領選挙が行われる。公共バス、地下鉄車両の中にはシンプルなA3大の選挙のお知らせポスターが貼られている。11月21日に国家中央選挙委員会に4名の候補が登録され、翌22日より候補者は選挙活動に入った。 大統領選挙に立候補し…

地方巡業 5

地方巡業 その5 紀元前2世紀、カラカルパック自治共和国のあるホラズム地方はマサゲド人の小国家が乱立して覇を競っていた。名前は残っていないがある有力な国がこの地を治めていたが、隣国から攻められた。住民はこのカラに逃げ込み、籠城作戦に出た。この…

結婚式雑感

結婚式雑感 こちらの女性は20歳までに半数が結婚するという。先日、披露宴に招いてくれたマシフラさんの23歳は晩婚と言ってもいい。披露宴に列席している法科大学の男子学生の一人は4年生になったら結婚します、と言っていた。大学在学中に結婚する学生は3…

白人の横暴 4

白人の横暴(その4) 「アメリカの鏡 日本」 ヘレン・ミアーズ著には日本が生き残るために西欧列強と同じ途を辿り、その結果として西欧列強に叩き潰された経緯が書いてある。しかし帝国主義国家にならなければ日本は西欧の植民地にされていた。 植民地にな…

白人の横暴 3

白人の横暴 その3 「ペリー提督日本遠征随行記」には日本人の作る精巧な工芸品に感嘆し、蒸気機関以外この国では何でも作っていると書いている。また子供をあやしながら高札を読んでいる子守を見て識字率の高さに驚愕し、この国はいつか米国に刃向かう国に…

白人の横暴 2

白人の横暴 その2 1545年、ボリビアのポトシで発見された大銀山では、採掘のためにインディオたちがかき集められた。毎日のように起こる事故と、水銀中毒のために、徴用されたインディオの10人に7人は二度と故郷の地を踏むことができず、ここで斃死した人は…