チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

Entries from 2007-01-01 to 1 year

ナボイ市郊外(11)

ヌラタのカシム・シェイク・モスク その3 カシム・シェイクの参道、階段、用水や水源と道路を隔てる欄干はすべてカズガン大理石で造られている。参道は美しいアラビアの幾何学模様が色とりどりの大理石で描かれている。 モスクを右手に登ると、小さな無料博…

ナボイ市郊外(10)

ヌラタのカシム・シェイク・モスク その2 バスの終点となっている広場を50メートるほど登るとカシム・シェイク・モスクの門(写真)にたどり着く。 モスクは古典的な正方形を基礎としたつくりとなっている。建築材料には、焼き物の正方形のプレートとレンガ…

ナボイ市郊外(9)

ヌラタのカシム・シェイク・モスク その1 サルミッシュの岩絵を見学し、ナボイ旅行の目的をほぼ達成したわけであるが、館長やヌラリー君に相談すると、もし1日滞在が延ばせるのであれば、ナボイから100キロほど離れたヌラタにあるカシム・シェイクを見物し…

ナボイ市郊外(8)

サルミッシュ渓谷の岩絵 最終回 岩絵は大きく15グループに分けられ、それらの多くはサルミッシュ渓谷の2キロにわたる川岸の両岸の岩に描かれている。グループの中には天地を表し、明らかに祭祀に用いられたと考えられる岩絵もあるし、野生のヤギの岩絵が数点…

ナボイ市郊外(7)

サルミッシュ渓谷の岩絵 その7 岩絵は川を挟んで2,3キロにわたって点在している。春の風を受けながらのんびりと山道を登って行く。昔は泳げるほどだったという渓流も今はわずかな湧き水を水源として、浅い小川となっている。小川は幅1,5メートルほど、深い…

経済産業相の来ウ

甘利経済産業相、来ウ 4月末のゴールデンウィークのさなか、甘利経済産業相は丸紅、東芝等、民間企業トップら官民150名と共にウズベキスタン、カザフスタンを相次いで訪問した。これは昨年8月の小泉首相の訪問に続く要人訪問で、資源外交の一環として、遅れ…

ナボイ市郊外(6)

サルミッシュ渓谷の岩絵 その6 バスを降りると両側に山の稜線がみえ、黒い花崗岩がごつごつと突き出している。日本の山で2000メートルを越えるところではこんな風景が見られる。資料によるとサルミッシュ渓谷は海抜900メートルくらいであるが、荒涼とした感…

ナボイ市郊外(5)

サルミッシュ渓谷の岩絵 その5 待っている間、博物館職員のヌラ・リー君に、片言英語とロシア語指差し会話帳で話を聞く。ブルース・リーの息子と自分で言う28歳のマッチョで愉快な青年だ。ナボイ市から北40キロにあるサルミッシュ渓谷まで、タクシーで片道3…

ナボイ市郊外(4)

サルミッシュ渓谷の岩絵 その4 朝の散歩に出た。市の中心まで歩いてみる。ナボイホテルという大きなホテルがあった。ホテルの受付に行ってこの街の地図はないかと聞くとないという。このホテルの名刺は、と聞くとない、とそっけない。この近くに旅行代理店…

ナボイ市郊外(3)

サルミッシュ渓谷の岩絵 その3 昨日は、ひっきりなしに出ているサマルカンド行きタクシーでまず、サマルカンドまで行き、そこからナボイへ行く手段を考えるべきだったと反省。サマルカンドまで289キロ、そこからナボイは180キロくらいだ。 この日は朝から少…

ナボイ市郊外(2)

サルミッシュ渓谷の岩絵 その2 普通、旅に出るとなるとホテルや交通手段を予約したり、行き先の情報を集めたりと下準備をするのであるが、今回はただ岩絵を見たいというだけで何も旅行準備はしなかった。というのは通訳のベク君が、大学時代の友人がナボイ…

ナボイ市郊外(1)

サルミッシュ渓谷の岩絵 その1 ウズベキスタンの観光といえば、世界遺産のサマルカンド、ブハラ、ヒバがあって、行きと帰りにしょうがないので国際線の発着する首都タシケント1,2日滞在して帰国というのが典型的なパターンだ。確かに世界遺産の3都市ははず…

タシケントの春

タシケントの春 タシケントの春は突然やってくる。3月末でも10度くらいに気温が下がり、セーターを着込む日がある。一昨年は4月にはいって降雪があり、市民を震え上がらせた。今年は3月末から4月初めにかけて、現地の人も驚くくらい雨が多かった。それでもバ…

学校プロフ その2

学校プロフその2 通訳のベク君から夕方電話がかかってきた。あした、土曜の午後に学校の食堂でナブルーズと婦人の日のお祝いがありますから来て下さい、とのこと。土曜日は授業がないので普通は学校には行かない。それにしても前日の夜に連絡とはウズベクら…

ウズ式勉強法

ウズ式勉強法 こちらでテストをすると必ずカンニングをする。これはウ国で教職についた人が皆、失望、落胆とともに書き記していることである。したがって、入試や普通の進級試験ではカンニングをしても意味がないように、複数の試験問題を用意する。難易度を…

ポジティブ アンド チアフル

ポジティブ アンド チアフル 起業家として必要な資質は沢山あるが、そのうち姿勢がいいこと、大きな声ではっきりしゃべること、物事に前向きに取り組む姿勢などはまず起業家の基本であろう。 JICA事務所には隊員部屋とよばれる協力隊員、シニア海外ボラ…

日本、中国、韓国

日本、中国、韓国 時折、警官から職務質問を受ける。バザールまたは地下鉄の駅など、タシケントにはどこにでも警官がたむろしている。 こちらの目を見据えて敬礼をし、やおら右手を差し出す。握手などしたくないがこちらの習慣だから仕方がない。握手のあと…

日本の接点、建国神話

中央アジアと日本の接点、建国神話 ウズベキスタンは自然の神秘に満ちている。たとえばフェルガナ盆地は,低降水量とシルダリア(アムダリアと並んでウズベクを代表する川)が「西方浄土」ともいうべき豊かな地をかたち作っている。この盆地は隕石落下によっ…

旧市街を歩く

タシケント旧市街を歩く 旧市街に散歩する人は、道に迷うことを苦にしてはならない。どの路でも足の向くほうへゆけばかならずそこに見るべく、聞くべく、感ずべき獲物がある。旧市街の美はただその縦横に通ずる数千条の路を当てもなく歩くことによって始めて…

さくら

さくら 暖冬、また3月中旬の寒の戻りなどあって人をやきもきさせたが、東京のさくらも開花したようだ。3月25日の日曜には3分咲きの花のもとでお花見の宴会があちこちで繰り広げられたことであろう。自分が属しているドラゴンボートチーム、「東京龍舟」も東…

日本語弁論大会

ウズベキスタン日本語弁論大会 東洋学大学、サマルカンド国立言語大学、フェルガナ国立大学など9つの大学、機関の参加を得て、ウズベキスタン日本語弁論大会が、過日、日本センター大ホールで開催された。今年で15回目を迎える本大会には楠本大使、高等教育…

学校プロフ その1

学校プロフ その1 プロフは日本でいう「ピラフ」のことだが、ピラフが、ゴハンに油やバターを加えたものに対し、プロフは油にご飯粒が浮いているといった感じである。大なべで大量に作る。鍋の底には10センチ以上の油が沈殿している。その油をひしゃくで…

お付き合い頂き有難うございます

いつもお付き合い頂き有難うございます このブログ記事も100回を越えた。創刊準備号4月6日にアップしている。赴任後1週間目だ。着いた当初は見るもの聞くもの珍しく、6日に続き7日、8日、9日と4本立て続けにお送りしている。こんな調子で送りつけられたので…

チョルスバザール

チョルスバザールへ行く 3月の初めにドラゴンボート(マイナーなスポーツです)の仲間の息子さん(写真)がタシケントに来た。大学2年生、初めての個人海外旅行とのこと。初めての海外旅行にウズベキスタンを選ぶとは若いのになかなか見所がある、ということ…

ウズベキスタンは3つ

ウズベキスタンは3つ 国立タシケント法科大学(写真)は卒業すれば弁護士、検事、裁判官の法曹資格が自動的に授与されるエリート大学だ。ウズベキスタン全国から優秀な学生が集まる。 法科大学は名古屋大学と法整備プロジェクトの提携関係を結んでおり、年3…

海外ボランティアに必要なもの

海外ボランティアに必要なもの 異文化社会でのボランティア活動に必要なものはなんだろう。もちろん専門知識が要求される。健康であることも大切だ。それ以外に様々な「人間力」が求められる。国際ボランティアの情報誌、クロスロードに「海外ボランティアに…

弁論大会

日本語暗唱・弁論大会を聞く 東洋学大学付属リッツェ(高校)の日本語暗唱・弁論大会が日本センターで開催されたので見に行ってみた。東洋学大学にはユヌサバード校とアルマザール校の2つの付属高校がある。お互いに対抗意識があって切磋琢磨しながら勉強し…

地下鉄

地下鉄 スタンのつく国で唯一地下鉄がある、というのがウズベク人の自慢。3路線あるが市内中心部をちょろりと走っているだけで、郊外までは延びていない。路線延長の計画はあるようだが自分がこの国にいるあいだには完了しないだろう。 地下鉄構内は地下シ…

見聞きしたこと

最近、見聞きしたこと3つ 1.交通違反と警察官 ウ国でも運転中の携帯電話交信が禁止になった。つかまったら罰金を科せられる。どうせ警官の小遣い稼ぎになる、と皆、冷ややかだ。 こちらの警官の月給は120ドルくらい。学校の教師はせいぜい7、80ドル、看護…

スポーツ事情

タシケントスポーツ事情 タシケントはソビエト時代の都市計画の名残りで、広くて緑豊かな公園が市内に散在している。 また、大きくはないが市内には川が流れている。川の両側は美しい街路樹がどこまでも続く散歩道になっている。こういったところを歩いたり…