チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

歴史

「美しくない」という直感

「美しくない」という直感 ■捏造記事 元朝日新聞記者の植村隆氏が「慰安婦記事を捏造(ねつぞう)した」などの指摘で人権侵害を受けたとして、文芸春秋と東京基督教大学の西岡力教授に損害賠償と謝罪広告などを求める訴えを起こした。訴状によれば、植村氏は…

朝日と自分の反省

朝日と自分の反省 ■国民の義務 東宮御教育常時参与として皇太子殿下(現在の今上陛下)の教育責任者であった小泉信三先生は昭和8年から21年まで慶応義塾大学塾長の職にあった。 学徒出陣壮行会で、塾生に「100年、兵を養うはまさにこの日のためである」とい…

日本人はそんなことしない

日本人はそんなことしない ■朝日頑張れ 「朝日」、「誤報」の2つでネット検索をするとたちどころに13万6千件の結果が表示される。この問題について「誤報の言い訳」、「言行に恥づるなかりしか」の2本の原稿を書いた。自分の言いたいことはこれ以上でもない…

言行に恥づるなかりしか

言行に恥づるなかりしか ■新聞との付き合い 物心つく頃から朝日新聞を読んでいた。サザエさんが好きで、オチが分からないときはどうして面白いの、と母に聞いたものだ。サザエさんからフジ三太郎に代わって、1970年代末まで朝日を購読していた。NHKのニュー…

8月の恒例行事に思うこと

8月の恒例行事に思うこと ■春秋に義戦なし 8月になった。この時期になるとNHKで終戦記念特集を流す。広島、長崎の原爆慰霊祭の様子も放送する。戦没者を悼むについては人後に落ちるものではないが、先の大戦で日本が一方的に悪かった、世界に頭を垂れるべき…

歴史を直視する

歴史を直視する ■外交マナーの欠如 隣国の振る舞いには毎度うんざりさせられる。下記は3月27日の産経ニュースから。 朴大統領、唇かみしめ 安倍首相の韓国語挨拶も握手も“無視” 「幼稚さの表れ」 安倍晋三首相(59)とオバマ米大統領(52)、朴槿恵韓国…

勝てば解放、負ければ侵略(続)

勝てば解放、負ければ侵略(続) ■無駄な議論 歴史とは勝った側の歴史であり、勝者は正義を敗者に押し付けることができる。悔しいけれど仕方がない。しかし、一度、戦いに敗れたからと言って奴隷になったわけではない。 日本を永久に保護国としておきたい国…

戦争には負けたくない

戦争には負けたくない ■ 世界の強国に勝ってきたが・・ 19世紀末から20世紀前半にかけて、日本は当時の大国、中国(清)、ロシア、英国、オランダを打ち破った。大東亜戦争では結局、物量を誇る米国には敗れたが、他の国には負けたという気はしない。 たとえ…

勝てば解放、負ければ侵略

勝てば解放、負ければ侵略 ■ 6月1日付、MSN産経ニュースから 「侵略認めることが最低条件」みんな・浅尾氏が関係修復で維新に注文 みんなの党の浅尾慶一郎政調会長は1日午前のテレビ東京番組で、日本維新の会との選挙協力を解消したことに関連し「維新が党…

国難と自己犠牲

国難と自己犠牲 ■国難 昨今の尖閣、竹島問題を評して、「国難」という人がいるが、この程度の国難はいつもあった。領土問題によって大きな社会変動が起こったり、日本という国が消滅してしまうことはない。東シナ海で尖閣の次は沖縄、日本海では竹島、対馬、…

アンコールワット

アンコールワット ■入場券は20ドル アンコールワットの日の出を見る、という人気ツアーがあるのだが、バス旅行に疲れた熟年には早起きは無理だ。8時過ぎにトゥクトゥクで市内から数キロ離れたアンコールワットに向かう。途中に入場券売り場がある。大型バス…

ポルポト政治の報道

ポルポト政治の報道 ■朝日による「プノンペン解放」報道 中国に支援されたクメール・ルージュ(ポルポト派)は当時のカンボジア国民の3分の1、200万人以上を処刑、粛清、あるいは餓えと病で死に追いやった。しかしプノンペン陥落直後の朝日新聞の紙面(1975年4月…

ポルポトの虐殺政治

ポルポトの虐殺政治 ■悪夢の始まり 1975年4月17日、南ベトナムのサイゴン陥落の13日前、プノンペンは中国に支援されたクメール・ルージュ(ポルポト派)に「解放」された。数年にわたる内戦によって、首都プノンペンは、深刻な物資、食料不足に陥り、ロンノル政…

タクシン氏の毀誉褒貶

タクシン氏の毀誉褒貶 5月19日から28日までチェンライにも夜間外出禁止令が出された。一時はどうなることかと思ったが、幸いチェンライではさしたる事件もなくごく平穏に過ぎた。バンコクで市街戦が行われているさなか、プーケット県知事が「プーケットには日…

韓国併合条約

韓国併合条約 東亜日報、朝鮮日報、中央日報の3紙はネットで日本語版が読める。その3紙が5月11日に一斉に「韓日知識人共同声明」を報じた。以下は朝鮮日報からの引用。 日本による韓国併合から100年を迎えるのを前に、韓国と日本の知識人214人が、「『韓国…

パイ川に架かる橋

パイ川に架かる橋 ブログ、「タイ友好記念館・最終章」、「旅は道連れ」に添付した鉄橋の写真を見た友人から、あの橋は何という名前で、何という川にかかっているのかとの質問を受けた。橋の名前はターパイ橋、パイ川に架かっている。国道1095線をパイの街からチ…

旅は道連れ

旅は道連れ 記念館の裏側には個室トイレが男女それぞれ10室ほどあり、きれいに清掃されている。しかしこのトイレが満杯になることがあるのだろうか。記念館の外には広い駐車場と土産品を売る商店街があるが多くは空き家で閑散としている。年間入場者数、数千…

タイ日本友好記念館(最終章)

タイ日本友好記念館(その10) チューチャイ氏は2006年6月、天皇皇后両陛下が、プミポン国王の在位60周年の祝典ご出席のために訪タイされた折 両陛下に謁見の栄を受けた。日本政府はこういった形で氏に報いたと言える。以下は氏の寄せたお礼状である。 日本…

タイ日本友好記念館(その9)

タイ日本友好記念館(その9) 館内を我々3人はゆっくりと回った。外の雨音だけが聞こえる。我々がいる間にもう一組、白人数名の入館者があった。彼らと一緒に、ビデオを見る。英国軍の捕虜となり、クンユアムの空港の滑走路作りに使役されていたフクダとい…

タイ日本友好記念館(その8)

タイ日本友好記念館(その8) 鳩山首相は9月に国連総会に出席するために訪れたニューヨークで中国の胡錦濤国家主席と会談した。その折、鳩山首相はいわゆる「村山談話」の立場を踏襲すると国家主席に表明したと伝えられる。 1994年に村山首相はマレーシアを訪…

タイ日本友好記念館(その7)

タイ日本友好記念館(その7) インパール作戦には中国戦線から精鋭部隊が投入された。中国が非難するように日本軍が暴戻残虐であったなら、ビルマでもタイでも同様だっただろう。そして現地人の恨みを買い、助けるどころかゲリラ化した現地人に敗残兵が襲わ…

タイ日本友好記念館(その6)

タイ日本友好記念館(その6) 入り口にはこの記念館を作ったチューチャイ氏の言葉が日、英、タイ語で掲げられている。 第二次世界大戦には多くの残忍な思い出があるでしょう。でも、私たちタイ人は違います。この戦争はタイ人と日本軍兵士との間に愛と絆を…

タイ日本友好記念館(その5)

タイ日本友好記念館(その5) チェンマイから130キロほど走るとパーイの街に着く。チェンライとメーホーソンの中間に位置する街だ。標高が450メートルほどあり、チェンマイに比べてかなり涼しい。何時のころからファラン(西欧人)がよく来るようになり、芸術…

タイ日本友好記念館(その4)

タイ日本友好記念館(その4) 朝、7時半にチェンマイを出発した。通勤ラッシュの市内を抜けるともうほとんど車が走っていない。107号をメーテン手前まで行き、左折して1095線に入る。この道をひたすら西に走ってメーホーソンまで行く。この道は、昔は人間が…

タイ日本友好記念館(その3)

タイ日本友好記念館(その3) タイは英米に宣戦布告して共に戦ったが、日本の敗戦後はどうなったのか。タイの歴史教科書では開戦から終戦の動きを次のように述べている。(仏歴は西暦に直した。教科書だから非常に読みにくい。お許しを乞う) 「1941年12月8日…

タイ日本友好記念館(その2)

タイ日本友好記念館(その2) チェンマイからメーホーソンは直線距離で100キロほどであるが、陸路ではメーマライ、パイを経由して行く北回りの道で245キロ、メーサリンを通る南回りの道で345キロである。1日数本のバスが出ている。どちらのルートを辿っても…

タイ日本友好記念館(その1)

タイ日本友好記念館(その1) タイ北西部に位置するメーホーソン県はビルマと国境を接している。県都メーホーソンから南へ60キロ下がったところにクンユアムという小都市がある。村といってもいいだろう。そこに日本軍の遺留品を集めた博物館がある。1995年…

ウズベキスタン追想

ウズベキスタン追想 タイ、チェンライの生活に慣れていくにしたがって、ウズベキスタン2年間の想い出も遠くなっていくように感じる。考えてみれば昨年の3月までタシケントで暮していたのだ。 零下20度の耳がちぎれるような冬、スイカの皮が乾燥して捩れて…

アルパミシュ

アルパミシュ アルパミシュをご存知だろうか。ウズベク人は誰もが知っていて日本人がほとんど知らないというものの一つだろう。 アルパミシュとはウズベキスタンの英雄叙事詩だ。国民文化として広くウズベク国民に膾炙している。ウズベク人なら誰でもこの口…

白人の横暴 4

白人の横暴(その4) 「アメリカの鏡 日本」 ヘレン・ミアーズ著には日本が生き残るために西欧列強と同じ途を辿り、その結果として西欧列強に叩き潰された経緯が書いてある。しかし帝国主義国家にならなければ日本は西欧の植民地にされていた。 植民地にな…