歴史を直視する
■外交マナーの欠如
隣国の振る舞いには毎度うんざりさせられる。下記は3月27日の産経ニュースから。
朴大統領、唇かみしめ 安倍首相の韓国語挨拶も握手も“無視” 「幼稚さの表れ」
安倍晋三首相(59)とオバマ米大統領(52)、朴槿恵韓国大統領(62)は25日夕(日本時間26日未明)、訪問中のオランダ・ハーグで会談した。安倍首相と朴氏の正式会談は初めてで、オバマ氏の仲介で実現。韓国語も交えて話しかけた安倍氏を、朴氏は硬い表情で無視。カメラマンが3氏による握手を求めても朴氏が応じないなど、冷え込んだ日韓関係を象徴する異様な首脳会談となった。
「マンナソパンガプスムニダ(お会いできてうれしいです)」
3首脳が並んで行われた冒頭発言で、安倍首相はオバマ氏を挟んで反対側に座る朴氏に向かって、ほほ笑みながら韓国語で話しかけた。しかし朴氏は硬い表情のまま、目を合わせることはなかった。
取材のカメラに囲まれた冒頭発言は、オバマ米大統領を中心に安倍、朴両氏が両脇に並ぶ形。仲介の労をとったオバマ氏に朴氏が謝意を表明すると、安倍首相も「会談の機会をつくってくれたオバマ大統領に感謝したい」と気遣いを見せた。
笑顔を絶やさない安倍首相とは対照的に、朴氏はオバマ、安倍両氏が話す間もじっと下を向き、時折、唇をかみしめるしぐさも見せた。カメラマンが3氏に握手を求めても、応じなかった。(引用終り)
外交マナー以前、人としての礼儀に欠けていると笑われても仕方ない。
■ハーグ密使事件
会談が行われたのはオランダのハーグである。ハーグと聞けばハーグ密使事件を思い出す。1907年に大韓帝国がハーグで開催されていた第2回万国平和会議に密使を送り、自国の外交権回復を訴えようとした。しかし列強から大韓帝国の外交権が大日本帝国にあること、大韓帝国の利益は条約によって大日本帝国政府が代表していることなどを理由に会議への参加を拒絶され、目的を達成することができなかったという事件である。
密使たちは仕方なくビラまきや講演会を通じて抗議行動を行ったが、国際社会ではほとんど相手にされなかった。「告げ口外交」は100年以上の歴史があるわけだ。
朴大統領は安倍、オバマ会談の直前にドイツ紙、フランクフルター・アルゲマイネ紙のインタビューで、日本の一部の政治指導者が慰安婦問題などで韓国国民の心を傷つけていることが日韓関係を阻害してきたと指摘、ドイツが戦後、周辺国に謝罪し和解した歩みを「日本も参考にして学ぶべきだ」と述べている。さらに安倍首相の「河野談話」の継承表明についても、信頼を回復するためには日本がさらに「誠意ある措置」を取るべきだと主張した。
真実を語ろうと、遺憾の意を示そうと韓国は日本を「1000年たっても恨み続ける」、言い換えれば、ダニのようにたかり続けるということだろう。この国とのお付き合いはほどほどにしたいと思うのは自分だけではあるまい。
■慰安婦問題
「20万人の性奴隷」を韓国人は恥ずかしいと思わないのだろうか。戦前の朝鮮半島の人口は2千万人を超えていた。平均寿命50歳として1歳当たりの人口は40万人、女性が半分だから20万人、仮に18歳から22歳までの女性が連行されたとしたら、20万X5で100万人、そのうち20万人、つまり、若い女性のうち5人に1人が慰安婦にされたことになる。慰安婦になりたい女性は少ないだろうから、女性狩りの「官憲」から逃げたり、隠れたりする女性は多かったと思う。20万人を集めるのは楽ではない。相当長期間にわたって連行活動が行われたと考えるのが妥当である。そうなると強制連行を見聞きした人は半島全体に及んでいたはずである。
維新の中山成彬衆議員が「自分の妻、娘、姉、妹が連行されていくのを黙って見ていたのか、韓国の男は腰抜けばかりだったのか」という趣旨の発言をしたが、はっきりした反論は韓国からはない。
また、当時の朝鮮半島の巡査は殆どが半島人だった。半島人は官民挙げて自国の女性を20万人も日本軍に差し出したのか。世界に半島人は情けない民族です、と広言しているに等しい。100年前のハーグ密使事件の時から、非常識のトホホ度は変わっていない。
いわゆる慰安婦問題は1992年の朝日新聞の誤報に始まっている。盧泰愚大統領は文芸春秋のインタビューで「あれ(慰安婦問題)は日本の新聞が火をつけたことです」と述べている。だから1965年の日韓基本条約締結時にも、反日の李承晩大統領も「慰安婦問題」には全く言及しなかった。
朴大統領に言われて歴史を直視してみたら慰安婦問題は存在しない。真実はこれに尽きる。
写真一番上は産経ニュース(ロイター=共同)から、以下はチェンマイのワット・ドイ・ステープから