歴史
白人の横暴 その3 「ペリー提督日本遠征随行記」には日本人の作る精巧な工芸品に感嘆し、蒸気機関以外この国では何でも作っていると書いている。また子供をあやしながら高札を読んでいる子守を見て識字率の高さに驚愕し、この国はいつか米国に刃向かう国に…
白人の横暴 その2 1545年、ボリビアのポトシで発見された大銀山では、採掘のためにインディオたちがかき集められた。毎日のように起こる事故と、水銀中毒のために、徴用されたインディオの10人に7人は二度と故郷の地を踏むことができず、ここで斃死した人は…
白人の横暴 その1 日本がどうして開国し、どうして有色人種でありながら工業化に成功し、また大東亜戦争でコテンパンにやられたあと、どうして見事復興を遂げたのかという質問に答える前に、大航海時代以降の西欧人の動きを追ってみよう。 「大航海時代」(…
ペルシアから見たウズベク人 平凡社の東洋文庫にJ.シャルダン著、岡田直次訳注の「ペルシア王スレイマーンの戴冠」という本がある。ジャン・シャルダンは1643年パリの裕福な宝石商の家に生まれたフランス人である。64年末、または65年、宝飾品をペルシア宮廷…
ウズベクを巡る国際情勢 日本とウズベキスタンの関係は、というと今は絶好調といえる。 昨年夏に小泉首相が来ウしたのに続き、今年の4月には大型経済使節団をつれて甘利経済産業大臣がウズベクを訪問した。国交を結んで15周年の節目に当たり、日ウ経済フォー…
中央アジアと日本の接点、建国神話 ウズベキスタンは自然の神秘に満ちている。たとえばフェルガナ盆地は,低降水量とシルダリア(アムダリアと並んでウズベクを代表する川)が「西方浄土」ともいうべき豊かな地をかたち作っている。この盆地は隕石落下によっ…
ウズベキスタンは3つ 国立タシケント法科大学(写真)は卒業すれば弁護士、検事、裁判官の法曹資格が自動的に授与されるエリート大学だ。ウズベキスタン全国から優秀な学生が集まる。 法科大学は名古屋大学と法整備プロジェクトの提携関係を結んでおり、年3…