チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

旅行

スリランカ旅行(2)

スリランカ旅行(2) ■内戦で暫く行けなかった スリランカは、13世紀にマルコポーロから「世界で一番素晴らしい場所」と讃えられ、14世紀に訪れたイブンバツータも当時の風俗を書き残している。古くから旅人を魅了している島である。 2010年には、ニューヨーク…

スリランカ旅行(1)

スリランカ旅行(1) ■紀元前に遡る文明国 スリランカはバンコクから空路3時間余りで行ける国であるがほとんど興味がなかった。昔はセイロンという国名でコロンボが首都、紅茶で有名と覚えていたが、スリランカと国名を変えたのが1972年、コロンボはもう首都で…

ラノーン

ラノーン ■熱帯モンスーン気候 昨年の秋、チェンライ-チュンポン、1300キロをフォルツァで走破した。その時、同行のNさんに、チュンポンの反対側、アンダマン海に面したラノーンに行けませんかね、と訊ねた。このあたりクラ地峡と言われて一番狭いところは…

パヤム島で過ごす

パヤム島で過ごす ■小さな島だけれど パヤム島はネット上の「タイで訪れるべき島10選(リゾート~穴場まで)」とか「タイのビーチリゾート&離島15選」といった観光案内には出てこない。あまり旅行記も書かれていない。 朝日放送テレビ 『世界の村で発見!こ…

パヤム島の妖しいリゾート

パヤム島の妖しいリゾート ■幽霊バンガロー パヤム島で3泊したAというリゾートホテルは忘れがたい。丘の上にあってメインのダイニングホールの周りに数棟のバンガローが点在している。値段は確か1泊400Bだった。昔は高級リゾートだったが倒産して暫く無人の…

パヤム島

パヤム島 ■10日も旅したのに 旅に出れば、見るもの聞くもの珍しく、好奇心を刺激される。家に戻って、改めて訪問場所の解説をネットで読む。それで実体験3割、ネット上の知識7割という旅行記を書く。1週間ほどの旅行であっても旅行記は3か月以上断続的に続く…

琵琶湖を訪ねる

琵琶湖を訪ねる ■フィヨルドを想わせる 高校時代の友人が夫婦で奥琵琶に行ったという。いいところだから行ってみろよ、遠藤周作が北欧のフィヨルドみたいだと書いているよ。パヤオ湖には10回以上行っているが琵琶湖には一度も行ったことがない。浜名湖と違っ…

シーテープ歴史公園(6)

シーテープ歴史公園(6) ■見落とし 3月に出かけた旅をまだ書いている。チェンライ市内で偶々出会った知人に、あれ、いつお帰りだったのですか?などと聞かれる。ブログにアップしている間はずっと旅をしていると思われるようだ。3泊4日、それほど長くない旅だ…

シーテープ歴史公園(5)

シーテープ歴史公園(5) ■入場料未払い 公園の資料センターから出るとタイ人客を乗せた遊覧バスが待っていた。乗ろうとしたが自分が停めたスクータの横に警備員が立っていて、強い口調で50mほど離れた駐車場に停めて来いという。バスが出ちゃうよ、と言って…

シーテープ歴史公園(4)

シーテープ歴史公園(4) ■公園内の道路へ 公園入口から左手に舗装道路が続いていた。シーサッチャナライやスコータイの歴史公園は公園内を車や自転車で回れるよう道路が整備されている。シーテープも同じとみえる。迷うことなくスクータを進める。道路わきに…

シーテープ歴史公園(3)

シーテープ歴史公園(3) ■ツーリング最初の夜 有り難いことにタイは至る所にホテルがあって概ね予約なしで宿泊できる。国道沿いに大学があり、ちょっとした街になっていた。この日はそこで眼に付いたクレジデントホテルという中級ホテルに投宿した。一泊朝食…

シーテープ歴史公園(2)

シーテープ歴史公園(2) ■環濠都市 シーテープ歴史公園は環濠都市がそのまま残っているという。環濠都市とはその周囲に堀を配することによって、堀を外敵からの防禦施設や排水濠として利用した都市である。代表的なものとしては、アンコール・トム(カンボジ…

旅行記の書き方

旅行記の書き方 ■書くための3種の神器 昨年10月末から11月初めにかけて10泊11日のチュンポン往復ツーリングをした。2週間足らずの旅であったが、「熟年ライダー」として断続的に昨年11月から今年の3月まで16本の原稿をアップした。これまで旅行記はいくつか…

旅にでるには

旅にでるには ■定年後の旅行はよくない? 定年後に旅行をしたいと考えている人は多いと思う。でも旅行はやめなさいという人がいる。何故かというと貧乏旅行ならぬ旅行貧乏に陥り、老後の計画に齟齬をきたすからだそうだ。年に何回も旅行を繰り返し、気が付く…

熟年ライダー(最終回)

熟年ライダー(最終回) ■里心 「タカの渡り」観察の旅も終わりに近づいた。帰るとなると気がはやる。帰心矢の如し、とはよく言ったものだ。天候がいまいちで「もう一泊しますか」などと口では言っていたが、Nさんは奥さんからの「帰れコール」があったため…

熟年ライダー(15)

熟年ライダー(15) ■アンチャンGH 30分ほど遅れて15時半に列車はカンチャナブリ駅についた。往復約5時間の長い鉄道の旅であったが、里山を遠くに眺めながらキャッサバやサトウキビ畑をの間を走ったり、岩肌すれすれ、線路際に生い茂る雑草や灌木の枝が車窓を…

熟年ライダー(14)

熟年ライダー(14) ■泰緬鉄道続き やがて列車はカンチャナブリ駅から50キロ、ターキレン駅先のアルヒル桟道橋に差し掛かった。この橋はクウェー・ノイ川に沿って岩壁すれすれに作られた全長約300mの木造橋だ。皆、車窓から身を乗り出して写真を撮る。安全に渡…

熟年ライダー(13)

熟年ライダー(13) ■チャアム 7日目に宿泊したチャアムはバンコクの南西約170劼飽銘屬垢襦30卍?イ譴織曠▲劵鵑畔造鵑罵ゲ蹐奮ど優螢勝璽斑呂箸覆辰討い襦もともとは静かな浜辺の漁村だったが、王室の保養地であるホアヒンにつづいて別荘がつくられるようになり…

熟年ライダー(12)

熟年ライダー(12) ■チュンポン最後の夜 1日目チャイナート、2日目、3日目はプラチュアップキリカーン、4日目、5日目はチュンポン、ここで旅の目的であった「タカの渡り」を観察することができた。 5日目の夜はホテルの近くにある市場に行った。市場の周りに…

熟年ライダー(11)

熟年ライダー(11) ■伊良湖からチュンポンへ チャイナート、プラチュアップを経て、4日目に最終目的地のチュンポンに至り、5日目にして旅の目的である「タカの渡り」を見ることができた。タカの観察経験豊富なNさんは、タイで渡りを見れるなんて、と感激し…

漂白の思ひやまず

漂白の思ひやまず ■今はラノーンの温泉か この原稿がアップされている頃、自分はタイ南部のラノーンにいるだろう。ラノーンのどこにいるかはまだわからない。往路チェンマイから南部プラチュアップまでの鉄道切符と復路ラノーンからチェンライまでの航空券が…

熟年ライダー(10)

熟年ライダー(10) ■ついにタカを見る チェンライを出て5日目、タカの渡りを見るべくチュンポンのカオ・ディンソー展望台に立った。カオ・ディンソーは海抜400m、展望台からシャム湾が遠望できる。展望台の右手は山になっていて、階段が続いている。より良い…

熟年ライダー(7)

熟年ライダー(7) 暫くあいだが空きましたが、昨年11月のバイクで3千キロ、タイ南部旅行記の続きです。 ■下見 1日目チャイナート、2日目、3日目はプラチュアップキーリーカンに泊まった。4日目はプラチュアップの隣県、チュンポンへと向かう。距離にして200キ…

熟年ライダー(6)

熟年ライダー(6) ■3つのビーチを一望する カオ・チョン・クラジョクはわずか90mの山であるが勾配のきつい階段を396段も登る。バイクで頂上に行く車道はないかと何度か山を周回してみたが自力で階段を登るしか山頂に立つすべはないということがわかった。 「…

熟年ライダー(5)

熟年ライダー(5) ■気楽なツーリング 1日目はチャイナートまで600キロを走破、2日目はチャイナートからプラチュアップキーリーカンまで500キロの行程だった。最終目的地チュンポンまでは4号線をあと200キロ南下すればいい。旅の目的である「タカの渡り」がみ…

熟年ライダー(3)

熟年ライダー(3) ■2日目はプラチュアップキーリーカン プラチュアップキーリーカンはマレー半島の北部、タイ南部の県だ。王様の保養地で有名なフアヒンがある県と言ったほうがわかりやすいかもしれない。面積は群馬県とほぼ同じだが細長く、西側はミャンマー…

熟年ライダー

熟年ライダー ■バードウォッチング ここ半月ほど、日本の思い出話やウズベクで書いたブログの再掲、あるいは引用記事など、書き溜め原稿中心だった。察しのいい方はお分かりと思うが、10月末から11月初めにかけて10日ほど旅に出ていた。 話は1月以上前に遡る…

一時帰国雑感

一時帰国雑感 ■映画 9月に日本へ一時帰国した。それからもう2ヶ月も経ってしまった。日本では食事をしても、映画を見ても、街を歩くだけでも故国にいる幸せを感じた。故郷の山はありがたきかな、と言う啄木の気持ちがわかる気がする。 タイでも映画を見るが…

高齢者市場を狙え

高齢者市場を狙え ■武蔵小山商店街 日本では品川区荏原の自宅に滞在した。小学校から大学、さらに結婚する30歳までこの家で過ごした。銀座、新宿、渋谷には30分以内で行ける便利な場所であるが、まだ下町の人情が残っているところだ。最寄駅は東急線の武蔵小…

2年ぶりの帰国(2)

2年ぶりの帰国(2) ■3つの懸案事項 それほど差し迫っているわけではないが、帰国したらやっておこうという懸案事項が3つあった。 一つは新しい銀行カードの取得である。自分の銀行カードは富士銀カードだ。富士銀行が第一勧業銀行、及び日本興業銀行との分割…