チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

2年ぶりの帰国(2)

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2年ぶりの帰国(2)

■3つの懸案事項
それほど差し迫っているわけではないが、帰国したらやっておこうという懸案事項が3つあった。
一つは新しい銀行カードの取得である。自分の銀行カードは富士銀カードだ。富士銀行が第一勧業銀行、及び日本興業銀行との分割、合併でみずほ銀行となったのは2002年のことである。20年以上前のカードであるが使用上、不都合がなければこのカードで構わないし、またそうしてきた。しかし、一部のATMでは預金の引き出しができなくなり、「カードを持って最寄りの支店窓口にお越しください」の表示が出て、ATMからカードが吐き出される。いざという時、使えるATMを探すのは面倒だ。

2つ目は持ち株を売却する、あるいはいつでも売却できるよう手配することであった。年金の範囲で日々のたつきは充分立っているものの、欧州に大名旅行するかもしれないし、ひょっとして結納金が必要になるかもしれない。大した金額ではないが何事にも先立つものがあるほうがいい。

3つ目は日本のクレジットカードを作ること。現在、アマゾンで本やPC部品を購入する場合、タイの銀行からの引き落としになっている。タイバーツを日本円に換えて支払うわけだから換金コストがダブルで掛かる。日本にある銀行口座から引き落としてもらったほうがいい。そのためには日本で作成したクレジットカードが必要だ。

■0勝2敗1引き分け
滞在中、銀行カード変更、持ち株処分、それにクレジットカード取得の3つに挑戦したが、結果は小見出しの通り。
まず、富士銀カード。自宅近くの支店で、自分がカードを作った時にはまだ生まれていなかっただろう若い女子行員が対応してくれた。なぜ必要なのかわからないが職業、年収や持ち家、同居家族、配偶者の有無などを聞かれた。そして新しいカードは約1週間後に書留で自宅に送られます、という。あ、1週間後には日本を出国しますのでもう少し早くなりませんか。本部と連絡を繰り返し、滞在期間中には何とか、という返事をもらって銀行を後にした。

自宅に戻ると先ほどの担当女性から電話があった。手続きをしましたので、今、お手持ちのカードは使用できなくなりました、とのこと。えっ、そんなこと聞いてないよ、じゃ、今日の手続き、全部取り消してカードが使えるようにして。ダメです、預金引き出しには通帳とハンコを持ってきて下さい。
後日、お金を下ろしに行ったら、何に使うのか、としつこく聞かれた。更に屋根の修理に必要と言われた、親族の急な借金申し込みを受けた、などが列挙された紙にチェックを入れるよう指示された。何故カードをお持ちでないかも調べさせて頂きました、などと言われ、結局、引き出しに1時間掛かる始末。
しかし、お金は下ろせたし、新カードも帰国前には到着したのでまずはよしとする。

■持ち株売却
時折、配当金が振り込まれるので株があることは知っていた。N証券に連絡してみるともう10年以上取引がなかったため、口座は消滅しており、また株も預かっていないという。株は信託銀行にあった。この株を証券会社に移動させることにより、株の売却ができるらしい。書類を銀行から送付して貰い、新規に口座を開くべくN証券に行った。しかし、口座開設にはマイナンバーが必要と判明。住民票がないためマイナンバーはない。タイから転入し、新規に住民票を作る必要がある。区役所に行ったり、銀行への書類送付期間を考えると、滞在期間中に証券会社の口座開設は不可能と分かった。よって、本件は次回に持ち越し。

信託銀行から証券会社への株の移行手続きは結構面倒で、ボケてしまったらまずムリ。いろいろ指南してくれた元証券会社勤務の友人によると、一定期間、預かり期間が経過した株はそのまま銀行のものになるという。だから信託銀行は給料が高いんだよ、とのこと。遺族から請求がなければ、生保も生命保険は支払わない。信託銀行も生保も儲かるはずだ。

■クレジットカード
エポスカードがいいと聞いて、新宿の丸井に行った。1時間ほど職業、年収、住所等しつこく聞かれ、結果は「お客様にはカードの発行はできません。理由は申し上げられません」で終わり。身分証明として旅券の他に有効期限が切れた運転免許を出したのが悪かったのかもしれない。でも友人の話によると、年金生活者には原則クレジットカードは発行されないそうだ。そういえば、みずほ銀行でもカードにVISAをつけて、と頼んだのにグズグズ言ってつけてくれなかった。

えーい、年会費1万円払って楽天プレミアムカードに入ろうか。でもこれも審査があるからムリかも。




写真は帰国中訪れた靖国神社