チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

公示日近づく

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公示日近づく

■戻っても忙しい
タイに移住して3度目の帰国は先月の19日から27日までの9日間だった。本来であればお目に掛かってご無沙汰をお詫びし、いろいろとご教示を頂くべき人は多かったのであるが、なにぶんにも時間が限られていて、その間に野暮用をいくつかこなさねばならず、心ならずも失礼した次第。
品川の自宅と繁華街を往復しただけで、あっという間にタイに戻る日が来てしまった。望郷の余韻に浸る時間もあればこそ、の慌ただしい毎日。次回は不義理をした方々にお目に掛かると共に、瑞穂の国、日本を少し旅してみたいと思っている。

さて日本滞在中の9月25日に安倍首相は、記者会見を開いて、衆議院の解散と、10月22日投開票の総選挙を発表した。民進党はあの体たらくだし、小池新党も総選挙を受けて立つには準備不足、また北朝鮮問題が11月以降どう転ぶかわからない、有事となれば選挙なんかやっていられない。安倍さんは良い時期を選んだな、と思っていた。良い時期という意味は、このタイミングであれば勝てないまでも過半数を越える議席数を確保できるという意味である。そうなれば半島有事への備えと合わせ、憲法第9条、できたら前文の改正も視野に入る。

ところがタイに戻る頃から野党の動きが急になった。1日どころか15分ごとに状況が変化して政治評論家や、マスメディアをきりきり舞いさせたことはご承知の通り。チェンライに戻ってからもネットやユーチューブにかじりついている。こういう時にコメンテータの実力がはっきりわかる。直接の関係者から取材できる人、政治社会の経緯、歴史に詳しい人、過去の言動、行動を勘案して渦中の人について妥当な評価を下せる人、こういった人のコメントは参考になる。海外在留者も国政選挙に参加できるので、また180キロ飛ばして、チェンマイの日本総領事館に投票に行く積りである。どの政党に入れるかはほぼ決まっているが、情報を自分なりに得て、やっぱりこれしかない、という気持ちで一票を投じたい。

都知事としての実績
ここ2週間の台風の目はやはり小池都知事だろう。小池さんは日本新党細川護熙氏、新進党小沢一郎氏、自民党小泉純一郎氏に可愛がられた。彼女を重用した3人の政治家に共通していることは、ぶっ壊すが責任は取らなかった、ということだ。その3人の手法を彼女は踏襲する。石原元都知事自民党都議団を悪役に見立て、マスコミを味方につけ、すでに決まっていた豊洲卸売市場移転問題を都庁、都議会に相談もせず、独断で白紙に戻した。

結局、豊洲の土壌汚染対策追加工事後に移転ということにしたが、小池都知事の入札制度改革のため2回に亘って入札が中止になった。そもそも豊洲は安全であり、工事は必要ないのだが、移転撤回の前言を翻すための口実になっている。工事が行われなければ移転の目途は立たず、五輪道路、築地の再開発も進まない。ちゃぶ台返しをして後片付けは人に押し付けて、国政に出る、ということなら都民ファーストで騙された国民、マスコミも黙ってはいないだろう。

希望の党の公約
希望の党の公約会見をみた。小池さんは「希望の党といたしまして、私たちが希求するものは党の利益ではございません。議員の利益でもございません。国民のため、つまり、国民が納められるみなさま方の税の恩恵を、すべての国民にお届けする仕組みを強化することにございます」という。民進党の政治資金をあてにし、議員の生活を第一に考える党がよく言うよ。政党助成金は国民の税金から出ているが、民進党の政治資金は本来、政党の解散に伴って国庫に返還するのが筋ではないか。

小池さんは、「隠ぺいゼロ」、「花粉症ゼロ」、「満員電車ゼロ」など12のゼロを政策としているが、 ただのお題目で実現性に乏しく財源の裏付けもない。彼女はワイズ・スペンディングダイバーシティなどカタカナ英語をよく使うが、本当は英語に疎いのではないか。党の経済政策を厚顔にも「ユリノミクス」と自称しているが、直訳すれば「小便経済」だ。尿酸値が高かった頃、ユリノームという薬を服用していた。ユリは尿酸(ユーリン・アシッド)の尿の意味、その尿酸をノーマルにするからユリノームといういい加減な名前だったが、お陰でユリの意味は知っていた。

まあ外人に投票してもらうわけではないから、ということだろうが、コイケノミクスのほうがまだよかったかも。自分としては12でなくもう一つ、「認知症ゼロ」を入れて13のゼロにして欲しかった。でもこれではあまりにも国民を馬鹿にする「コケノミクス」となったかもしれない。




小池さんの写真を、と思いましたが人によっては不愉快と感じる方もおられるかと、花の写真にしました。