チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

旅行

2年ぶりの帰国

2年ぶりの帰国 ■PCで格安航空券を購入 タイに母と兄と3人で移り住んで9年目に入っている。兄は毎年、2,3度帰国している。空き家の管理や溜まった郵便物の整理、並びに母に必要な物品購入が目的だ。自分はというと、この9年で2度しか帰国していない。チェン…

クンユアム再訪(6)

クンユアム再訪(6) ■民俗資料も クンユアム旧日本軍博物館は1996年にチューチャイ・チョムタワット氏が個人的に開いた博物館だった。その後、2007年にタイ日友好記念館と改称され,創設者の手から離れてクンユアム市に管理と運営が移管された。2008年にメーホ…

クンユアム再訪(5)

クンユアム再訪(5) ■記念館にて 平日の10時前であったが広い敷地の中に自分以外の来訪者は見当たらなかった。記念館の前にはへんぽんと日章旗とタイの三色旗が翻っていた。2つの国旗を見るだけで、カンチャナブリにある戦争博物館とは違うことが感じられる。…

クンユアム再訪(4)

クンユアム再訪(4) ■メーホーンソンを出る メーホーンソンは盆地に開けた小さな町だ。山間の町なので乾季は霧に包まれ、幻想的な風景が楽しめるという。あまり人の行かない辺鄙な場所であるが、それが却って観光客を引き付ける。チェンマイからミニバスで6-…

クンユアム再訪(3)

クンユアム再訪(3) ■パーイ 1095線をメーホーンソンに向かう手前にパーイがある。バックパッカー憩いの町、美しく長閑な秘境、などと言われ、チェンマイ並みにファラン比率が高い町だ。貧乏が体に沁みついた流浪のバックパッカーがゲストハウスに泊まり合わ…

クンユアム再訪(2)

クンユアム再訪(2) ■気ままな独り旅 6月のある日、母の状態が安定しているので旅に出ることにした。母の世話はブアさんがいるから大丈夫。1泊の旅には慣れているが、メーホーンソン、クンユアムとなれば日帰りや1泊では無理。2009年に行った時は3泊した。今…

クンユアム再訪(1)

クンユアム再訪(1) ■タイ日友好記念館 メーホーソン県クンユアムには2009年8月に行っている。ビルマと国境を接するクンユアムにはインパール作戦の前哨基地があった。この地から17万を越える日本将兵がビルマへ進軍した。そして敗走してきた兵士は暫しこの地…

プレー旅行(7)

プレー旅行(7) ■博物館見学のあと プレーはチェンライから南へ240キロ、車で3時間20分のところにある北タイの県だ。国道1号線から103号線に入り、右折して101号線に入る。ここがプレーへの入り口になるのだが、そのT字交差点に仏塔を背負った馬の銅像がある…

プレー旅行(6)

プレー旅行(6) ■セーリータイ博物館続き ジアップ先生によると説明文には、中村中将は抗日組織である「自由タイ」の不穏な動きを察知していたが、日タイの流血を見ないよう放置した、と書かれているという。ネット上では原爆模型が展示されていること、抗日…

プレー旅行(2)

プレー旅行(2) ■タイの小京都 チェンマイは「タイの京都」と呼ばれている。100を越える寺があるし、しっとりとした佇まいが京都を連想させるという。「タイの奈良」といわれるチェンライに蟄居する身としては、チェンマイは大都会、歩く女性はあか抜けている…

プレー旅行(1)

プレー旅行(1) ■モーホーム モーホームは北タイの作務衣と呼ばれる丸首シャツだ。日本でもネット販売されているが品切れとなるほど人気がある。モーホームのモーは甕、ホームは藍色を意味する。木綿布を甕に入ったインディゴ液に浸し藍色に染める。北タイで…

ミャンマーの旅(15)

ミャンマーの旅(15) ■朝のベッドで バガンを代表する音とは何だろう。それは馬車を牽く馬の蹄の音だ。ゲストハウスは通りに面しているので、朝暗いうちから軽やかなリズムが枕元に近づいてきて、そして遠ざかっていく。バガンの馬は小型で大人しく、暑さに…

ミャンマーの旅(14)

ミャンマーの旅(14) ■イワラジ河で経を唱える 旧バガンは城壁と西側のイワラジ河に囲まれている。歴史考古学博物館の裏手にはイワラジ河が流れており、河沿いには一泊1万円以上の高級ホテルがある。タイもそうであるが川沿いには高級ホテル、豪華レストラン…

ランパーンの鍾乳洞

ランパーンの鍾乳洞 ■行けるうちが花 ミャンマーを旅してつくづく思ったことがある。それは「5年後は多分ムリ」ということだ。シュエサンドーパゴダやポッパ山からの絶景を眺めるためには目も眩むような、あるいは何百段の階段を登る必要がある。観光客は老…

ミャンマーの旅(13)

ミャンマーの旅(13) ■ビルマのウェストミンスター寺院 シュエサンドーパゴダから道路を挟んでイワラジ河方向を見るとひときわ大きな寺院が見える。この寺院がビルマのウェストミンスター寺院と呼ばれるアーナンダ寺院だ。紀元1105年、パガン王朝の第3代チ…

ミャンマーの旅(12)

ミャンマーの旅(12) ■いつもながら準備不足 ミャンマーの旅から戻ってもう2ヶ月以上経つ。バガンの想い出も朝靄に浮かぶパゴダの如く渺茫たる白い闇に包まれて、忘却の彼方に過ぎ去ろうとしている。旅行記を書くならば、時系列的に訪問場所、感動したこと…

ミャンマーの旅(11)

ミャンマーの旅(11) ■Eバイクで遺跡巡り バガンに早朝に到着、暗いうちにEバイクを借りた。1日借りて6千チャット、日本円で5百円くらいだ。ネットで主だったパゴダ、寺院の位置を頭に入れると精力的に遺跡を回った。街の中に遺跡があるというより、遺跡の…

ミャンマーの旅(10)

ミャンマーの旅(10) ■こじんまりとしたバガン バガンはイワラジ河の東側に位置し、約40㎢の平野にその数3千といわれる仏塔が点在する。大きいものは高さ50m、小さなものは3mにも満たない。パゴダのテラスに腰かけて夜明けを待つ。暗闇の中、次第に地平線が…

ミャンマーの旅(9)

ミャンマーの旅(9) ■バガンへのバス バガン行のバスに乗り込むと、ひざ掛け毛布、首巻き枕、それに朝の歯磨きセットなどが配られた。首巻き枕のサービスは初めてだがこの枕は中々の優れモノ。寝入りばなに頭がガックリ落ちることを防いでくれるので、頚椎…

ミャンマーの旅(8)

ミャンマーの旅(8) ■路銀は何とか ミャンマーの旅4日目のヤンゴンは一泊だけ。自分は4人部屋に入る。ベッドの選択はじゃんけんで決めた。熟年合宿のノリだ。ウナギの寝床みたいな部屋で、エアコンの冷気が全室にいきわたらない。もともとホテルとして建て…

ミャンマーの旅(7)

ミャンマーの旅(7) ■ヤンゴンへ ミャンマーの旅4日目はチャイティヨーを出発し、ヤンゴンへ向かう。途中バゴーに寄って、シュエモードー・パゴダ、シュエターリャウン寝釈迦仏を見物した。バゴーからヤンゴンまで70キロ、東京から鎌倉、小田原くらいの距離…

ミャンマーの旅(6)

ミャンマーの旅(6) ■バゴー観光 1日目はチェンマイ、2日目はミヤワディ、3日目は落ちそうで落ちない奇跡の岩、ゴールデンロックのあるチャイティヨーに泊まった。4日目はヤンゴンに泊まる予定であるが、途中、バゴーを観光することになった。ヤンゴンまで…

ミャンマーの旅(5)

ミャンマーの旅(5) ■山上のホテルに宿泊 ゴールデンロックにあるチャイティヨーホテルで、陸路ミャンマー入りした我々4名と空路ヤンゴン入りしたHさん、Sさん2名と合流、これで6名全員集合。夕焼けのゴールデンロックを十分堪能した後、宴会と行きたいとこ…

ミャンマーの旅(4)

ミャンマーの旅(4) ■人は左、車は右 懐にある程度の余裕がある我々熟年4人組は、雇いあげのタクシーでミヤワディからゴールデンロックのあるキンプンを目指すことにした。当日9時にホテルに来た車は7人乗りのバンタイプ。かなり古びているが日本の中古車で…

ミャンマーの旅(3)

ミャンマーの旅(3) ■国境の街、ミヤワディ 歩道には机の上に札束を積み上げた両替店がいくつもある。ミヤワディ対岸のタイ、ターク県の住民の3人に1人はミャンマー人という話もある。ミヤワディからメーソットへ日用雑貨を仕入れに行く人が多く、タイバー…

ミャンマーの旅(2)

ミャンマーの旅(2) ■チェンマイ一泊、メーソットへ。 チェンライからバンコク経由でヤンゴンに飛べば数時間以内で到着する。しかし今回の旅の目的の一つは陸路ミャンマーに入国し、バスでヤンゴンまで行く、というものである。バスであってもゆとりを持っ…

ミャンマーの旅(1)

ミャンマーの旅(1) ■忙しかった11月 雨が降らなければ8時過ぎにテニスに出かけ、帰ってシャワーを浴び、パソコンへ向かう。午後もパソコン、またはブアさんの買物に付き合う程度。午睡をむさぼることもある。すべて世は事も無し、の穏やかな生活である。…

日本大絶賛

日本大絶賛 ■日本礼賛番組 最近、「世界!ニッポン行きたい人応援団」、「すごいぞ日本」、「日本に来た外国人が驚いたこと」といったユーチューブを見ている。何かというと日本はダメだ、遅れている、果ては独裁のアベ政治は許さない、などという反日日本人…

ナーン旅行

ナーン旅行 ■複雑な歴史 ナーンはすでに10回くらい訪れている。チェンライから約220キロ、タイ北部の県だ。ラオスと国境を接している。13世紀にはカーオ王国というタイ族の一派であるカーオ・ナーンという民族集団の都市国家があった。この国はお隣のパヤオ…

チェンマイ1泊旅行

チェンマイ1泊旅行 ■投票に行った 在外邦人も国政選挙に参加できる。投票は国民の権利、投票所が200キロ離れたチェンマイの日本総領事館であっても行く。 タイでは国政選挙の投票は権利ではなく義務である。だから選挙の時は本籍のある故郷で投票するため国…