チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

電気自動車(EV)はどうなる

チェンライの花祭りから

同上

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電気自動車(EV)はどうなる

■中国製EVが8割以上

チェンライにも中国のBYD社のショールームがある。1号線に面しており、通りすがりに見ただけだが人目を惹くデザインの乗用車が展示されていた。BYDは2023年1月に日本に進出したが同年中の売り上げ台数は1446台に過ぎない。タイにおけるEVの動向はというと2023年のEV販売台数は6万8千台、新車販売台数に占めるEVの割合は8.6%と日本の1.46%に比べると非常に高い。BYDはラヨーンに年産15万台規模のEV生産工場を建設中で、2024年に稼働させるとしている。

欧米ではやめたがタイでも日本と同じくEV購入に関して国の補助があり、その額は1台当たり日本円にして60万円ほどだ。タイでは輸入車に対して関税がかかる。ホンダのシティを購入した時、日本の倍の価格だったことを覚えているが、現在、中国製EVへの輸入関税はゼロだ。こんなところにもEV普及の速さがあるのかもしれない。それでチェンライでEVを見ることがあるかというと全く見ない。充電設備はセンタンや大きなホテルにあるが、充電中の車を見たことがない。タイではまだ充電設備、特に急速充電設備の普及が遅れていると言われ、国道沿いの充電設備にお目にかかったことがない。まあ北タイは田舎だからEV普及はバンコクなど都会だけの現象なのかもしれない。タイ政府は2035年までにガソリン車ゼロの政策を掲げているが実現できるのだろうか。

 

■核となるバッテリー技術も発展途上

タイでEVが売れている理由としてタイの電気価格がガソリンに比べて安いから、があげられる。欧州ではウクライナ戦争の影響で原油、ガス価格が上昇し、EVの走行コストはガソリン車より割高となっているという。またEVは気温の低下によりバッテリー性能が著しく低下する。車内暖房を入れれば尚更だ。北欧ではバッテリー切れのため道路で立ち往生するEVが続出と報道されていた。零下の道路でエンコすれば命に関わる。

EVについては欧米や中国と日本の開発に関する考え方の相違が明らかになったように思う。特に中国は走りながら考える、だ。多少の不備があってもとにかく市場に出して先行利得でシェアを取り、その過程で利益を上げ、改良を進めていく。あまり報道されていないが中国のEVが爆発したというニュースはネットでよく見る。昨年7月、オランダ沖で3783台の車を積んだ日本の車両運搬船が火災を起こし1週間燃え続けた。この火災の原因は積載していた498台のEVの1台から発火したからと言われる。リチウムイオン電池は発火すると高温となり消火が難しい。

中国では1日に1台のEVが発火炎上しているというし、充電中の電動2輪車、電動自転車が発火してマンションが焼け落ちたという報告もある。運転中の急加速、ブレーキ故障などCPU 上の不具合は改良できるのかもしれないが、バッテリーそのものの不具合、危険性が解消されたという話はまだ聞いていない。

 

■日本潰しの悪だくみ

EVはCPUでコントロールされる。テスラは諦めたようだが、当初は人が乗れば何もしなくても目的地の前まで運んで行ってくれるEVを目指していた。車内いたるところにCPUがあって、外部からもコントロールできる。中国ではブレーキを踏むと急発進するというクレームを再々メーカーに申し立てたが埒のあかなかったユーザーが、このクレームをSNSに投稿したところ、メーカーは遠隔操作で当該車のドアの開閉ができなくしたという。

欧米では中国製EVの締め出しを図っている。それは今のAI技術だと誰が何処を走って何処に行ったか、誰が車内で何を話したかまで中国に筒抜けになる可能性があるからという。日本では締め出しどころかまだ中国製EV購入に対して国民の税金である補助金を出しているが、いい加減やめたらどうかと思う。

補助金を出さなければ売れない車はそもそも市場競争力がない。日本のエンジン技術にどうしても敵わないと悟った欧米と中国が、トヨタを始めとする日本車潰しのために編み出した「悪だくみ」、それが「環境にやさしいEVの促進」だ。

生産、廃棄、発電時のCO2排出を考えれば環境に有害、バッテリーの爆発、早期劣化、短い走行距離、充電設備の不足、長時間の充電、高価な車両本体、高修理価格、これらの理由により欧米と中国が結託した悪だくみは瓦解しつつある。世の中、正義は勝つとは限らない、は多々あるけれどもEVに関する限り、正しいことは正しいが実証されつつある。個人的には大変うれしい。