チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

チェンマイ1泊旅行

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チェンマイ1泊旅行

■投票に行った
在外邦人も国政選挙に参加できる。投票は国民の権利、投票所が200キロ離れたチェンマイの日本総領事館であっても行く。
タイでは国政選挙の投票は権利ではなく義務である。だから選挙の時は本籍のある故郷で投票するため国民大移動が起こる。義務投票制を敷いている国は結構あって、投票に行かないと、ベルギーやオーストラリアのように罰金を科せられる国もある。タイは特に罰則はないが、投票しないと被選挙権がなくなる。以前、有名なテニス選手が立候補したが、前回の国政選挙で投票していなかったことが明らかになって、失格したことがある。

総領事館へ行くと、まず警備員によるボディ・チェックがある。手荷物はX線検査にかけられる。投票所は事務所の手前にある会議室であるが、これくらいのチェックは時節柄、仕方ないところである。投票所には数人の館員、アルバイトと思しき人が座っている。先ず、投票の概要を聞く。そして投票願いを記入し、選挙管理委員会宛ての封筒に住所を書く。住所はあらかじめ公布されている「在外選挙人証」に記載されているので、これを転記。選挙人証は縦5.5僉横8.5僉△海譴11桁の交付番号が1ミリ幅で印刷されている。眼鏡をかけても見づらい。総領事館では前回投票の時から大きな虫眼鏡を用意している。これがなければ投票をあきらめて帰る人も出るのではないか。

一応、記名台は4ヵ所設けられていたが、自分以外は誰もいない。封筒を確認している係りの人に尋ねたら、この日は自分で7人目、6月23日から7月1日までで100人ほどの人が投票したという。前回2014年の衆院選挙、やはり同じ頃の投票だったが、確か60人と言っていた。ああ、結構多いですね、と言うと、係員が、はい、お陰さまで有難うございます。と答えてくれた。

チェンマイ日本総領事館が管轄する北部9県で在留届を提出している邦人は2014年で3133名となっている。在外選挙登録をしている人は1000名はいると思う。在外邦人の声が政治家に届かないというが、この低投票率では仕方ないというべきか、それとも在外邦人は日本の政治に期待していないというべきか。

チェンマイプラザ
チェンマイでの我が定宿は一泊550B(約1600円)のナイトバザール近くのホテルであるが、今回は10日ほど前にやってきた弟夫婦が、チェンマイプラザホテルを予約してくれた。日本人がよく利用する老舗ホテルで、日本からの友人との待ち合わせで何度も来ているが、泊まるのは初めて。やはり高いホテルは部屋が広く、バスタブもあってまずは満足。

チェンマイに来る楽しみの一つは食事である。ロングステイヤーの郷愁をそこそこ満足させるに足る和食も食べられる。高級タイ料理、イタリア料理など行きつけの店もあり、今日は為替レートが思ったより良かった、などと理由をつけて散財する。今回は、ホテル近くの潮州料理店に行った。昔、台湾に出張した時に、潮州料理をご馳走になったことがある。鳩料理が美味しかった。潮州ってどこかと思ったが、広東省の都市と弟が教えてくれた。
香港で話される言語は広東語、つまり広東出身者が多い。それで、アグネス・チャンが来日したての頃、上野公園の鳩を見ておいしそうと思った、の話がつながる。
余談ではあるが潮州出身の中国系タイ人も少なくない。タイソバのクイッティオは潮州語でライスヌードルを意味する「粿條 コエティオ」が語源とか。

■ランナー・エキスポ2016
丁度、1週間の会期でランナー・エキスポ2016がチェンマイ国際会議場で開かれているというので出かけてみた。今年のテーマは昨年に引き続き「Lanna... Endless Charm(ランナーの永遠の魅力)」とのこと。
チェンマイ市内から30分足らずで到着するはずが、道を間違え、到着まで2時間近くを要した。車を止めてタイ人に道を聞いたところ、知ってるよ、ところであんたスマホ持ってる? そのタイ人は弟の携帯を取り上げて、現在地がここ、行先はここ、と携帯画面を押す。すると行先までの道がたちどころに表示された。ああ、長生きはするものだ。

ランナーの各種物産の展示即売、屋台食堂街などチェンライで開催される物産展と同様であったが、会場の広さは半端でない。山岳民族のオリジナル財布をもらうため4ヵ所のスタンプラリーに参加したが、いい運動になった。食堂街ではチェンマイ県内でうどんレストランを展開する「シンチャン・うどん」のブースを探し当てることができず、これが心残り。

帰路半ば、県境にあるアカ族の市場では、いつものように小豆などを買って帰宅。こんな感じで1泊2日のチェンマイ旅行は終了。




写真はチェンマイプラザの部屋、潮州料理店、あとはランナーエキスポ関連