チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

ミャンマーの旅(1)

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ミャンマーの旅(1)

■忙しかった11月
雨が降らなければ8時過ぎにテニスに出かけ、帰ってシャワーを浴び、パソコンへ向かう。午後もパソコン、またはブアさんの買物に付き合う程度。午睡をむさぼることもある。すべて世は事も無し、の穏やかな生活である。しかしながらこの半月は疾風怒濤のように過ぎた。11月14日に友人とミャンマーに出かけた。旅行中に日本から娘が婚約者と共にチェンマイに飛来してきたので、彼らに合わせてヤンゴンからチェンマイに戻って彼女と再会、それから娘のアテンド数日。昼寝などする暇もない忙しさだった。半月ばかりブログ原稿は1本も書いていない。通常通りアップされていたではないか、と言われそうだが、ミャンマーに行くまでに5本の原稿を書き上げて、あらかじめ日時を指定してPC上にアップしておいたのだ。怠惰な自分としては原稿の書き溜めにも四苦八苦したので、11月は何かと気ぜわしい月だった。だが、その分充実していたとも言える。素晴らしい景色に感動したことも、旅でありがちな盗難事故に遭遇してがっくりしたこともあったがこれもすべて旅のスパイス。これに懲りずこれからも好奇心と体力が続く限り、新しい体験に挑戦してみたい。

■バスでミャンマー
話は3ヶ月前にに遡る。Nさんと会ったとき、バスでタイからミャンマーへ行く計画を伺った。彼とは昨年、二人でラオスをバイク縦断した。近隣国の旅行については我が師匠である。チェンマイからバスで6時間、メーソットへ着く。タイ、ミャンマーの国境ムーイ川を渡ってミヤワディに行く。ここからヤンゴンマンダレーへのバスが出ているという。2、3年前はミヤワディ、ヤンゴン間の道路事情は最悪で、一日交代でヤンゴン行とミヤワディ戻りのバスが交互通行していた。雨季にはそのバスも不通。道路を含むインフラはその国の経済状態を反映する。国際社会から長らく邪険にされていたミャンマーは、インフラ整備の援助も少なかったのだろう。ところが最近は、ミヤワディから毎日定期バスが運行されており、タイからミャンマーミャンマーからタイへ渡るバックパッカー人気のルートとなっているという。面白そう、お供させてください。

現在、チェンライからバンコクまで「国王様弔問特別運賃」が適用されている航空便があり、これを利用するとチェンライ、ヤンゴン間が片道1万円以下というチケットがある。バスでヤンゴンに行くとなると、2,3泊するし、夜はどんちゃん騒ぎになることが目に見えているから、空路で行くほうがよっぽど安い。でもこれまで、ラオスのルアンプラバン、カンボジアアンコールワット、中国雲南省の景洪、すべてチェンライからのバス利用。隣国ミャンマーの旅もとりあえずバスで行ってみたい。
当初、Nさんの友人2名と一緒ということであったが、結果的には6名ということになった。日本やチェンマイから空路ヤンゴンに到着という人もいたので、10日間の行程は、チェンマイ-ミヤワディ2泊4人、ベグー1泊、ヤンゴン1泊6人、ヤンゴン1泊3人、パガン4泊1人と変化した。50代、60代の男性ばかりだったが、皆さん紳士で話題も経験も豊富、団体旅行も楽しいものだった、ヤンゴンで皆さんと別れ、独り夜行バスに揺られてパガンへ行った。独り旅もまたいい。

■まずはビザ取得
ミャンマーへ行くのは初めてか、というとそうではない。チェンライを北に60キロ走るとタイ、ミャンマー国境の街メーサイに到着し、ここからメーサイ川というショボい川を渉れば、ミャンマーのタチレクに行ける。ただし、最近までタチレクより先にバスで行くには、ミャンマー政府公認ガイドの同行が必要とか、行動範囲が制限されるなどの不都合があり、一般には半日ほど入国して、暫し買い物や異国情緒を楽しむ観光地となっている。自分の何度かこのビザ不要のタチレク見物をしたことがあるだけで、ヤンゴンとかマンダレー、あるいはアンダマン海ベンガル湾に面したビーチリゾートに行ったことはない。

ミャンマーに行くにはまずビザがいる。1,2年前はバンコクミャンマー大使館に行く必要があったが、今はチェンマイ総領事館で取得可能。車で友人と3人でチェンマイミャンマー総領事館へ。午前中受付、午後3時半以降にビザ入り旅券の返還。1日後とか3日後だと申請費用が安くなるのであるが、チェンライ住まいの我々は1300Bを払って即日交付を選択。
夜はチェンマイのGという日本風居酒屋で前祝い、ロングステイ老人のノスタルジアをはるかに満足させる味と値段、これからの旅への期待が高まる。(続く)