■2日目はプラチュアップキーリーカン
プラチュアップキーリーカンはマレー半島の北部、タイ南部の県だ。王様の保養地で有名なフアヒンがある県と言ったほうがわかりやすいかもしれない。面積は群馬県とほぼ同じだが細長く、西側はミャンマーと国境を接し、東側はシャム湾に面している。
グーグルマップで見ると、1日目に泊まったチャイナートからプラチュアップまではバンコク経由で465キロとなっている。でもNさんによるとバンコク都内に入るとバイクは高速乗り入れ禁止となっており、一般道は渋滞でバイクでも苦労する、従って少し遠回りでもバンコクを迂回したほうが早いと言う。グーグルはバイクで行くと時間がかかるよ、などと教えてくれない。先達の知識はありがたい。
チャアム、フアヒンを過ぎて午後3時過ぎにプラチュアップに到着。この日の走行距離は500キロだったが、前日に600キロ以上走っていたので、物足りないというほどではないがほとんど疲れは感じなかった。
■「地球の歩き方」にも載っていないが
我々の目的地、「タカの渡り」がみられるチュムポーンはプラチュアップの隣県である。どうして一気にチュムポーンに南下しなかったのか。それには2つ理由がある。一つは、ツーリングではあるが、修行の如く1日中バイクを走らせ、寝て起きたらまたひたすら走行、それだけが能ではない、複数泊して海鮮料理を食べたり、のんびりと近くの名所旧跡を訪ねるのも悪くはない。もう一つは2年ほど前に友人からいいところだよ、という以下にご紹介するおすゝめメールをもらっていて、一度は、と思っていたからだ。
プラチュアップ・キーリーカン
《三つの湾の町》と呼ばれる、美しい海岸線沿いの田舎街です。ホアヒンから南へ100余キロです。ホアヒンも含む県の県庁所在地です。
朝８時くらいにバンコクを出る特急列車が、昼過ぎに到着します。 朝７時過ぎにバンコク・トンブリーを出る鈍行列車も面白いかもしれません。
バンコク南バスターミナルからバスも多数（一時間おき）出てます。北バスターミナルからは、ロットゥー（ミニバン）も出てます。
チェンライから直通夜行バスもありますよ。（笑）
さて、駅を背にしてまっすぐ歩くと、10分ほどで海岸に到着です。桟橋があります。そこで右（南）を見ますとすぐに、５階建てのホテルがあります。
これが私の泊まったホテルで、スックサン・ホテル（SUKSANT HOTEL)（032-611-145）750バーツだったと思います。（エアコンなしの部屋ですともっと安いです。）古い、くたびれたホテルですよ。
チェンライだったら350バーツクラスでしょうか？立地だけでお値段の高いホテルです。
三つの湾のうち、マナオ湾（一番南の湾）が一番美しくって、きれいな砂浜が続いてます。おすすめです。 街中からは、空軍の滑走路を横切って行きます。
ここには空軍基地があって、昔、日本軍と戦っちゃった歴史が展示されています。
でも、ご安心ください。地元民は日本人に対しても優しかったですよ。（笑）
アッ、この展示施設、休日しか開いてません。
外の公園にはモニュメントが置いてあり、いつでも見学可能です。（日本語の説明書きもあります。）
なお、空軍基地の中にもホテルがありまして、一般人も（外国人も）宿泊可能です。
スックサン・ホテルから北へ、桟橋のたもとを超えて５分ほど歩きますと、その先の公園に、
シーフードレストラン（夜だけのOPENだと思います。）が固まってあります。
XXさんが、涙を流しながら、『旨いうまい』と喰っていました。
その先に『鏡山』があります。街のシンボルですね。
400段弱の階段を昇っていきますと、絶景が待っています。登るなら早朝が宜しいかと・・・。
野猿に注意です。
更に北に行きますと、ノイ湾になりまして、漁村ですが、美しいお寺があったりします。
ホテルの前の海岸通りに多数のレンタバイク屋が並んでます、相場は200バーツ/dayです。
レンタサイクルだと一日50バーツ。
以上、簡単なプラチュアップの観光案内でした。
私のお気に入りの街です。
■先達に従って
そのまま観光案内に使えそうないき届いた説明だ。お勧めのスックサンホテルに投宿、1泊エアコン付490B。ここに2泊することにした。ホテルの前はプラチュアップ湾の砂浜となっている。遠浅なのか茶色い波が打ち寄せているだけで誰もいない。あとで知ったがベトナム方面で発生した台風の影響でシャム湾の波は高かったらしい。人のいない海では泳がない、が自分のモットー、泳ぐのは諦めて、早めに公園内のレストランで海鮮料理とビールで宴会、海上に浮かぶ半月を眺めながらホテルに戻った。
写真はプラチュアップキーリーカン県位置、プラチュアップ駅、ホテル看板、ホテル前の海。市場の魚
