チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

#ライフスタイル全般

読むたびに感動(2)

読むたびに感動(2) ■悠久の大義 4月13日に「読むたびに感動」と題して市丸海軍少将の「ルーズベルトニ与フル書」全文をご紹介した。孟子に「春秋に義戦なし」という言葉がある。しかしながら戦いはそれぞれの大義名分がある。日本はポツダム宣言を受諾したが…

読むたびに感動

読むたびに感動 ■ルーズベルトに与うる書 硫黄島では米軍11万を相手に日本帝国陸海軍は2万で立ち向かった。劣悪な環境の下、5日間で陥落するはずの島を1月以上守り、ほぼ全員が玉砕した。 市丸利之助海軍少将は玉砕に先立って敵将にあてて英文、和文の手紙を…

それを言ったらお終い

それを言ったらお終い ■働かなくても サウジアラビアのサルマン国王が3月12日、来日した。サウジ国王の来日は46年ぶりとなる。王族や関係閣僚、国王の使用人など計千人を超す大規模な訪問団で、約10機の飛行機に分乗して相次いで日本に到着した。サルマン国…

天皇皇后両陛下、ベトナム、タイご訪問

834. 天皇皇后両陛下、ベトナム、タイご訪問 ■タイ全土、感謝と感激 天皇皇后両陛下はベトナム訪問を終えられ、3月5日に昨年10月に死去したプミポン前国王を弔問するため、タイの首都バンコクに入られた。両陛下はワチラロンコン新国王と40分近く会見され、…

失われる古来の美風

失われる古来の美風 ■謝罪は潤滑油 コートでやたらと謝る日本人に違和感を覚えたが、どうして邦人は謝るのだろう。そして謝ることはいけないことなのだろうか。斯く言う自分もスマッシュがネットにひっかかる、ロブがラインを越える、そんなミスをする度にパ…

暑くてもテニス

暑くてもテニス ■暑季到来か 2月下旬から最高気温が35度前後となってきた。最低気温はまだ15,6度であるが、この最低気温が20度を越すようになったら、完全に暑季入りということになる。タイの学校は概ね3月から5月にかけてが夏休み。いくら熱帯の子供でも暑…

テニスが仕事

テニスが仕事 ■週5日の出勤 2月に入って乾季らしい晴れの天気が続いている。最低気温は15-16度、朝のバイクは、短パン、半袖ではちょっと寒いかな、と思う程度、日中は30度前後に上がるが、夕方、陽が落ちると再び涼しくなる。今が一番良い季節だ。雨の心配…

愛国心

愛国心 ■八つ当たり 今月20日にトランプ氏が米国の第45代大統領に就任する。就任前のトランプ氏が大型減税、財政支出をツィッター上で呟いただけで、ニューヨーク株式のダウ平均は2万ドル、東京株式市場、日経平均株価は2万円に迫ろうという賑わいとなってい…

日本大絶賛

日本大絶賛 ■日本礼賛番組 最近、「世界!ニッポン行きたい人応援団」、「すごいぞ日本」、「日本に来た外国人が驚いたこと」といったユーチューブを見ている。何かというと日本はダメだ、遅れている、果ては独裁のアベ政治は許さない、などという反日日本人…

800号記念回想

800号記念回想 ■チリも積もれば 本号でタイで書き始めたブログが800号となった。確か500号をアップした時だったと思うが、友人から「チリも積もれば山となる」という激励メールをもらった。それからさらにチリを積み上げたことになる。八百というと「嘘八百…

崩御から2週間

崩御から2週間 ■タイの日常と日本の反応 大変不敬な話ではあるが、国王陛下のご不例が伝えられるたびにスーパーへ走ったものだ。目的はビールの買い溜め。もし崩御ということになれば1週間、もしくは1月ほどアルコール類の販売が中止になるという噂が流れて…

心のゆとり

心のゆとり ■授業を休んで変わったこと 週2回、1回1時間のタイ語授業を受けていた。それを休んで半年になる。気が楽である。あ、明日は授業だ、と言う切羽詰まった気持ちにならなくていい。まだタイ語の勉強を続けている兄に、日曜の8時過ぎに「宿題やった…

超高齢化社会

超高齢化社会 ■逃げ切り世代 週刊誌は、些細なことを大げさに取り上げて、あなたはひどい目にあう、日本の将来はない、といった善男善女を不安に陥れるような記事を書く。でもあなたは恵まれている、日本の将来は明るい、といった記事では販売部数は上がらな…

用語に注意

用語に注意 ■女中は差別用語 知人に介護生活を紹介していた時、自分の話を遮って彼が「今、女中と言ったけれどメバーンというべきではないか」と言った。口調から女中は差別用語じゃないか、という非難が読み取れた。女中は放送禁止用語となっている。でもこ…

無心の笑い

無心の笑い ■安倍さん フジテレビ「笑っていいとも」のゲストに安倍晋三首相が登場していた。2014年3月21日、番組終了の7日前とのこと。現役の首相がバラエティ番組に出演するのは前代未聞と当時は大ニュース。ありがたいことにこのタモリと安倍さんの掛け合…

チェンライのお父さん

チェンライのお父さん ■ベストスリー 日本人がモテる国ランキングベスト5という記事によると、日本人男性がモテる国の第一位は、先頃オリンピックが開催されたブラジル。ブラジル人女性は、日本人男性の切れ長な目が好きだという。ブラジル人男性の濃い、く…

パナセリの起業家アダム

パナセリの起業家アダム ■アカの村 チェンライを初めて訪れたのは2002年のことだった。それ以来、チェンライに行くたびに、2,3泊はアカ族の村、パナセリに滞在するようになった。パナセリは標高1000mを越える山岳地帯にある。パナセリより更に100mほど上…

日々の暮らし3題

日々の暮らし3題 ■タンブン タイの電圧は220Vである。結構、感電事故は多いらしい。日本ならビリッときて、ああ驚いた、で済むがこちらでは体に電気が通ると1週間くらい寝込むことになるという。家電製品は中国製が多いからすぐ壊れる。扇風機は7年で10台く…

思いこみ

思いこみ ■自分ができれば 誰でも自分を基準として考える。だから自分ができることは他人もできると思いこむ傾向がある。半世紀も前、体育の授業で行進曲にあわせて歩いていた。隣のN君が曲に合わせて、ドソミソ、ファミレとか口ずさんでる。驚く自分に、彼…

脅しを見破るために

脅しを見破るために ■好感度の高い日本 このままでは日本はダメになる、が野党の合言葉である。戦後71年、日本はダメになったどころか、世界から仰ぎ見られる経済大国、道義大国になっている。日本に好感を持つ国は少なくない。公益財団法人新聞通信調査会が…

品格のない老人が増加中?

品格のない老人が増加中? ■ネットの書き込みから 最近は犲禺圓茲蟾睥霄圓諒?マナーが悪い瓩箸いΠ娶があるようだ。少し前は、公共の場で配慮ができない存在といえば「若者」が定番だった。「最近の若いもんは」とはいつの時代も年配者が若者の姿を憂えていう…

ブログの付け足し

ブログの付け足し ■保育園問題 4月7日の「誇りなくして道は拓けず」で「保育園落ちた」という呪詛のツィートを載せた。コピペしたから、さらっとしか読んでいなかったのだが、この度、このツィートを熟読してみた。不愉快なことには変わりはないが、本質をつ…

謝罪よりも赦し

謝罪よりも赦し 前々号の「そんなこと言ってもね」で原爆投下の謝罪を求めない日本人の民度の高さについて触れた。その後、門田隆将さんのブログを読み、自分の直感の正しさを確信した。多くの方に読んで頂きたく、そのブログを転載させて頂く次第である。 …

そんなこと言ってもね

そんなこと言ってもね ■シャム民族5000年の歴史 タイの文化世界遺産は「スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町」、「古都アユタヤ」それに「バーンチエン遺跡」の3つである。スコターイやアユタヤは13世紀とか14世紀に興った王朝の都があったところ。そ…

世界の子供に日本の漫画を

世界の子供に日本の漫画を ■影響を受けた漫画 自分が影響を受けた漫画をあげるならば、やはり鉄腕アトムとゲゲゲの鬼太郎だろう。両方ともテレビアニメになった。 西欧ではロボットは人間と対立する禍々しいもの、というイメージがある。アメリカのSF作家、…

誇り高き日本人

誇り高き日本人 ■勝負師升田幸三 中公文庫に棋士升田幸三の「名人に香車を引いた男」がある。元は週刊朝日に連載された自伝で、升田が喋りまくったものを記者がまとめたものという。この本の中のエピソード、GHQに呼び出された升田が居並ぶ米軍将校をやりこ…

介護ロングステイ7年3カ月

介護ロングステイ7年3カ月 ■暑いけれど変わらぬ毎日 今年の4月は暑かった。天気予報の最高気温は連日40度以上。体が暑さに順応してきたのか、36度、37度位だと、なんか今日は過ごしやすいじゃないか、などと思ってしまう。現在、午前10時だが、窓際に置いた…

誇りなくして道は拓けず

誇りなくして道は拓けず ■保育園落ちた 保育園に子供を預けることができず、再就職できない女性が匿名ツイッターで呟いた。働くお母さんから共感できる、という声が多く寄せられているという。全文は下記の通り。 保育園落ちた日本死ね 何なんだよ日本。 一…

ハンドルの遊び

ハンドルの遊び ■カリビアン カリビアンことスズキのジムニー、1300奸1989年製は健在である。ほとんど毎日乗るし、時には長距離ドライブにも行く。5段変速、ギア比をうまく使わないと、車のほうでそれじゃやってられませんよ、とギヤ鳴りで文句を言ってくる…

風土と政治

風土と政治 ■和辻哲郎の「風土」 和辻哲郎の「風土」は50年前は学生必読の書だった。 和辻は1927年に船に乗りドイツに留学する。湿気と暑熱のインド洋から乾燥の沙漠地方を通過した3月も末、地中海で彼は牧草の緑の輝きに感動する。船上で親しくなった京大教…