チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

読むたびに感動(2)

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読むたびに感動(2)

■悠久の大義
4月13日に「読むたびに感動」と題して市丸海軍少将の「ルーズベルトニ与フル書」全文をご紹介した。孟子に「春秋に義戦なし」という言葉がある。しかしながら戦いはそれぞれの大義名分がある。日本はポツダム宣言を受諾したが、連合国軍の大義名分を受け入れたわけではない。戦争に負けたのだから日本がすべて悪かった、米国はすべて正しいということはない。

20世紀初頭、アジアは日本とシャムを除けばすべて白人の植民地だった。シャムも西の英領ビルマ、東の仏領インドシナに挟まれた緩衝国で、英仏に少しずつ領土をかすめ取られていた。日本を除けばアジアは白人の支配下に呻吟していた。

大東亜戦争は「優秀な白人種」が「劣勢民族である有色人種」を絶対的に支配し、蹂躙し、奪うのが当然とする価値観と、人種の平等と共存共栄を求める理想との戦いだったと言ってもいい。日本のリベラルは納得しないだろうが、東南アジア諸国はすべて「悠久の大義」、つまり日本が行った人種の平等と共存共栄を求めるための戦いを是としている。確かに日本は戦いに敗れたが、戦争の大義を実現したのは連合国だったのか、それとも日本だったのか。
少将は「ルーズベルトニ与フル書」を記した直後に玉砕攻撃に参加し散華されている。極限状態にあっても知性と理性を、そして武人の誇りと矜持を失ってはいない。この書簡を読むたびに日本人は凄いと思う。

■少将の洞察力
市丸少将は
「貴方達はすでに成した。 十分な繁栄にも満足することはなく数百年来にわたるあなた方の搾取から免れようとするこれらの憐れむべき人類の希望の芽をどうして若葉のうちに摘み取ろうとするのか。ただ東洋のものを東洋に返すに過ぎないではないか。
貴方方はどうしてこのように貪欲で狭量なのか。大東亜共栄圏の存在は少しも貴方達の存在を脅威するものではない。 むしろ世界平和の一翼として世界人類の安寧幸福を保障するものであって、日本天皇の真意はまったくこれに他ならない。このことを理解する雅量(器)があることを希望してやまないものである」と書く。

これは強国が弱国を蹂躙し、支配し、奪うのが当たり前とする植民地主義を否定し、世界の人種がそれぞれの地域で自主独立し、もって恒久的世界平和を実現するという国連憲章を先取りした内容である。
大東亜共栄圏は今、ベトナムラオスなどの共産国も含めた10カ国からなる東南アジア諸国連合(ASEAN)となって実現し、世界平和の一翼を担っている。

■貪欲で狭量
しかしながら白人国は市丸少将のいう「このことを理解する雅量」はなかった。戦後、フランスは仏領インドシナの、オランダはインドネシアの、英国もインドの独立運動を押さえようとした。ドゴールはインドシナを再び植民地とすることでフランスの栄光を取り戻す、と豪語し、ベトナムの再占領を謀る。
だがフランスはディエンビエンフーで敗北し、1954年に第一次インドシナ戦争終結した。
これでやめとけばいいのに、米国がベトナム戦争に介入。インドシナの共産化を防ぐ、という名目だったが、これは市丸少将の「貴方達の善戦によって力を尽くしてヒトラー総統を倒すことができたとして、どうやってスターリン率いるソヴィエトと協調するのか。世界を強者が独専しようとすれば永久に闘争を繰り返し、ついに世界人類に安寧幸福の日はないだろう」の洞察が正鵠を射ていたことを証明するものとなった。

■白人は戦わない
最後に、少将が「貴方達のなすことを見れば、白人が世界の利益を独占しようとして、有色人種をその野望実現のための奴隷として扱おうということに他ならない」と述べていることに付言したい。
アジアで日本軍は連合国と戦ったが、出てくる兵隊はフィリピン人、インド人、マレー人、中国人など有色人種ばかり。英国兵、米国兵はあっさり降参。インパールでも英国軍の7割は有色人種、ナイジェリアの黒人兵もいた。硫黄島サイパンでも上陸してくるのは黒人兵ばかりで白人兵は黒人が死んだ後やっと出てきた。生き残りの日本兵がそう証言している。ドゴールはアルジェリア、モロッコセネガルの植民地から徴発した兵士を前線でベトミンと戦わせた。彼らは士気が低く、それでフランスが負けたとも言われている。

米国は朝鮮戦争でまず黒人兵を前線で戦わせた。白人が最前線に出なくて済むよう米国は日本に再軍備を要請したが、吉田茂憲法を盾に拒否した。半島有事が懸念されているが、また白人は有色人種同士(日本人と半島人)を戦わせて、自分たちは安全な後方で待機するのではないか。白人の悪辣さは戦前と変わっていない。