チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

天皇皇后両陛下、ベトナム、タイご訪問

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834. 天皇皇后両陛下、ベトナム、タイご訪問

■タイ全土、感謝と感激
天皇皇后両陛下はベトナム訪問を終えられ、3月5日に昨年10月に死去したプミポン前国王を弔問するため、タイの首都バンコクに入られた。両陛下はワチラロンコン新国王と40分近く会見され、哀悼の気持ちをお伝えになった。両陛下のご訪泰を現地メディアも大きく報じており、ご弔問のために両陛下がタイにお立ち寄りになられたことに対して、タイ人からは感動を伝える声が多く寄せられていた。

○両陛下、弔問の為にタイに立ち寄ってくださって、本当にありがとうございました。

天皇陛下もタイを愛してくれているようで嬉しい。日本の天皇とラーマ9世は友人同士だったしね。 

○国王陛下と日本の天皇は固い友情で結ばれてたんだね〜。 

○日本の皇室と良好な関係を築けてることは、タイにとって喜ばしいこと。天皇皇后両陛下万歳。 

○ようこそ。天皇陛下皇后陛下もいつまでもお元気で。タイ国民の一人として、心からの感謝を申し上げます。

○外国の首脳が弔問しに来てくれる事がこんなに嬉しいものだとは。 

○日本の天皇はかなりご高齢のはずなのに、今でも海外に出て仕事をしてるんだから凄いよね。

○ニュースで両陛下の姿を観てたら、涙がこみ上げてきた。 

○私たちは天皇陛下が大好きです。ティラピアをタイに広めてくれた人だから。 

○通常天皇陛下は1つの国に2回は行かないってどこかで読んだことがある。 だけどタイにはたしか3回も来てくれてる。 

○昨日両陛下の車を沿道で待ってたら、ミチコ皇后をはっきりと見ることが出来たよ。車は私たちの前では速度を落としてくれてたから。2人とも沿道にいる人たちに手を振ってくれたんだけど、感動で鳥肌が立って涙が溢れてきちゃった。 

○王室と皇室が、タイと日本の関係をより強固にしている。今回そのことが改めてよく分かったよ。

○日本との友好関係が永遠に続くように努力していこう!

タイのテレビを見ないのでわからなかったが、両陛下ご訪問のニュースはプライムタイム全体を通して事細かに、それも何度も放映されたという。それを見ていたブアさんが翌朝、皇后陛下の歩き方(エレガントと思ったらしい)の真似をして感動を表していた。両陛下は皇太子の時に訪タイされ、チェンマイを訪ねられている。その時、バンコクからチェンマイまでの機内でプミポン国王が自らサックスを演奏して、お二人にサービスされたという。国王が崩御された時、両陛下は3日間の喪にふされ、シリキット王妃にすぐ弔電を送られたことをタイ国民はよく覚えている。

両陛下のご存在は千人の外交官にも勝る、と言われる。タイの報道機関の取り上げ方、国民の興奮、感動ぶりを見ると、チェンライに蟄居するしがない身ではあるが、皇室を戴く日本に生まれてよかったとしみじみ思う。


■日本での報道
日本でもこの度のタイご訪問はNHK日本テレビで報道されたようだ。ただし、12日にネット検索で「天皇皇后両陛下 タイ訪問し新国王に弔意表す | NHKニュース」を見つけ、再生しようとしたが、削除されたらしくもう見ることができなかった。

朝日新聞デジタルでは今回のご訪問を次のように伝えている。

天皇、皇后両陛下は6日夜、7日間のベトナム・タイ訪問を終え、政府専用機で帰国した。陛下は83歳、皇后さまは82歳と高齢で、政府や国会で退位についての検討が進む。今回が最後の外国訪問となる可能性がささやかれる言わば「集大成」の旅を、両陛下は精力的にこなした。
 両陛下は2月28日にハノイに到着してすぐ、現地で活動する青年海外協力隊員と会い、二手に分かれて26人全員と懇談。宮内庁関係者が「序盤から全力で臨まれた」と驚くほどだった。
 3月2日の元残留日本兵の家族との対面では、あふれる思いをとうとうと語る家族の話に天皇陛下はじっと耳を傾け、皇后さまは相手の手をずっと握って話を聞いた。両陛下は出迎えた人だけでなく、警備関係者にも手を振った。

読んで違和感を感じないだろうか。日本の新聞とは到底思えない。どうしてしかるべき敬語を使わないのだろう。朝日社内では上司にも敬語は使わず、記事にも敬語は一切使わないという社是でもあるのだろうか。また、「天皇陛下」と書いても決して「皇后陛下」とは書かず、「皇后さま」だ。なぜ「天皇さま」は使わないのですか、と聞きたくなる。ベトナムやタイ国民のほうがずっと両陛下に対する礼儀をわきまえている。

両陛下に対するベトナム、タイ国民の尊敬の念を見るにつけ、一部反日マスコミの報道ぶりを腹立たしく、また情けなく思う。