チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

心のゆとり

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心のゆとり

■授業を休んで変わったこと
週2回、1回1時間のタイ語授業を受けていた。それを休んで半年になる。気が楽である。あ、明日は授業だ、と言う切羽詰まった気持ちにならなくていい。まだタイ語の勉強を続けている兄に、日曜の8時過ぎに「宿題やったか?」と言えるのも気分がいい。

やはり小学生の時から自分は勉強が好きではなかったのだと思う。我が人生、ロスタイムに入っているのだから、好きなことをして暮らせばいいのではないか。と言っても好きなことって何よ、と聞かれると何だろうと考え込んでしまう。テニスは続けている。週5日出勤。その上、サービスエースが取れるようにと、メンバーの来ない土日や夕方に一人サーブの練習をすることもある。楽しんでやっているつもりが、さらに上を目指すために苦行の道に入っているような気がしている。

授業に出なくなって気が楽になった理由の一つは、ブログ原稿に余裕ができたことである。タイ語の宿題優先であったから原稿書きが遅れてアップの前日、ひどい時は当日にパソコンに向かう時もあった。原稿は、原則アップの2日前に書きあげて、1日寝かせて、誤字、脱字、表現の修正をする。やはり急いで書いたものは誤字、脱字があり、かつ人様に読んで頂くには失礼か、と思うくらい粗雑になってしまう。
思い起こせばウズベクでは10本近く書き溜め原稿があった時もある。通帳に300万円の残高があるようなものだ。ところがタイでは自転車操業、貧乏暇なし、原稿に追いかけられるような生活。
気持ちに余裕のできた今はテニスコートから戻ってシャワーを浴び、パソコンに向かって原稿書き、常に3,4本の予備原稿を持つ身分となった。

■新しいスキル獲得
ウズにいた時、またタイに来てからも原稿のアップを東京の友人にお願いしていた。3年ほど前に自立して自分でメール配信、ブログアップをやるようになっていたが、旅に出るときは友人のご好意におすがりして配信、アップを代行して貰っていた。
でも最近になって、予約機能を使えばアップ日時を前もって指定できることがわかった。我がブログのアップ時間が8月以降午前0時01分に固定されているのはこの予約機能を使っているからである。メール配信のほうは、原稿を下書きにペーストしておけば、好きな時間にiPadから送信できることがわかった。これで友人の助けを借りることなく、長期の旅行にもいける。勉強は嫌いでも新しいスキルが身に付くことは嬉しい。

■ 予備原稿と旅行
旅行記事のようにシリーズとなれば断続的にアップしてもそれほどおかしくない。しかし、古くなると今更、となってしまう原稿もある。例えば10月10日にアップした「長期安定の軍政」は1月ほど寝かせてあったので、日付が1月以上前の引用記事ばかり。古い話書くなよ、と自分でも思う。また予備原稿を使おうと思っても、北タイで寄席があった、女子大生を見た、国王陛下の崩御、といったニュースがあればそちら優先となる。
それに預金を下ろすように、予備原稿を使えばあとあと苦しくなるかもといった貧乏人根性もあるから、在庫縮小に走る気にならない。

予備原稿があれば旅行に行ける。実は高校の同期会があるので10月に一時帰国しようと、航空チケットをまじめに検索していたことがあった。結局は断念し、代わりにトルコに行くつもりであったが、これもやめてしまった。これでは何のために原稿(と金)を貯めているのかわからない。

ミャンマー
11月に友人とミャンマーに行く計画がある。ビザ取得はこれからだがチェンマイにあるミャンマー総領事館でもらえるらしい。タイとミャンマーは国境を接しているが、基本的には航空機でなければ行き来できなかった。しかし、インフラ開発が進んで、北タイのメーソットからミャンマーのミャワディを経てヤンゴンまで定期バスで行ける。ミャワディーヤンゴン間の所要時間は9時間。この道は2年前まで乾季の奇数日と偶数日で上り、下りの交互通行、つまり車がすれ違うことができないという悪路だった。今でも完全舗装ではないらしい。ヤンゴンからマンダレーに行くか、それともアンダマン海に出て伊勢海老を食べるか。

旅程が少し伸びても問題はない。と言うのは隠し口座ではないが。公開許可をもらっている友人の、原稿にして3本分のエッセイがあるからだ。長期の旅とかどうしても書けないときのために大事にとってある。それほど贅沢ではなくとも海外旅行もできるし、友人のお陰で原稿の余裕もある。あくせくしなくても心豊かなロスタイムを過ごせることを感謝したい。





写真は近所の朝市