チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

無心の笑い

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無心の笑い

■安倍さん
フジテレビ「笑っていいとも」のゲストに安倍晋三首相が登場していた。2014年3月21日、番組終了の7日前とのこと。現役の首相がバラエティ番組に出演するのは前代未聞と当時は大ニュース。ありがたいことにこのタモリと安倍さんの掛け合いをユーチューブで視聴できる。

安倍さんは「以前、入院していた時にボキャブラ(天国)を見ていたんですよ、大玉なんか出てきてね、笑って明るい気持ちになりました」などとタモリを持ちあげる。タモリが「バラエティがお好きとは資料にもなかった」と言うと「ま、バラエティのことはあまり質問されないですからね」と会場の笑いを誘う。更に、楽しく朗らかになる、はプラス思考に繋がる、と言いながら背後の花輪を振り返り、「あ、あの人が花を送ってくれた、ありがとう、と思う人がいれば、あ、あいつの花がないじゃないかと思う人もいるわけですよね。ありがとう、と思うところで止めておくことが大切なんですよね」とタモリや観客と一緒に屈託なく笑う。
首相はタモリに「32年間番組が続いた秘訣は『反省しないこと』とタモリさんは言われましたよね。私はタモリさんと違っていつも反省している」と逆質問。「まあ、職種が違いますから反省するな、とは申しませんが」とタモリが返す。タモリが「今度一緒に飲みましょうか」と誘うと「是非。ゆっくり長続きの秘訣などをお伺いしたい」とみんなで大笑い。

日韓慰安婦合意や移民政策など安倍政権を支持しかねることもあるが、性格の良さ、生まれの良さが感じられる首相の笑顔を見て、少しいい気分になった。

習近平さん
各国の首脳も安倍さんのように屈託なく大笑いするのだろうか。首脳がいつも深刻な顔ばかりしているよりも、時には楽しそうな表情を見せたほうがいいに決まっている。明るく幸せな家庭ではお母さん、お父さんが朗らかで、感謝と思いやりの心で溢れている。親が暗い顔をして、こうなったのもあいつのせいだ、俺の言うことを聞かずみんな逆らいやがって、などと他者を恨んで愚痴をこぼしていたら、子供はまともに育たたない。

中国の習近平国家主席が大笑いしている姿を見たことがない。安倍さんとG20で30分の日中首脳会談を行ったが握手の時を含め終始仏頂面だった。
習主席は16歳から22歳まで陝西省延安市延川県に下放されていた。冬は零下20度、夏は35度になる過酷な地で、彼は「窯洞」(山を掘って作る横穴式住居)で暮らし、農作業に明け暮れた。高校1年から大学卒業までの貴重な年月を、映画も見ず、読書もせず、音楽も聞かず、スポーツもやらず、友人とも語らず、恋愛もせず、ただ農作業をしていたら、どういった人間になるか。
自分だったら、と考える。生きるだけで精一杯だから、人を思いやることもできず、教育、教養に引け目を感じ、口数が少なく、おどおどした性格になったのではないか。心から素直に笑うことができなくなっただろう。人に対する憎しみ、羨望は強くなったかも。

習主席は清華大学で化学工学の学位を、更に法学で博士号を取得しているから、学歴で引け目を感じることはない(と思う)。だがアニメやビートルズの話題にはついていけないはずだ。国家主席ともなれば各国首脳との晩餐会に臨むこともある。両隣の人とどういう会話をするのだろう。宴会で官僚の用意した無味乾燥な作文を読むだけ、といった場面が多いのも仕方ないことか。

朴槿恵さん
お隣の朴槿恵大統領もお気の毒な人だ。ご両親は二人とも不慮の死を遂げた。その時から私は笑うことをやめました、というように時折は微笑むが、腹を抱えて大笑い、といった場面は見たことがない。韓国の行く末を思えば、笑ってなんかいられません、とお叱りを受けるかもしれない。でも会社でもトップが朗らかでないと業績も社員も明るくなりません。両親は亡く、姉妹の仲もよくない。曲りなりにも田中真紀子には亭主がいて感情のはけ口になったかと思うが、朴さんには愛犬しかいない。

半島人が何故日本を貶めるかというと、700年に亘る朱子学に骨がらみになって華夷秩序意識が抜けないからだ。日本人は半島の賤人より下位、は朱子学から見れば当然のこと。その夷国に五輪のメダルでもノーベル賞の数でも敵わない。悔しさをありもしない慰安婦や強制労働にすり替えて世界に言い付けて回る。可哀そうな国だ。これでは朴さんも笑っていられないか。

と、書いたところで、「The King Never Smiles (決して笑わぬ王様)」というタイでは発禁となったプミポン国王の伝記があることを思い出した。王様もタイの将来を心配されているからだろうか。




https://www.youtube.com/watch?v=oJ7XxmLJeCU 安倍さん、タモリの掛け合いはここから視聴できます。