チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

岸田さん、大丈夫ですか

 

チェンライ花祭りから

同上

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岸田さん、大丈夫ですか
■世界の中の日本
日本のテレビニュースには国際ニュースの時間が少なく、日本を世界の中で俯瞰的にみる姿勢があまり感じられない。フィリピンから強盗指示をした容疑者の移送とか、火事で人が死んだとか、寿司チェーンで人を不愉快にする行動をとった若者がいるとか、確かに大変な出来事かもしれないが、基本的には日本の将来を左右することではない。

それよりもロシアのウクライナ侵攻から得られる教訓は何か、とか台湾有事が生じたらどうなるか、中国、ロシアの連合軍が日本に侵攻してくるか、その備えはどうか、そういった日本国の興廃に関する重要事項を報道し、警鐘を鳴らすのがマスコミの使命ではないかと思うのだが、違うのだろうか。

国連の常任理事国が武力による領土変更を行い、原子力発電所を砲撃し、更には戦術核の使用をチラつかせている。ロシアが核を使えば、中国も使うだろう。
中国には1300発のミサイルが日本の30万人以上の都市に狙いを定めているという。ロシアのウクライナ侵攻で分かったことは、独裁者は、いくら賢明と言われていても常識的な行動はしないということだ。習近平が台湾有事にあたって、嘉手納基地、佐世保、横須賀、横田基地三沢基地を攻撃するだけではなく、千代田区に戦術核搭載のミサイルを落としたら日本国はほぼマヒしてしまう。33基ある日本の原発のいくつかが破壊されたら、放射能で日本は滅びる。

独裁国家の恐ろしさとは、プーチン大統領が示してくれたように常識や良識に囚われないことだ。習主席が良識に従って行動する訳がない。ダモクレスの剣はいつ落ちてくるかわからない。強盗事件、醤油ペロペロ、感染症、公金チューチューもまず日本国あっての話である。チェンライにミサイルは落ちてこないだろうが、日本国が無くなれば、我がロングステイなど雲散霧消する。

■日本をどうしたいのか
岸田首相の支持率が落ちている。保守系の論客からの批判も厳しい。安倍さんは日本をこうしたいという理想を持ち、全部ではなかったにせよ、日本を世界の中に位置づけることに成功した。「自由で開かれたインド・太平洋」は世界のリーダが使うフレーズだが、この構想の立案者は安倍元首相だった。

それに引き換え、岸田首相は日本をどうしたいのか、どうやって守るのかについて確たる考えを持っていないように見える。安保関連3文書は安倍、菅政権の流れで岸田首相が発表した。でも広島出身を吹聴しては「核なき世界」を説いている。自分だって核なき世界のほうがいいと思うけれど、どうやってロシア、中国、北朝鮮、そして米国の核を無くすのか、取りあえず北朝鮮に核を諦めさせてから言ってもらいたい。ウクライナは核を放棄したためにロシアに侵攻された。

首相はG7のメンバー国を歴訪して「核なき世界」を説いたという。これを聞いた各国首脳は、日本は米国の核の傘にぶら下がってくせに何でこんなアホなことを言っているのかと呆れたのではないか。逆説的ではあるが「核なき世界」を実現させるために日本は核武装します、が日本の取る道である。

■部下を守らない
岸田総理の秘書官を務める荒井勝喜氏が、LGBTなど性的少数者について「隣に住んでいたら嫌だ」などと発言し、後に謝罪し、撤回した。荒井秘書官は3日夜、記者団の取材に対応するなかで、LGBTなど性的少数者を巡り、「隣に住んでいたら嫌だ」などと発言した。これは秘書官と記者団の「オフレコ」の会見の出た発言であるが、まずオフレコの発言を記事にするのは如何なものか、と思う。発言全体が報道されてないのでわからないが、一部切り取りのかなり意図的な報道ではないか。
自分が「おっぱいの大きい女性は頭が悪い、と言われますが本当でしょうか」と発言したとする。これを聞いた記者は、あいつはおっぱいの大きい女は頭が悪い、と言った、セクハラ、性差別主義者だ、社会的に葬ってやる、となりかねない。

それに秘書官はLGBT への個人的な好みを表現しただけだ。ボクはパクチーが嫌いだ、と言ったらパクチーへの差別になるのか。LGBTには人権はないと言ったのならともかく、神様だってソドムとゴモラを亡ぼしたではないか。荒井さんも神様もLGBTを良く思ってなかったんですね、くらいにしておけばよかった。

嵌められた荒井秘書官は、すぐに発言を撤回し、謝罪した。それなのに岸田さんは釈明も聞かず、即、秘書官を更迭した。これまで閣僚を交代させているが、刑法犯罪ならともかく、本来なら、本人も自覚しているので引き続き職務を全うさせます、で閣僚を守るべきだった。

部下を守らない上司は人望を失う。