チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

トランプ大統領の訪日

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

トランプ大統領の訪日

■自分の時間が増えた
母が昨年8月に亡くなって、何が変わったかと言えば、自分の時間が増えたことが挙げられる。母がいた時はブアさんとよく買い物に行った。チェンライの市場、或いはスーパーに行って介護用品やら生鮮食料品を購入する。買いものばかりでなく、ブアさんとそのお友達を乗せてお寺にもよく行った。気持ちよく母の世話をしてもらうために、お寺行事の送迎くらい喜んでやった。お陰で近隣のお寺の坊さんと顔見知りになったし、タンブンや寺の行事に顔を出す感心な日本人として、タイ人にも挨拶されるほどになった。でももうブアさんにいい顔をしなくても済むので、お寺参詣回数は激減した。現金なものだ、と言われればその通りであるが、お寺に行くよりPCに向かっているほうがいい。

PCではユーチューブを見たり、ブログの原稿を書く。原稿を書いていて多少、興が乗っている時に「約束通り、市場に行こう」と言われると、イラつくことがあった。大したこと書いていないのに、と分かっていても気分の転換に努力を要した。でも今は全く邪魔されずに自分の時間が持てる。ぶっ通しで長編映画も3時間の討論番組も視聴できる。介護10年の後に訪れる解放感と言えるだろうか。ブログ原稿はすらすら書けるし、ユーチューブもじっくり視聴でき、気持ちよく毎日を過ごしている、と言いたいところであるが、PCに向かう時間が多くなれば、またストレスも増える。

■皇室と英王室の格
令和初の国賓として米国のトランプ大統領が来日した。トランプ大統領NYタイムズワシントンポスト、CNN、NBCを始め、米国のメディアの90%は反トランプと言われている。日本のメディアも米国のメディアの受け売りだから、これまでトランプはガサツだ、無作法だ、女性蔑視と大統領を批判してきた。ところが令和初の国賓となると打って変わって歓迎ムード、国技館では大統領が登場したら座布団が飛び交うのではないか、と一部では心配されたが、大きな拍手で迎えられた。天皇陛下の賓客に失礼があってはならない、とマスメディアや国民も思ったのだろう。

トランプ氏は6月に英国の国賓としてエリザベス女王に謁見したが、これらの行事にメーガン妃は欠席した。また英国民は各地で「ダンプ・トランプ!(トランプを投げ捨てよ)」のプラカードを掲げ、抗議デモでトランプを迎えた。いくらブレグジットで不満が鬱積しているからといって、あの下品な抗議デモが、結果的に女王陛下に恥をかかせることに気づかないのだろうか。こうしてみると日本人の民度は英国人よりかなり高いように思う。

■強固な絆を世界に誇示
大統領訪日の仕上げは、強固な日米防衛協力体制の誇示だった。訪日の最終日、両首脳は海上自衛隊横須賀基地を訪れ、護衛艦「かが」を視察した。日米両首脳は夫人同伴で乗艦したが、アメリカ大統領が自衛隊の艦艇に乗るのは初めてとのこと。
安倍首相は「日米同盟はこれまでになく強固なった。『かが』の艦上にわれわれが並んで立っていることが証しだ」と訓示。トランプ大統領も「(横須賀基地は)アメリカ海軍艦隊と同盟国の海軍艦隊が並んで司令部を置く世界で唯一の港だ」と強調した。

この後、大統領は横須賀港のアメリカ軍強襲揚陸艦「ワスプ」に移り、アメリカ兵を前に「日米同盟はかつてないほどに強固だ」と述べ、中国や北朝鮮をにらんでの極東地域の日米防衛協力体制の強化をアピールした。
欧州のメディアは「アメリカへのごますり」と論評したが、これはやっかみだ。日本のメディアでも「安倍はトランプのポチ」という批判があったがポチで何が悪い。国を誤らないためには一番強い国と結ぶ、が鉄則、勝ち馬に乗らないことには話にならない。

お笑い芸人ほんこんさんが「(トランプ大統領へのおもてなしを)在京テレビ局の司会者やコメンテーターが腐してたけど、(親密な関係が)こんだけ映ったら、防衛費にして何兆円っていう効果があるよ。これを見てプーチンとか習近平とか金正恩とかがどう思うか。なぜそこに想像力が働けへんのか。ナイスプレイ」と言っていた。いわゆるリベラル知識人よりほんこんさんのほうがずっと健全だと思う。

G8でもG20でも各国首脳が、休み時間になると安倍首相の周りを囲んで意見を求めるほど、首相の存在感は大きい。「シンゾーの意見をまず聞こう」がトランプ大統領の口癖とか。「自由で開かれたインド太平洋構想」の対中包囲網に米国も乗ってきた。戦略を語れる日本の首相の出現は安倍さんが初めてではないか。



写真はゴルフ場でのツーショット、おちょくるような加工写真をアップしても逮捕されない、いい国だ、と中国の人が書いていた。拉致被害家族会と、国技館天皇皇后両陛下と、最後は小さいが、かがの艦長と握手する大統領。