チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

普通の国

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普通の国

■ことの軽重
タイの片田舎とはいえ、一応海外に住んでいるから、地球儀の中の日本、大陸の太平洋進出をブロックしている形の列島を考える。今、日本では官僚のセクハラ問題で大揉めのようであるが、自分としては安倍首相の米国訪問に目がいってしまう。

国民の生命、財産を守ることが政治の要諦であるなら、これからの東アジアの行く末に大きく影響する日米首脳会談のほうが、モリカケやセクハラより重要ではないか。土地の売買、セクハラ問題では死人は出ないし、国の財政が傾くこともない。何十万人かが死傷する核ミサイルの飛来、拉致被害者の奪還、そっちのほうが大問題だ。木を見て森を見ずどころか木の下のコケがどうだこうだといって、野党やマスコミは大局的な国の行く末とか国民の生命には興味がないのだろうか。目先の醜聞、役所のミスを叩けば、国民の支持が得られると思っているのであれば国民もバカにされたもの、ということになる。

■日米首脳会談
4月17,18日、安倍首相とトランプ大統領は7時間以上にわたって緊密な会談を持ったという。6月初めまでに行われる米朝トップ会談を控え、トランプ氏が安倍さんのアドバイスを求めたことは間違いない。

もちろん、内容は公開されていないが、「ドナルド、あの国はここ25年ウソをつき続けた。もう騙されちゃいけない、ここは一発、ガツンと食らわせないと」、「そうだな、シンゾー、韓国を含め半島人は信用できない。弱みを見せるとつけこんでくるのは半島の伝統芸能だから、ここはひとつ痛い目を見せんとあかんわな」といった会話があったのではないか。
日米共同記者会見における安倍首相の「北朝鮮をめぐる情勢は、史上初の米朝首脳会談というトランプ大統領の大英断によって、歴史的な転換点を迎えています。過去の過ちは、決して繰り返してはならない。私とトランプ大統領は、この点で完全に一致いたしました」という発言を自分なりに解釈すればそういうことになる。

それにしても拉致問題解決に向けた安倍首相の思いを伝え、トランプ大統領をその気にさせた安倍さんの説得力は素晴らしい。

「シンゾーの拉致問題への情熱に熱いものを感じた。その執念が自分にも乗り移った。最大限努力したい」。本来、外交はギブアンドテイク、ここまで譲歩したのだからそっちもこっちの言い分を呑め、が普通だ。拉致問題はシンゾーの言う通りにするから鉄鋼、アルミの関税は認めろ。でも安倍首相は高関税は米国のためにならないと反論し、継続協議としている。信頼関係あってのことと思う。

ホワイトハウス報道官室発表声明から
ホワイトハウス報道官室は、トランプ大統領と安倍首相は揺るぎない日米同盟の再確認および強化で連携している、と両国の緊密な友好関係を強調し、下記のように述べている。

トランプ大統領と安倍首相は、揺るぎない友情と信頼を築き上げ、さまざまな問題について、公式会談 および電話協議を30回近く重ねてきた。
トランプ大統領は、さまざまな問題で米国を支援する安倍首相を「非常に精力的で、意志の強い、不屈 の精神をもった人物」と称賛している。
•安倍首相は「半世紀を超える日米同盟の歴史において、首脳同士がここまで濃密に、そして深い絆で結 ばれた1年はなかった」と述べている。

民主党政権下で3人首相が出たと記憶するが、米国にこれほど信頼された首相はいただろうか。「国際会議で安倍さんが中東情勢について持論を述べ始めると、フランスの大統領がメモを取り出した。こんな光景は初めて見た」と外務省高官が驚いていた。G7やG20では各国首脳が安倍さんを取り囲み、安倍さんの助言を求める。枝野立民党代表は、日米首脳のゴルフを非難したが、どうしたらトランプ氏とゴルフができるのかと問い合わせてくる首脳は少なくない。首相の存在感は日本の存在感に通じる。

普通の国
でも安倍さんの存在感を快く思わない国もある。安倍首相は日本を普通の国にしたいと思っている。普通の国とは拉致された同胞を取り返しに行ける国、国は自国で守る国、である。拉致被害者の奪還を米国に頼むなど情けないと自分も思う。だから憲法を改正して防衛力を整え、力を背景として拉致被害者を取り戻し、二度と拉致を許さない国にする。

「力なき正義は無力である。正義なき力は暴力である」だ。米国頼みの無力な国は我が日本であり、正義なき力の暴力に苦しむ国民、民族はすぐ隣にいる。

こんな緊迫した国際情勢下、ミートゥなどと言ってチャラチャラと黒服で国会に行く野党女性議員を見ると暗澹とした気分になる。政党支持率を見る限り、国民は愚かではない気がするけれども。