チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

#アジア

ミャンマーの旅(10)

ミャンマーの旅(10) ■こじんまりとしたバガン バガンはイワラジ河の東側に位置し、約40㎢の平野にその数3千といわれる仏塔が点在する。大きいものは高さ50m、小さなものは3mにも満たない。パゴダのテラスに腰かけて夜明けを待つ。暗闇の中、次第に地平線が…

ミャンマーの旅(9)

ミャンマーの旅(9) ■バガンへのバス バガン行のバスに乗り込むと、ひざ掛け毛布、首巻き枕、それに朝の歯磨きセットなどが配られた。首巻き枕のサービスは初めてだがこの枕は中々の優れモノ。寝入りばなに頭がガックリ落ちることを防いでくれるので、頚椎…

ランパーンで必見

ランパーンで必見 ■古都ランパーン ランパーンは北タイにある県の一つ。チェンライからは1号線をバンコク方面に南下して260キロの地点にある。何故かこの街が気に入ってここ2,3年、2ヶ月に1回は訪れている。ランパーンは陶器の街として有名、陶器店を回って…

ミャンマーの旅(8)

ミャンマーの旅(8) ■路銀は何とか ミャンマーの旅4日目のヤンゴンは一泊だけ。自分は4人部屋に入る。ベッドの選択はじゃんけんで決めた。熟年合宿のノリだ。ウナギの寝床みたいな部屋で、エアコンの冷気が全室にいきわたらない。もともとホテルとして建て…

ミャンマーの旅(7)

ミャンマーの旅(7) ■ヤンゴンへ ミャンマーの旅4日目はチャイティヨーを出発し、ヤンゴンへ向かう。途中バゴーに寄って、シュエモードー・パゴダ、シュエターリャウン寝釈迦仏を見物した。バゴーからヤンゴンまで70キロ、東京から鎌倉、小田原くらいの距離…

ミャンマーの旅(6)

ミャンマーの旅(6) ■バゴー観光 1日目はチェンマイ、2日目はミヤワディ、3日目は落ちそうで落ちない奇跡の岩、ゴールデンロックのあるチャイティヨーに泊まった。4日目はヤンゴンに泊まる予定であるが、途中、バゴーを観光することになった。ヤンゴンまで…

ミャンマーの旅(5)

ミャンマーの旅(5) ■山上のホテルに宿泊 ゴールデンロックにあるチャイティヨーホテルで、陸路ミャンマー入りした我々4名と空路ヤンゴン入りしたHさん、Sさん2名と合流、これで6名全員集合。夕焼けのゴールデンロックを十分堪能した後、宴会と行きたいとこ…

ミャンマーの旅(4)

ミャンマーの旅(4) ■人は左、車は右 懐にある程度の余裕がある我々熟年4人組は、雇いあげのタクシーでミヤワディからゴールデンロックのあるキンプンを目指すことにした。当日9時にホテルに来た車は7人乗りのバンタイプ。かなり古びているが日本の中古車で…

ミャンマーの旅(3)

ミャンマーの旅(3) ■国境の街、ミヤワディ 歩道には机の上に札束を積み上げた両替店がいくつもある。ミヤワディ対岸のタイ、ターク県の住民の3人に1人はミャンマー人という話もある。ミヤワディからメーソットへ日用雑貨を仕入れに行く人が多く、タイバー…

ミャンマーの旅(2)

ミャンマーの旅(2) ■チェンマイ一泊、メーソットへ。 チェンライからバンコク経由でヤンゴンに飛べば数時間以内で到着する。しかし今回の旅の目的の一つは陸路ミャンマーに入国し、バスでヤンゴンまで行く、というものである。バスであってもゆとりを持っ…

ミャンマーの旅(1)

ミャンマーの旅(1) ■忙しかった11月 雨が降らなければ8時過ぎにテニスに出かけ、帰ってシャワーを浴び、パソコンへ向かう。午後もパソコン、またはブアさんの買物に付き合う程度。午睡をむさぼることもある。すべて世は事も無し、の穏やかな生活である。…

どうしてもわからない

どうしてもわからない ■戦った理由 数年前、オーストラリア人のアランとラオスを旅行した。毎日のようにビールを飲みながら雑談をした。その中で、アランが「オレ、どうしてもわからないことがあるんだよ。どうして日本みたいなちっぽけな国が世界を相手に戦…

祭りではなく女子大生

祭りではなく女子大生 ■アダムからの招待 サムヤエック村のブランコ祭りから帰った日の夜、パナセリのアダムから電話があった。明日、パナセリに来ないかという。アカ語の「イェクザ・アピュロウ(ブランコ祭り)」の単語が出てこなくて、はっきり確認はできな…

ナーン旅行

ナーン旅行 ■複雑な歴史 ナーンはすでに10回くらい訪れている。チェンライから約220キロ、タイ北部の県だ。ラオスと国境を接している。13世紀にはカーオ王国というタイ族の一派であるカーオ・ナーンという民族集団の都市国家があった。この国はお隣のパヤオ…

チェンマイ1泊旅行

チェンマイ1泊旅行 ■投票に行った 在外邦人も国政選挙に参加できる。投票は国民の権利、投票所が200キロ離れたチェンマイの日本総領事館であっても行く。 タイでは国政選挙の投票は権利ではなく義務である。だから選挙の時は本籍のある故郷で投票するため国…

日本の出番

日本の出番 ■歴史的平和国家 読者の皆さんもお気づきの通り、このブログは同じことを繰り返し書いている。世界には民主主義が根付く国とそうでない国がある、日本は民度の高さ、恵まれた歴史環境の中にあって民主主義を古来から実現している国だ、この一言の…

北タイの城壁に思う

北タイの城壁に思う ■城塞都市 4月から本格的な暑季に入ったが、暑季の前は乾季でスコールもなく、気温もそれほど上がらず過ごしやすかった。乾季は観光のハイシーズン、ランパン、ランプン、プレー、スコタイ、カンペッペ、ナーン、チェンマイ等、北タイを…

北タイの仏教遺跡巡り(5)

北タイの仏教遺跡巡り(5) ■タイの街と川 旅の3日目、サワンカロクからスコタイを通り過ぎ、カンペッペの遺跡を見物し、一泊280Bの宿へ泊った。この日の走行距離は170キロ。カンペッペにはピン川という比較的大きな川が流れている。1日目に泊まったラムパンに…

ヌクス、サビツキー美術館 その2

■サビツキ―について イーゴリ・ビタリエビッチ・サビツキーは1915年、ロシアのキエフで裕福な法律家の家に生まれた。彼の祖父はロシア科学アカデミーの会員でキエフ大学の教授でもあった。家にはフランス人の家庭教師がいて恵まれた教育環境で育った。長じて…

ヌクス、サビツキー美術館 その1

■一路、ヌクスヘ タシケントから西へ1255キロのところにカラカルパクスタン共和国の首都、ヌクスはある。 タシケントからヌクスまでの直行バスが走っているが、所要時間20時間。体力によほど自信があるという人以外にはお勧めできない。バス料金は日本円で1,…

運転免許証の更新

■タイでも誕生日が基準 国外で車、バイクを運転する場合、普通は最寄りの警察署または運転免許センターに行って国際運転免許証を取得する。有効期間は1年だから1年以上国外に住む者は当該国の免許証を持つ必要がある。タイの場合、国際免許証をタイの免許証…

川中島で流れる時間

川中島で流れる時間 ■川中島のビーチ 旧鉄道橋でコーン島と結ばれたデット島は、リゾートとしてコーン島より早く発展したらしい。1990年代半ばから欧米のバックパッカーのたまり場となったが、数年前までは電気もなく、まさに秘境の名に相応しい場所だった。…

コーン島で見つけた本

コーン島で見つけた本 ■コーン島の学校で コーン島は旧鉄道橋で隣のデッド島と繋がっている。この橋を歩いてみたが、もともと人が通るための橋ではないから縁石が低く、川に落っこちそうで怖い。 朝、デッド島からコーン島に子供たちが橋を歩いてくる。ラオ…

コーン島

コーン島 ■鉄道橋を見ながら白人の悪行を思う 鉄道橋のたもとにあった一泊200BのGHに投宿、ここで明るいうちからビヤラオを飲んだせいか、だるくなってベッドで眠り込んでしまった。その間、NさんはGHの貸し自転車でソムパミットの滝やフランスが使用したボ…

メコンの川中島

メコンの川中島 ■観光開発はこれから コーンパペンの滝は展望台、レストラン、お土産物売り場が整備されており、観光客は多い。中国人、韓国人が目立つ。ラオス周遊8日間というツアーが30万円ほどで、またパクセ-から滝周遊日帰りツアーが2万円前後で販売さ…

メコンのナイアガラ

メコンのナイアガラ ■旅のスキルを一つ習得 ラオスに入って毎日300キロから400キロ走った。サナブリ、ビエンチャン、タケークの3都市をただ寝るだけで通過し、4日目に目的地、パクセ―に到着した。パクセ―はチャンパサック県の県都、人口10万、ラオスとしては…

世界遺産、ワット・プー(2)

世界遺産、ワット・プー(2) ■開発途上 世界文化遺産ワット・プーの正式登録名称は「チャンパサック県の文化的景観にあるワット・プーと関連古代遺産群」という。 ワット・プーと周辺の遺跡群(寺院、神殿)、シュレストラプラ(ワットアンカウ村)で構成され…

世界遺産、ワット・プー

■ 世界文化遺産 世界遺産の数は1000を越えている。世界文化遺産だけでも800近くある。100名山とかお遍路88カ所位の数なら全踏破も可能だが、これからも増え続けるのだから世界遺産全踏破はいくら体力、金力に恵まれていても、時間的制約があってなかなか難し…

雨宿りと翻訳

雨宿りと翻訳 ■ 音楽を聴きながら 3300キロ余りを走って、ツーリングの爽快感を味わえたのは主としてタイに入って走った約1000キロだろう。何しろ道路が格段に良くなって、危険を感じることが少ない。英文の案内板もある。 ツーリングに行く直前に、フォルツ…

ツーリングに慣れる

ツーリングに慣れる ■陥没個所に注意しながら バイクツーリングの時、どんなことを考えるか。何も考えない、心が解放され、無心の境地に至る、という人がいる。「ツーリング禅」を説くライダー僧侶さえいる。 ラオスでは無心どころか、ほとんど心の余裕がな…