チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

#アジア

パヤム島で過ごす

パヤム島で過ごす ■小さな島だけれど パヤム島はネット上の「タイで訪れるべき島10選(リゾート~穴場まで)」とか「タイのビーチリゾート&離島15選」といった観光案内には出てこない。あまり旅行記も書かれていない。 朝日放送テレビ 『世界の村で発見!こ…

パヤム島の妖しいリゾート

パヤム島の妖しいリゾート ■幽霊バンガロー パヤム島で3泊したAというリゾートホテルは忘れがたい。丘の上にあってメインのダイニングホールの周りに数棟のバンガローが点在している。値段は確か1泊400Bだった。昔は高級リゾートだったが倒産して暫く無人の…

パヤム島

パヤム島 ■10日も旅したのに 旅に出れば、見るもの聞くもの珍しく、好奇心を刺激される。家に戻って、改めて訪問場所の解説をネットで読む。それで実体験3割、ネット上の知識7割という旅行記を書く。1週間ほどの旅行であっても旅行記は3か月以上断続的に続く…

タイのニュース

タイのニュース ■4連休 7月27日から30日までタイは4連休であった。内訳はというと27日(金)が アサラハブーチャ(三宝節)で祝日、28日(土) がカオパンサー(入安居)並びにラーマ10世現国王の誕生日で祝日、29日(日)は普通の休日、30日(月) はラーマ10世の誕…

シーテープ歴史公園(6)

シーテープ歴史公園(6) ■見落とし 3月に出かけた旅をまだ書いている。チェンライ市内で偶々出会った知人に、あれ、いつお帰りだったのですか?などと聞かれる。ブログにアップしている間はずっと旅をしていると思われるようだ。3泊4日、それほど長くない旅だ…

シーテープ歴史公園(5)

シーテープ歴史公園(5) ■入場料未払い 公園の資料センターから出るとタイ人客を乗せた遊覧バスが待っていた。乗ろうとしたが自分が停めたスクータの横に警備員が立っていて、強い口調で50mほど離れた駐車場に停めて来いという。バスが出ちゃうよ、と言って…

シーテープ歴史公園(4)

シーテープ歴史公園(4) ■公園内の道路へ 公園入口から左手に舗装道路が続いていた。シーサッチャナライやスコータイの歴史公園は公園内を車や自転車で回れるよう道路が整備されている。シーテープも同じとみえる。迷うことなくスクータを進める。道路わきに…

シーテープ歴史公園(3)

シーテープ歴史公園(3) ■ツーリング最初の夜 有り難いことにタイは至る所にホテルがあって概ね予約なしで宿泊できる。国道沿いに大学があり、ちょっとした街になっていた。この日はそこで眼に付いたクレジデントホテルという中級ホテルに投宿した。一泊朝食…

シーテープ歴史公園(2)

シーテープ歴史公園(2) ■環濠都市 シーテープ歴史公園は環濠都市がそのまま残っているという。環濠都市とはその周囲に堀を配することによって、堀を外敵からの防禦施設や排水濠として利用した都市である。代表的なものとしては、アンコール・トム(カンボジ…

シーテープ歴史公園

シーテープ歴史公園 ■タイの世界遺産 タイにはユネスコ世界文化遺産が3つある。まず1つ目はスコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町、2つ目は古都アユタヤ、3つ目が紀元前2千-3千年に遡るバーンチエン遺跡だ。日本の世界文化遺産は、法隆寺、京都、姫路城…

かわいそうな歴史の国

かわいそうな歴史の国 ■序列第一 このところ、歴史学者、宮脇淳子さんのユーチューブをよく見ている。東洋史の専門家で、中国、朝鮮、満州史に詳しい。歴史学会は左巻きの人々に席捲されているので、彼女は異端の扱いを受けている。『かわいそうな歴史の国の…

漂白の思ひやまず

漂白の思ひやまず ■今はラノーンの温泉か この原稿がアップされている頃、自分はタイ南部のラノーンにいるだろう。ラノーンのどこにいるかはまだわからない。往路チェンマイから南部プラチュアップまでの鉄道切符と復路ラノーンからチェンライまでの航空券が…

熟年ライダー(6)

熟年ライダー(6) ■3つのビーチを一望する カオ・チョン・クラジョクはわずか90mの山であるが勾配のきつい階段を396段も登る。バイクで頂上に行く車道はないかと何度か山を周回してみたが自力で階段を登るしか山頂に立つすべはないということがわかった。 「…

熟年ライダー(5)

熟年ライダー(5) ■気楽なツーリング 1日目はチャイナートまで600キロを走破、2日目はチャイナートからプラチュアップキーリーカンまで500キロの行程だった。最終目的地チュンポンまでは4号線をあと200キロ南下すればいい。旅の目的である「タカの渡り」がみ…

クンユアム再訪(6)

クンユアム再訪(6) ■民俗資料も クンユアム旧日本軍博物館は1996年にチューチャイ・チョムタワット氏が個人的に開いた博物館だった。その後、2007年にタイ日友好記念館と改称され,創設者の手から離れてクンユアム市に管理と運営が移管された。2008年にメーホ…

クンユアム再訪(5)

クンユアム再訪(5) ■記念館にて 平日の10時前であったが広い敷地の中に自分以外の来訪者は見当たらなかった。記念館の前にはへんぽんと日章旗とタイの三色旗が翻っていた。2つの国旗を見るだけで、カンチャナブリにある戦争博物館とは違うことが感じられる。…

クンユアム再訪(4)

クンユアム再訪(4) ■メーホーンソンを出る メーホーンソンは盆地に開けた小さな町だ。山間の町なので乾季は霧に包まれ、幻想的な風景が楽しめるという。あまり人の行かない辺鄙な場所であるが、それが却って観光客を引き付ける。チェンマイからミニバスで6-…

クンユアム再訪(3)

クンユアム再訪(3) ■パーイ 1095線をメーホーンソンに向かう手前にパーイがある。バックパッカー憩いの町、美しく長閑な秘境、などと言われ、チェンマイ並みにファラン比率が高い町だ。貧乏が体に沁みついた流浪のバックパッカーがゲストハウスに泊まり合わ…

クンユアム再訪(2)

クンユアム再訪(2) ■気ままな独り旅 6月のある日、母の状態が安定しているので旅に出ることにした。母の世話はブアさんがいるから大丈夫。1泊の旅には慣れているが、メーホーンソン、クンユアムとなれば日帰りや1泊では無理。2009年に行った時は3泊した。今…

クンユアム再訪(1)

クンユアム再訪(1) ■タイ日友好記念館 メーホーソン県クンユアムには2009年8月に行っている。ビルマと国境を接するクンユアムにはインパール作戦の前哨基地があった。この地から17万を越える日本将兵がビルマへ進軍した。そして敗走してきた兵士は暫しこの地…

プレー旅行(7)

プレー旅行(7) ■博物館見学のあと プレーはチェンライから南へ240キロ、車で3時間20分のところにある北タイの県だ。国道1号線から103号線に入り、右折して101号線に入る。ここがプレーへの入り口になるのだが、そのT字交差点に仏塔を背負った馬の銅像がある…

プレー旅行(6)

プレー旅行(6) ■セーリータイ博物館続き ジアップ先生によると説明文には、中村中将は抗日組織である「自由タイ」の不穏な動きを察知していたが、日タイの流血を見ないよう放置した、と書かれているという。ネット上では原爆模型が展示されていること、抗日…

プレー旅行(2)

プレー旅行(2) ■タイの小京都 チェンマイは「タイの京都」と呼ばれている。100を越える寺があるし、しっとりとした佇まいが京都を連想させるという。「タイの奈良」といわれるチェンライに蟄居する身としては、チェンマイは大都会、歩く女性はあか抜けている…

プレー旅行(1)

プレー旅行(1) ■モーホーム モーホームは北タイの作務衣と呼ばれる丸首シャツだ。日本でもネット販売されているが品切れとなるほど人気がある。モーホームのモーは甕、ホームは藍色を意味する。木綿布を甕に入ったインディゴ液に浸し藍色に染める。北タイで…

ミャンマーの旅(15)

ミャンマーの旅(15) ■朝のベッドで バガンを代表する音とは何だろう。それは馬車を牽く馬の蹄の音だ。ゲストハウスは通りに面しているので、朝暗いうちから軽やかなリズムが枕元に近づいてきて、そして遠ざかっていく。バガンの馬は小型で大人しく、暑さに…

ミャンマーの旅(14)

ミャンマーの旅(14) ■イワラジ河で経を唱える 旧バガンは城壁と西側のイワラジ河に囲まれている。歴史考古学博物館の裏手にはイワラジ河が流れており、河沿いには一泊1万円以上の高級ホテルがある。タイもそうであるが川沿いには高級ホテル、豪華レストラン…

ランパーンの鍾乳洞

ランパーンの鍾乳洞 ■行けるうちが花 ミャンマーを旅してつくづく思ったことがある。それは「5年後は多分ムリ」ということだ。シュエサンドーパゴダやポッパ山からの絶景を眺めるためには目も眩むような、あるいは何百段の階段を登る必要がある。観光客は老…

ミャンマーの旅(13)

ミャンマーの旅(13) ■ビルマのウェストミンスター寺院 シュエサンドーパゴダから道路を挟んでイワラジ河方向を見るとひときわ大きな寺院が見える。この寺院がビルマのウェストミンスター寺院と呼ばれるアーナンダ寺院だ。紀元1105年、パガン王朝の第3代チ…

ミャンマーの旅(12)

ミャンマーの旅(12) ■いつもながら準備不足 ミャンマーの旅から戻ってもう2ヶ月以上経つ。バガンの想い出も朝靄に浮かぶパゴダの如く渺茫たる白い闇に包まれて、忘却の彼方に過ぎ去ろうとしている。旅行記を書くならば、時系列的に訪問場所、感動したこと…

ミャンマーの旅(11)

ミャンマーの旅(11) ■Eバイクで遺跡巡り バガンに早朝に到着、暗いうちにEバイクを借りた。1日借りて6千チャット、日本円で5百円くらいだ。ネットで主だったパゴダ、寺院の位置を頭に入れると精力的に遺跡を回った。街の中に遺跡があるというより、遺跡の…