チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

Entries from 2010-01-01 to 1 year

テニスに夢中 2

テニスに夢中(その2) ある朝、ジョージやダンたちとゲームをしていたら、コートに鶴のように痩せたタイ老人が現れた。ジョージがテニスの手を休め、「サワディーカップ」とワイ(合掌のタイの挨拶)をしながら腰をかがめている。「あれ誰?」、「なんだ、…

テニスに夢中 1

テニスに夢中 どこに移動するにも車を使うので、運動不足になりがち、ということでテニスを始めた。近くに9面のコートを持つ市営運動場があった。月300Bの会費を払い、兄弟揃ってメンバーとなった。兄は高校の時、軟式テニスで都のベスト16位に入ったことが…

チェンライはタシケントより寒い?

チェンライはタシケントより寒い? タイの人はお祭り好きだから、チェンライでもいつでも何かお祭りが開かれている。12月初めに1週間ほどタイフードフェスティバルというイベントがチェンライ旧飛行場で開かれていて、200軒くらいの屋台が出ていた。屋台とい…

墓場まで持っていけない

墓場まで持っていけない 1月の初めにチェンマイ日本総領事館主催の「新年会」があった。会場は東洋の歌姫、テレサ・テンの常宿だったインペリアル・メーピンホテル。総領事館の管轄するタイ北部7県から300名近くの参加者があった。中心はやはりチェンマイ、…

介護ロングステイ12ヶ月

介護ロングステイ12ヶ月 比較的穏やかな1年であったが、最後に誤嚥による窒息、それに伴う肺炎発症により2週間の入院を余儀なくされた。一時は40度の高熱が出て心配したが、84歳という高齢にしては体力があったのだろう、徐々に熱が下がり、個室に移って10日…

緊急事態発生 3

緊急事態発生(その3) 要介護老人の3割は肺炎で亡くなる。高齢者の肺炎は,誤嚥(口のなかの唾液や食物を気管の中に吸い込むこと)によりおきる。脳血管性障害(脳梗塞,脳出血)や,パーキンソン症候群,アルツハイマー型痴呆症(認知症)の人は,嚥下障害(…

緊急事態発生 2

緊急事態発生(その2) 集中治療室の面会時間は決まっている。貰ったパンフレットには7時から8時、11時から13時、18時から21時と1日3回になっている。しかし同室の交通事故少年にはお母さんが、開頭手術少年にはお兄さんと見られる青年がずっと付き添ってい…

緊急事態発生 1

緊急事態発生 正月3日、母は1缶のビールでご機嫌であった。夕食もよく食べた。デザートのオレンジゼリーを食べているときに事件は起こった。目をつぶり、ゼリーを飲み込もうとしているのだが表情がいつもとは違う。顔が紅潮している。兄に、大変だ、喉に詰ま…

1年経ちました

1年経ちました 母、兄とチェンライに来て、ほぼ1年が経過した。チェンマイ総領事に会った時、なぜチェンライに?と聞かれたことがある. 数年前から北部タイを度々訪れ、土地勘があり、邦人の知り合いが居たから、気候が良く、楽に母の介護ができそうだったか…

タイのコーヒー 6

タイのコーヒー(その6) チェンライ市内を背中にして1211号線をチェンマイ方向に向かう。市中心のデンハー交差 点から2,3キロ走り、街中を抜けると道路は急に片側3車線、堂々としたハイウエイに変わ る。緩やかなカーブになるが道が広いので走りやすい。つ…

タイのコーヒー 5

タイのコーヒー(その5) 17世紀初頭にイスタンブールからヨーロッパに伝えられたコーヒーは瞬く間にヨーロッパ中に広まった。17世紀の終り、英国には8000軒ものコーヒーハウスがあったことは先に述べた。コーヒーハウスは上流階級から中流階級の人々の溜ま…

タイのコーヒー 4

タイのコーヒー(その4) コーヒーがあまり好きでなかったのは、コーヒーの苦味で胸焼けがしたり、気分が悪くなったことがあるからだ。しかし、こういった症状がでる場合、原因のほとんどが酸敗したコーヒーを飲んだせいだという。コーヒーの豆や粉は生もの…