チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

一人暮しも忙しい

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一人暮しも忙しい

■平等に扱う
1月ぶりに兄がチェンライに戻ってきた。来週には高松とチェンライを2ヶ月毎に行き来している弟夫婦がやってくる。また兄弟3人が揃い、弟の嫁さんが腕を振るった和食をみんなで囲む毎日がはじまる。服装は年がら年中短パンとTシャツで、気候もあまり変わり映えしなくて、などと文句を言っているが、生活面では弟のロングステイでメリハリの効いた暮しとなっている。母がみんなと一緒に食卓を囲むことができないことは残念ではあるが、この年になって兄弟揃って、それも異国で子供時代の話に興じることができるのも結局は母のお陰といえる。

1月ほど一人暮しをしたわけだが、長期旅行に出なかった割には結構忙しく過ごした。我が家には車が3台、バイクが2台ある。今時の車だから2、3週間運転しなくてもバッテリーが上がる心配はないと思う。それでも昨日の買い物にはあっちの車で行ったから、今朝のテニスにはこっちの車で、明日の朝市にはこのバイクに乗って、と5台を乗り換えてエンジン、足回りに問題のないことを確かめる。燃料の補充も忘れない。でも結果としてよく乗る車は限られてくる。あまり乗らない車に少し申し訳なさを感じる。

イスラム教では奥さんを4人まで持てることになっている。さらに正当な理由があれば5人以上いてもかまわないらしい。ただそれにはすべての奥さんを平等に扱うという厳しい条件が付いている。車やバイク運転のインターバルでも苦労するくらいだから、モスレムに生まれたとしても複数の奥さんを持つことは不可能だったに違いない。

■車のご紹介
28年落ちの古車、カリビアンは昨年エンジンを乗せ換えて以来、快調この上ない。115キロは出るし、冷房も効く。5段変速、切り替え式4WD、運転の面白さでいえばカリビアンが一番だ。北タイの山道走行はカリビに限る。でもターボエンジンとはいえ1300佞世ら、馬力に難があり、一般道路での追い越しは始めから諦めている。シフトダウンすれば可能とも思うがそこまで無理はさせられない。カリビアンに乗れば必然的に安全運転を心掛けることになる。

次にシティ、チェンライに来た翌日に購入したから、ホンダのシティも9年目に入った。走行距離は16万キロを越えているが、エンジンオイル交換の時にバタンとボンネットを閉めて次のオイル交換まで開けたことがないというほど故障知らず。タイヤ、バッテリーを交換しているが、あと20万キロくらいは問題なく走るのではないか。

昨年我が家に来たホンダのシビック。1800佞世1500ccのシティより燃費がいい。長距離の場合で、シティのリッターあたり走行距離はせいぜい16,7キロだがシビックは20キロを越える。エンジン音が静か、アクセルを踏み込むと坂道でも加速して前の車を軽々と追い抜いていく。エンジンの大きさが300娑磴Δ世韻任海譴世映藁呂違うのか。運転が快適だから長距離を走っても疲れが少ないように思う。年々、車の性能は上がっていることを実感する。女房と畳は、というが車も同じだ。

■料理もする
車の世話だけで日にちが過ぎたわけではなく、1,2泊だが旅行はしたし、友人とも会っている。でも気が楽だなあと思った理由は、ニイさんがラオスに里帰りしていた間、買い物に行かなくて済んだことである。我が家では原則として母一人だけが家にいることはない。必ず誰かが家にいる。いつもはニイさんが家にいてブアさんと自分が買い物に出る。買い物だけではなく宝くじの購入、換金、水道、電気代の支払い、銀行での送金、あるいはブアさんの姉さんのところに行ってバナナを購入するなど、ほぼ毎日ブアさんの運転手を務める。ニイさんの里帰りの間、ブアさんが家にいるため運転手業務から解放され、午後のひとときは自分の時間となった。

ロンブの市場で川海老を1キロほど仕入れて佃煮を作った。オリーブオイルを熱したフライパンの中に生き海老を放り込む。すぐに蓋をしないとアヂアヂと海老が飛び出してくる。半透明の海老が白くなったら醤油、日本酒、砂糖、出汁の素、それに山椒の実を入れて煮詰める。
同様に、ブアさんのお姉さんから購入したキノコも佃煮にする。細首大根をスライスして塩、砂糖、酢を加え、ジッパー付きポリ袋に入れてつくる京漬は我が家の常備菜、以前は三枚肉や豚足をよく料理したが、体重を気にする今は軽い酒の肴、佃煮を作るくらい。

PCに向かってなんだかなあ、と呟きながらニュースを読むより、ドライブとか料理したりしているほうが心が休まる。



写真はナーンのワット・プーミンと本尊、並びに本堂内の壁画の一部