チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

誇りを持ち続ける限り

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陛下とサウジ皇太子

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花祭りから

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百合も人気

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いろいろな花がある

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入場にはワクチンパスポートの提示が必要

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黄色の蘭

誇りを持ち続ける限り

■もう日本はダメなんでしょうか
GDPは1990年のバブル崩壊から2021年現在まで、ほとんど成長を示さずに停滞しているし、国民一人当たりGDPは世界で27番目、もう韓国にも抜かれているらしい。GDPが成長しないのもGDPの6割を占める個人消費が増えてないから。先ず給料がここ30年あがっていないそうじゃないですか。これじゃ結婚はできないし、子供も生めない。
また親を殺したり、子を殺したり、自分だけ死ねばいいのに無辜の人を巻き添えの自殺とか、悲惨な事件が相次いでいる。子どもの学力はOECDの調査でも日本は低くなっている。

それに、『国の為に戦う意思があるか』という国際アンケートでは、中国の71%、米国の44%、韓国の42%に対し、日本は10%と調査64カ国中最低だったそうです。今、死亡率、重症率の低いオミクロン株に何人感染したかで連日大騒ぎですが、台湾有事となれば沖縄も危ない、国難への危機感も欠如している。ホントに日本はダメなんでしょうか」。

■世界は日本を評価
ダメと言っても日本の何がダメなのだろうか。日本の政治がダメなのか、政治家がよくないのか、皇室に対する敬意が薄れるような事件があったせいか。日本経済がダメは毎日のように聞くけれど、欧米に仕掛けられた円高で、日本の工場は中国、米国、東南アジアに出て行った。世界各国に移動した工場の生産額をGDPに入れればそんなに日本の経済力が落ちているとは言えない。世界各国に工場を移転し、その国の経済、雇用に貢献している。それだけでも感謝されるべきだ。また国富も日本から各国へ投資し、その金融収入もバカにならない。一部の統計を切り取って日本人が貧困化しているというのはどうかと思う。

それに世の中、カネは大事だがそれだけではない、という美学を何百年に亘って保持してきたのは世界の中でも日本だけではないか。サウジアラビアの皇太子を接見する天皇陛下の背景を見たことがあるだろうか。障子だけの簡素なものであるが品格を感じさせる。金銀、宝石で飾られた玉座をありがたがる国とは考え方が違う。

日本が経済的に零落れているのであれば、どうして中国人や韓国人が生まれ変わるなら日本人というのか。生まれ変わらなくてもどんどん日本に移住してくるのはどうしてか。世界の好感度ランキングでも常に日本は上位にある。

■安心を換算すると
犯罪ニュースを見ると確かに悲惨な事件はある。でも各国との比較で言えば凶悪事件は格段に少ない。夜、女性が一人で歩ける、自販機が壊されることがない。飲料水、電気が切れることはない。他の国では首相の悪口を言えば刑務所に放り込まれる。何かと警察や役人にわいろを要求される。断ると冤罪で逮捕される。そういった国はざらにある。日本で感じる安心感をコスト換算すれば給料どころの金額では済まない。カネで幸せは買えますか。高い塀と機関銃を持った警備員に守られた屋敷に住む為政者、金持ちがいる国はある。でも高い塀と警備員は刑務所と形がそっくりというのは皮肉だ。

OECDの学力調査とは高校1年生を対象としたPISAというテストだが、 文部科学省でさえ「トップクラスの水準」ではないが、「我が国の学力は国際的に見て上位にある」と述べている。日本の子供がどんどんバカになっている、というデータはないし、識字率100%、国民が新聞を全員読める国は世界には殆ど存在しない。今は読めるけど新聞を購読しない国民が増えているけれども。

愛国心
一回戦争に負けただけで日本の誇りを失い、米国の属国と言われても恥ずかしさを感じない。米国と日本の軍艦が戦列を組んでいて、日本の金剛が攻撃されれば米国は自衛艦を守る、でも米国のドナルド・レーガンが攻撃されても自衛艦は何もしない。多少、腕に自信のある若者が隣にいたGFが暴漢に襲われても何もしないで見ている。二人の仲はどうなる?いつ日本は憲法改正をするのだろう。

2000年以上の皇統を保ち、先の大戦では民族の精華ともいうべき自己犠牲、惻隠、堅忍不抜、勇猛果敢などその精神を発揮した同じ民族とは思えない。
だが、日本は幕末、植民地の瀬戸際にあった国をみごと世界5大列強に押し上げ、最後は米国にやられたけれど、一度は中国(清)、ロシア、米国、イギリス、オランダを負かした栄光ある国だ。
その国富、在外領土をすべて失っても、世界第2の経済大国として立ち上がり、世界の国民の理想である穏やかで平等な社会、即ち、一億総中流社会を実現したのは日本だけである。

今日は成人の日、日本の若者に言いたい。「やる気になればやれるんだよ」。でもこれ、自分が小さい時、親に言われた言葉だったな、と思い出した。自分はやる気を出したのだろうか。