チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

友人のお蔭でWindows11 へ

近くの寺で行われたトーカティン

トーカティンとは雨安居明け後に行われる法衣寄贈式

寺から坊さんが多数出てくるのでタンブンを渡す

ブアさんも張り切る

村中の人が集まる

毎年のことながら数百人はいた

 

友人のお蔭でWindows11 へ

■変更の理由も知らず

正直に言って自分はPCについてほぼ無知である。Windows10がWindows11に変わるということも知らなかった。聞いてみるとそのまま古いW10を使っているとネットでつながっている人のPCにウィルスが入り込む恐れがあるそうだ。故意でなくても人様に迷惑をかける。でもW10 からW11への変換方法がわからない。現在使用しているデスクトップは10年以上前に友人が組み立ててくれたものだ。そのPCに詳しい友人が亡くなったあと、PCに不具合が出たらどうしようと途方にくれたが、遺志を継いで私が相談に乗りましょうという友人Nさんが現れた。確か2年前、W10 にバージョンアップしてくれたのもトゥーンに住むNさんだった。

相談したところW10からW11へのバージョンアップも手伝ってくれるという。自分では何もできないができる人が周りにいて、助力を申し出てくれる。ありがたいことだ。彼の指示でCPU、メインボード、メモリを買いにセンタンのPC専門店に行った。「コレ、ありませんか」。現在使用中のPCの部品はこの店で揃えた覚えがある。PCの修理を頼んだこともあった。当時は若くてPCに精通した店員がいて即座に問題を解決し、代金はいらないという。無理矢理、キモチ、キモチの100Bを握らせたものだ。でも今回行ってみると店員が入れ替わっていてPCに詳しい若者はいなくなっていた。タイあるあるで、優秀な人はすぐいなくなる。店員の応対も投げやりで取り寄せになる部品の価格もちと高めだ。そこでチェンライ病院並びのPC店(ここでも修理したことがある)で見積もってもらうと同じ部品3点がセンタンの店よりも1000B以上安かった。店によって取り寄せ部品の価格が違う、もタイあるあるだ。

 

■苦難の入れ替え作業

部品が揃いました、と連絡するとトゥーンから片道40キロを飛ばしてNさんが我が家に来てくれた。どれがどれやらよくわからないままにNさんの指示でケーブルを差し込んでいく。ゲーブルというのが3ミリほどでケーブルと差し込み口に同じ番号が書いてあるのだが暗くてよく見えない。携帯のライトで照らし、天眼鏡で拡大しても読み取れない。

NさんがPC店で組み立てましょうかと言われたら組み立てて貰いなさいと言っていた理由が分かった。80に近い老人のやる作業ではない。差込口を携帯で撮影し、その写真を拡大してケーブルを正しい穴に差し込んだ。ケーブルと差込口の形は一体化していて差し込み間違いは起こらない仕組みになっていた。メーカーもよく考えている。

2時間近くかかったが何とか作業終了。立ち上がりも普通だ。このまま暫く使用しているとW11にバージョンアップしますか、と聞いてくるからPCの指示に従ってクリックしていくように、と言ってNさんは帰られた。不安であるがすべてを頼ることはできない。

 

■知らないうちにW11に 移行

新しいCPU 、ボード、メモリを装着して2,3日、使っていたら、立ち上げ画面やWordの処理手順が以前と違っていることに気付いた。自分で何かした覚えはないのだがW10からW11 に変わっているのではないか。スタートボタンを右クリックして「システム・バージョン」を開き、Windowsの仕様を見たらWindows 11 Proになっていることが分かった。これでW10からW11にうまく変換できたようだ。

部品交換後、1週間ほどしてNさんが様子を見にトゥーンから再訪してくれた。二人でW11になっていることを確認、思わずNさんの手を握り締めた。持つべきものは知恵ある友。

もしNさんがいなかったらPC専門店の兄ちゃんに頼むほかなかっただろう。でも部品を購入するとき、Windows11のソフト4000Bの購入も勧められたし、新しいMicrosoft365も必要と言われただろう。

NさんはWord しか使わないのならWord だけの無料ソフトがありますよ、といくつかのソフトを紹介してくれた。教職を離れて十数年、もうPowerPointは使わないし、エクセルも込み入った使い方は忘れてしまった。

ブログ原稿を書くだけならWordだけで充分、無料ソフトも何とかダウンロードできたようだ。もしだめだったらMicrosoft 365 のソフトがネット上で購入できる。

Microsoft 365 を使用すると、十分なクラウド ストレージ、データとデバイスの高度なセキュリティ、Microsoft Copilot による強力な生産性と創造性のアプリを利用できます。オールインワンサブスクリプション」と紹介されているが、情弱の自分には意味がよくわからない。オーディオ、ビデオ編集が容易にできるらしいが、今からビデオ編集もなあ。AIに私には何ができるのでしょう、と質問したくなる。

ともあれ、Nさんのお蔭であと4,5年はこのPCと共に生きることになった。自分かPCか、どちらの寿命が先に来るかわからないが。