チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

2月も終わり

 

 

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葉は出ないが花だけ咲く

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2月にあちこちで見かける

 

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この花もよく見かける

 

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名前は知らない

 

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マンゴーの花、全部が実になるわけではなく枝に1,2個生るのが普通

 

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やはり蘭の花のほうがきれい

2月も終わり

台北再訪
このブログをアップしているころ、自分は台北にいるだろう。様々な国際イベントが中止に追い込まれ、海外への行き来が縮小している中で、なぜ、と訝しく思われる方もおられるかもしれない。理由はそれほど複雑ではない。かねてより故宮博物院訪問を希望していた兄がようやく腰を上げたからだ。彼は勤めの関係で、長らく台湾への訪問自粛を余儀なくされていた。昨10月に行った自分の台湾旅行に触発されたか、また旅に詳しい友人のIさんが同行を同意してくれたからか、重い腰を上げることになった。一人旅も悪くはないが道連れ旅はレストランでいろいろな料理を注文できるから嬉しい。また「一人で飲む酒まずい酒」ではないが、人と歓談しながらの飲食は格別なものがある。

昨秋は美食国台湾に行きながら、うまいものにあまり縁がなかったことが悔やまれる。人間3大欲望というがもう残っているのは食欲くらい、それももうすぐ「もう食べられないヨ」などと呟く時間が迫っている。生き急いでいるのかなあ、などと自省する気もあるが、まあ気力、体力、それにいくらかの金力が残っているうちに、だ。

台北行きを決めたのは2月になってからであるが、その後もチェンマイ台北の直行便の価格は下落を続けている。往復1万2千円から3千円程である。ホテルも最初の2日だけ予約したがネットで見るたびに安くなっている。前回と比べ台北の観光スポットはどうなっているのか、そんなことにも興味が湧く。

■書き過ぎストックで混乱
週2回、ブログをアップしている。通常は書き溜めの原稿は1本か2本、木曜にアップしたら次の木曜日にアップする原稿を書く、というベースだった。ところが年末年始、ブログアップは休暇をもらったが、原稿作成はいつも通り行ったため、原稿のストックが4本になった。書き溜めがあれば安心して旅行に行ける。酒と原稿はストックは切らしたことないな、などと喜んでいたが、書いた順にアップしていくわけではなく、例えば新型肺炎のように刻々と変化する事件は3日もすれば原稿の価値が無くなるし、自転車競技応援のようなイベント報告は書いたらすぐアップしたい。予約差し替えが相次ぎ、自分でも混乱した。最近のブログに関し、なんで今頃、こんなこと言ってるの、と思われた向きもあるかと思うが、それはかなり前に書いた原稿だからです。

文豪もぼやいた「おせち原稿」(産経新聞2017年1月4日付「浪花風)から)

夏目漱石に「元日」と題した随筆がある。正月の新聞に依頼されて12月23日に原稿用紙に向かったが、餅つきもまだだし、松飾りも見かけない。「元日を御目出(おめで)たいものと極(き)めたのは、一体何処(どこ)の誰か知らないが、世間が夫(そ)れに雷同しているうちは新聞社が困る丈(だけ)である」とぼやいている。
前年は、その前の年の、年始に来た高浜虚子との謡(うたい)の失敗談を回想したが、同じ手は芸がない。それでも「書いてる事が何処となく屠蘇(とそ)の香(か)を帯びているのは、正月を迎える想像力が豊富なためではない。何でも接(つ)ぎ合わせて物にしなければならない義務を心得た文学者だからである」

自分も「おせち原稿」や「予定稿」を書くが漱石のように義務ではないし、原稿料が貰えるわけでもない。なんでこんな苦労を、と思うことがあるが、タイが好きだからタイに住んでいるように、書くことがそれほど苦ではないからだろうと思う。

■1年ビザ延長
2月に1年ビザの延長を行った。今は亡き母のビザ延長に関しては頭の毛が抜けるほどの苦労をした。そのせいか、自分のビザでも緊張する。チェンマイではビザ延長手続きの順番を取るため午前4時過ぎからバイトのタイ人が並んでいるという。書類の不備があれば翌日再出頭、1日で済めば幸せといった状態らしい。その点、チェンライの入管出張所は恵まれている。月曜の14時半頃、入管到着、待合室には数人、番号札を貰って10分後に受付、1年ビザとマルチエントリのスタンプ入りの旅券を戻してくれたのは30分後、あっけないほどのスピード処理。

これまでは朝8時半の業務開始時間に合わせて出かけていた。チェンマイでは8時半には50人以上が順番待ちの行列ができるというが、チェンライはファラン主体に数人の列。それでもビザ延長手続きには午前中一杯かかっていた。それが今回はガラガラで1時間足らずで終了。入管の諸手続きの申請は14時半以降に行くのが時間の節約になることがわかった。チェンマイ在住邦人のご苦労を思うと申し訳ないくらいである。