チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

7月の懸案

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7月の懸案

■よく降る
雨季真っ盛りである。チェンライの月別平均降雨量を見てみると、5月209mm、6月187弌7月317mm、8月368个箸覆辰討い董7、8月が1年中で雨量が一番多い時期だ。4月までの日照り続きで井戸が涸れるのでは、と心配されていた。でも5、6月は例年並みの雨量があったとかで、農家も胸をなでおろしている。6月末から7月にかけてもよく降っている。この時期、天水にだけ頼っている農家や山岳の人は忙しくなる。6,7月は田植えの季節だ。雨が降ると田んぼの土が柔らかくなるので耕運機で田起こしをする。更に雨が降って田に水が一杯に溜まれば田植えを行う。収穫時に霜が下りるとか、台風が来るといった心配はないので田植えの時期が1月や2月遅れてもかまわない。いろいろな生育状況の稲田が混在している。整然とした日本の稲田を見慣れた自分としては、雑然としたチェンライの田んぼを見るとなんだかなあ、と脱力する。それでも最近は田植え機を使う農家もあり、多少曲がってはいるが等間隔に苗が植わっていると、ウン、ウン、という気になる。農業関係者でもないのに、今年のコメの価格はどうなっているのだろう、と心配することもある。

此のところ、朝、雨が降っていると、ああ、今日はテニスに行かなくても済むな、とほっとする。いくら好きでも週5日、時には6日の出勤は体に堪える。雨で外に出られない場合、日本の農家であれば草鞋を編んだり、棉から糸を縒っての機織り、しっかり働くところであるが、自分は異国に蟄居する無為徒食の身、PCに向かってつまらぬニュースに怒ったり、古いテレビ時代劇を見ながら、この俳優さんも死んじゃったなあ、などと呟くのみである。


■ビザの更新とTM30
7月は自分のリタイアメント・ビザの更新月である。母のビザ更新で大変な思いをしたことは記憶に新しい。寝たきりでない自分のビザ更新だって何が起こるかわからない。昨年の申請書類コピーを見乍ら、今年の書類を作る。昨年はTM30という書類がない、と指摘され、イミグレ窓口で書いた記憶がある。あの時、添付写真がないんですけどー、と係員に言ったら「マイペンライ」。更に提出したTM30の書類を見もせずに、申請書類から外してバイトの女の子にポイと投げ渡していた。ホントは要らないんじゃないの。

以前、TM30に関して総領事館から注意メールをもらっていた。

外国人を宿泊させた場合の届け出(TM30,アパート、ハウスのオーナーが申請)が必要ですが、ビザ更新の際はパスポートにこの届け出が行われたことを裏付ける半券が貼付されておりませんと、申請が行えない上、罰金の対象となりますのでご注意下さい。
オーナーから登録がなされている方で半券をお持ちでない方は、入国管理局届け出窓口で届け出データが確認出来れば、窓口で半券が交付される取扱いとなっております。ビザの更新の際は、必ず半券を準備下さい。

住所証明のようなものだが、海外からタイに帰国した場合、7日以内に入管に出向いて半券にサインをもらわないといけない、また国内のホテルに泊まった場合、住所がホテルに変更されていることがあるので、帰宅したら入管でサインをもらう必要があるとのこと。チェンマイの入管で90日の在留届提出の際にTM30 の登録住所が異なるため、入管係員から「国外退去だー」と脅された例が報告されている。

■さしたる問題もなくビザ更新
母のビザ申請の時、TM30は全く必要なかった。昨秋、自分はビルマから再入国しているし、タイ国内のホテルにも宿泊しているが在留届提出の際、なにも入管では指摘されなかった。TM30の半券は旅券についているがチェックしている様子もなかった。
それで、今年はTM30の書類無しで1年ビザの申請をした。何か言われるかとビクビクしていたら、係官に呼ばれた。不足書類があるよ。えっ、やっぱTM30か、と思ったらそうではなく、今年から過去のビザのコピーが必要となったとのこと。チェンライの入管では有償のコピーサービスがある。旅券の中から6枚コピーして貰って30B、出直すことを考えれば安上がり。書類提出後、30分ほどでめでたく1年のリタイアメントビザの更新が終了した。

結局、再入国のTM30届出の不備を指摘されることはなかった。でもこれはあくまでも自分のケースはこうだった、ということで参考にはならない。

とにかく7月の懸案、ビザ更新が滞りなく終了した。今、雨の降る窓外を見ても何となく心が和んでくる。それに雨季にはしっかり降ってもらわないと農家が困る。