チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

親日国台湾

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寧夏夜市

 

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寧夏夜市

 

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寧夏夜市

 

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寧夏夜市

 

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寧夏夜市

 

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寧夏夜市 何処の夜市も大体同じ



親日国台湾

■台湾の夜市
タイも台湾も外食文化の国である。3度の食事を外食で済ませる人も少なくない。台湾各地の観光スポットにはたいてい「夜市」が入っている。台北では寧夏夜市、士林夜市、台南では花園夜市、高雄では六合夜市に出かけた。桃園空港から台北車站に近いホテルに到着したのは夜の8時過ぎだった。フロントで近くに食堂ないの?、と訊ねたら、この時間は開いていない、寧夏夜市に行きなさい、とのこと。台湾初日は寧夏夜市で牛肉ソバと台湾啤酒の夜食となった。四半世紀ぶりの台湾であるが「ライペイピーチヤウ(ビール下さい)」とすぐに言えたのも嬉しかった。

チェンライの夜市に比べると、台湾のそれは規模が大きい。士林市場などまっすぐ歩けないほど人出だ。概ね、片側2車線の道路を300mほど通行禁止にして道路際に屋台が並ぶ。チェンライの土曜市では道路中央にも屋台が並ぶので、歩行スペースが狭く、人出の割には混みあっている感じを受ける。台湾では道路中央が飲食スペースとなっており、椅子、テーブルが置かれていて、グループや家族連れがいくつもの皿をつつきながら食事をしている。屋台といっても大きなステーキやアイスバインをドーンと供する店もあるから、ちょこっと焼き鳥を齧りながら歩く縁日のイメージではない。夜市でも台湾人の胃袋の凄さを実感できる。これがチェンライと台湾の違いか。

■日韓に人気
台北の超有名夜市、士林夜市ばかりでなく、台南、高雄の夜市でも気が付いたのだが、歩いていると日本語が耳に入る。また、韓国人も多い。日韓関係の影響で日本に行かなくなった韓国人、並びに韓国旅行を中止した日本人が大挙、台湾に来ているのではないか。
台湾への邦人観光客は年々増加していて、2019年は初めて200万人を越えたそうだ。日本からタイに来る観光客数は年間160万人ほどだから台湾の人気がわかる。一方、台湾を訪問する韓国人はというと2018年の実績では100万人ほどで中国、日本、香港に次いで第4位であるが、10年前の6倍、ここ5年でも倍増しており、今後も増えるとみられている。

中国本土からの訪問者数はここ10年トップを占めていて、2015年には400万人を越えていたが、2018年は260万ほどに激減している。台湾、中国の政治状況によっては、さらに大陸からの訪問客が減って、日本が台湾訪問国第一位になる日が来るかもしれない。

■日台協力
一方、台湾から日本への訪問者数は2018年で476万人、単純に計算すると台湾国民の5人に1人が訪日したことになる。台湾は親日国であることは知られている。以下は日本台湾交流協会の調査から。

最も好きな国は「日本」、59%で過去最高=台湾人の対日世論調査

日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会は13日、台湾人を対象にした対日意識に関する最新の世論調査の結果を公表し、最も好きな国で「日本」と回答した人は59%となった。2016年実施の前回調査より3ポイント上回り、2008年の初回調査以降で過去最高だった。

最も好きな国に日本を挙げた人の割合は、2位以下の中国(8%)、米国(4%)を大きく引き離した。年齢別にみると、日本を最も好きだとした割合は65~80歳で前回より2ポイント減り48%となったが、それ以下の年齢層ではいずれも上昇し、50%を超えた。中でも30代は70%に上り、最も高かった。

台湾が最も親しくすべき国では、日本が37%で最多となり、前回の39%からわずかに減少。一方、中国と回答した人が2番目に多く、前回の22%から31%に増え、日本との差を縮めた。

台湾に最も影響を与えている国については、中国(45%)と米国(33%)を挙げた人が多かった。ただ、中国と答えた人は前回より5ポイント下がり、日本と答えた人は前回比4ポイント増の15%となった。

日本を信頼できるかと問う項目では、50%が「信頼できる」とした。その理由に「自由・民主主義・基本的人権・法の支配といった共通の価値観」を選んだ人が68%で最も多かった。一方、信頼できるか「分からない」は40%だった。

調査は2月中旬から下旬にかけて、台湾本島に住む20~80歳の男女を対象にインターネットと電話で実施。1003件の有効回答を得た。(引用終り)

好きなんだけど頼りにならないんだよな、という台湾人のぼやきが聞こえてきそうな結果だ。米国は実質的に台湾を国と認めているし、武器供与もしている。蔡英文総統は日本に安保対話を呼び掛けている。韓国はあの体たらくだが、もし日台安保条約が締結されれば「自由で開かれたインド太平洋戦略」は中国の太平洋進出を封じる上で一層強固なものとなるだろう。一日も早い日台国交回復が望まれる。