チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

タイで映画鑑賞

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タイで映画鑑賞

■PCで楽しむ
最近は政治がらみの原稿が多かった。ネットで新聞、雑誌の記事をある程度読める。だから原稿作成にはパソコンは欠かせない。でもパソコンでニュースや時事解説ばかり見ているかというとそうでもない。友人から4テラに及ぶ、映画、音楽、オペラ、テレビドラマのコピーを頂いている。少しまとまった時間が取れると、古い映画を鑑賞する。

無料で提供してもらっていて、こう言うのは失礼だが、最近の邦画は面白いものが少ない。新しいソフトが目白押しに手に入るので、10分ほど見て面白くない映画は消去する。最近はウィキで映画情報を見て、評価の低いものは見ずに消すことがある。評判は良くないが実際に見たら面白かった、という映画はこれまでのところない。再生済みの映画は、おおむね消去するが、ひまわり、ブ―ベの恋人、カサブランカシェルブールの雨傘といった名画は消去するに忍びなく、コレクションとしてキープしている。シェルブールの雨傘は50年前、母と一緒にみた映画だ。主演のカトリーヌ・ドヌーヴが20歳、当時はおばさんと思っていたが今になって見ると実に初々しい。

映画は本来、大画面で見るべきだが、最近は、PC画面でなくタブレットで見る人も多いようだ。でも「アラビアのロレンスタブレットスマホで見ることは犯罪行為である」というネット書き込みには自分も同意する。映画はやはり映画館の大画面で見なければ。

■タイでの初映画
チェンライのセントラルプラザにはシネパレス、いわゆる映画館街がある。先月、ここで「ジュラシック・ワールド」を見た。兄はちょくちょく映画を見に行っているが、これが、自分がタイで初めて見た映画である。タイ語のジアップ先生から会員割引カードを借りていったのだが、通常料金の160Bだった。
あとで先生に割引になるのは水曜だけと言ったでしょう、と言われ頭を掻いた。我がタイ語能力が知れる。

タイ語吹き替えだが、字幕に英語が出るから大体理解できる、という兄の話だったが、始まってみたら英語字幕は無し。悪役のテーマパーク責任者が凶暴な新種恐竜に向かって「ジャイエン、エン(落ち着いて)」というタイ語は理解できたが、あとはほとんどわからず。恐竜にもタイ語が通じなかったようで、責任者はあっさり食われてしまった。この映画はスピルバーグの特殊撮影によるスペクタクルを楽しむもので、セリフが分からなくても充分面白かった。

タイでも暗くなったらすぐ映画が始まるわけではない。近日当館にて上映の予告編がある。予告編の合間にコマーシャルが入る。解像度が高いので女優さんがことのほか美しく見える。日本の映画館だと「結婚指輪は月給3カ月分が目安です」という独身男性をげんなりさせるダイヤモンドのコマーシャルが流れるが、タイでは化粧品、洗剤、それに健康食品の宣伝が多い。日本広告審査機構のような広告自主規制機関がないのか、タイの広告はハチャメチャだ。化粧品をちょっと塗るとシミ、そばかすがたちまち消えて美白となり、イケメンの男性が寄ってくる、でんぐり返りもできない男の子が健康飴玉をなめた途端、月面宙返り3回転捻りを決めてピタリと着地する。いくらタイ人でも割引して見ているに違いない。

予告編、宣伝が20分以上続いた後、画面にプミポン国王があらわれ、国歌が始まる。全員起立。国歌が終わると全員着席、これで映画が始まる。

■英語もだめ
先週の水曜日、「ミッション・インポッシブル ローグネイション」を見に行った。トム・クルーズ主演のスパイアクション映画だ。割引料金で一人90B、300円ちょっと。日本ならシニア割引でも1000円だから、とてもトクした気になる。

映画はCIAやKGBをはじめとする各国の元エリート諜報部員が結成した無国籍スパイ組織「シンジケート」の暗躍により、トム・クルーズの所属するIMFはまたも解体の危機に陥る。組織の後ろ盾を失いながらも、仲間とともに世界の危機を救うため史上最難関のミッションに挑む、というもの。吹替え無しのサウンドトラックであったが、英語がさっぱり分からない。IMFと聞いてどうしてここで国際通貨基金が出てくるのかと訝しく思ったほど。

53歳のトム・クルーズがスタント無しで、時速193キロのバイクチェイスをやる。フォルツァで120キロも出せば、びくびくする自分が情けない。スジが良くわからないことを除けばアクションシーンの連続で充分楽しめた。

進撃の巨人」が近く上映されるらしい。ネットでの前評判は散々だが、邦画なら言葉が分かるから見に行こうかと思っている。



写真はチェンライの市場