チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

図書館の思い出

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図書館の思い出

■サボり常習犯
中央大学多摩キャンパスの図書館に行ってまじめに勉強したかというとそうでもない。虎ノ門にある研究所には毎日出勤しなければいけないのであるが、二日酔いでなくても行きたくない日はある。そういう時、今日はちょっと大学へ、と電話して都心とは反対方向にバイクを走らせる。朝、いつもと逆の方向へ行くというのもオツなものである。軽い罪悪感と解放感が入り混じった昂揚感と言うべきか。出勤しないのだから仕事をサボっているといわれても仕方ない。

多摩キャンパスは辺鄙なところにあるからバイク通学の学生は多い。バイクを駐車場において、正門からなだらかな坂を上って図書館へと向かう。桜の季節はいかにも学園という感じで良かった。学生でなくても多少の向学心が湧いてくるというものだ。

図書館ではカードを見せ、カウンターの後方にある「研究者用ロッカー」(無料)にマフラーなどを入れ、通路を通って書庫行きのエレベータに乗る。
座る席は決まっていた。窓の近く、左右はパーティションで区切られているので人目を気にすることはない。ということはそのまま突っ伏して寝入ってしまっても誰からも文句は出ない。会社でこれをやったらちと面倒なことになる。

■マスコミを信用しなくなった
前号でも書いたが、昔からマスコミは「日本はだめだ。政治は最低だ、経済は破綻する」の大合唱だった。今でも「アベノミクスの陥穽」、「欧米からも批判、靖国参拝で日本は世界の孤児」といった「日本ダメ論」が盛んである。ウソこけよ、と思わず呟く。

もしマスコミの言うように日本経済が奈落の底に陥ってしまったのであれば、どうして世界から日本にお金を借りに来るのか。南米や南欧の国の通貨不安が起こるとどうして各国は円買いに走るのか。石油ショックでも、アジア通貨危機でも、リーマンショックでも日本経済はつぶれずに発展し続けたではないか。

先日サウジアラビアの皇太子が来日した。天皇陛下に謁見し「戦後の日本の復興は世界が鏡とするものであります」と述べた。それに対し陛下は「国民が頑張ってくれたおかげと思います」と答えられたという。
陛下のおっしゃるように日本人は頑張って、タイやウズベクが見上げるような経済、徳義大国を作ったのだ。日本の影響力は日本人が感じるよりも大きいものがある。歴史に対して果たした役割も忘れてはならないだろう。我々が独立でき、白人と対等な口をきけるようになったのは日本のおかげです、というアジアの国はいくつもある。アジアは中国と半島だけではないのだ。

安倍首相は就任以来1年余りで世界30カ国を回り、70人を超す訪日首脳と会談している。地球儀外交と言われているが、それぞれの国に技術援助、借款などを約束できる国がほかにあるだろうか。米国が世界の警察官をやめたと宣言した。それを聞いて失望したインド、トルコ、中東諸国に出向き、自由諸国の連帯を強めたのは日本の首相である。
マスコミは日本の存在感を直視するのがいやなのだろうか。安倍首相の靖国参拝について、中国、半島ばかりでなく、米国や欧州からも反応があったのは、それだけ日本の世界における影響力が大きくなっている証拠ではないか。

図書館で読んだ本のことは正直、よく覚えていない。でもマスコミの言うことは昔から同じで、それも真実とは違う。これは週刊誌の目次斜め読みから自分が得た印象であった。印象はその後確信に変わって現在に至る。昨今の若い人はマスコミのいうことを信じないと聞く。そういう若者は誠に健全であると自分は思う。

■教職員食堂
多摩キャンパスの学生食堂は、広く、明るく、ディズニーランドのレストランのようだった。でも学生諸君と一緒に食事をするのは気が引ける。というわけで、斎藤先生に連れて行ってもらった教職員食堂で昼食をとることにしていた。値段は忘れたが、豚カツ定食が量、質の割に安かった。ほかの料理も一般レストランの半額程度の価格だったと思う。

別に身分証明書を求められるわけではないし、見た目、学生とは言えない年恰好だから、胸を張って食べればいいのだが、なぜか緊張する。同じように学生さんが先生と思しき人の前でシャチホコばって、「いや、あの、その・・・」などと言いながら、フォークでエビフライを口に運んでいる。

食事がすむとそそくさと席を立って、図書館へ戻る。でも豚カツ定食はボリュームがありすぎる。本を開くと眠くなってくる。少し寝てから・・・と思って1時間以上昼寝をしてしまったこともある。
サラリーマン、これで人並みに出世したのでは他の連中が浮かばれない。




写真はコック川の水浴場、若い人が泳いでいました。