チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

年の暮れ

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年の暮れ

天皇陛下のお誕生日
クリスマスから暮、正月を迎える準備に日本では大忙しだろう。回収日に合わせて分別されたゴミを出す。松飾を飾らないと町内の噂になる。大掃除は無理にしても、少しは部屋をきれいにしなければ、正月料理を準備して・・・・、ああ大変だ。でも乾季のチェンライにいると、日本の慌ただしさが遠い世界のように思える。

12月23日は天皇誕生日だったので2階ベランダに国旗を出した。この日、NHKの国際放送で朝、昼とニュースを見たが、トップが中国広東省の土砂崩れ、2つ目はISILがらみ、3番目はボコハラムのニュース、最後は沖縄で戦没した兵士の形見が弟さんに戻ったという話、それも戦争は嫌だ、のトーン。結局、天皇誕生日に関するニュースはなかった。

国家元首の誕生日をお祝いするのは国際常識、プミポン国王の誕生日は12月5日だったが、タイマスコミをあげて祝賀行事を報道していた。英国女王の誕生日でもテレビで1週間前から特別祝賀番組が流される。日本では夜9時のNHKニュースでは陛下のお誕生日に関するニュースはなかったという。こんなテレビ局がタイにあったら、担当者は不敬罪で逮捕されて、15年の禁固刑を言い渡されるだろう。

■産経記者無罪判決
2015年を振り返ってみれば、NHKも朝日も全然変わらなかった1年だった。
韓国の朴槿恵大統領への名誉毀損で在宅起訴された産経新聞の加藤達也前ソウル支局長に12月17日に無罪判決が下されたが、朝日始め、多くのマスコミは仕事仲間である加藤氏の擁護にそれほど積極的ではなかったように思う。
朝日は夕刊「素粒子」で、〈胸を張れない結末。うわさを書いた記者も、起訴した検察も、動かない大統領も、煮え切らない判決の裁判所も〉と記述した。「韓国も悪いが、加藤記者も悪かった」と言わんばかり。

民主党の枝野幹事長でさえ、「報道を刑事事件にするという発想自体が間違っている」と韓国を非難している。18日の産経抄では判決を受けて「朴大統領が守り続けた解しがたい沈黙」と起訴から判決に至る不可解さを指摘した。同日の朝日新聞天声人語は、引退表明した澤穂希選手の話題。澤選手でも構わないが、言論の自由を謳う大新聞ならもう少し言うことがありはしないか。

ソウル中央地裁の裁判長は判決文を読み上げる3時間の間、加藤記者をずっと起立させておいた。弁護団が着席を要請したにもかかわらず、である。お前は立ってろ、は今時、学校の先生でも言わない。底意地の悪さに加えて、韓国外務省の要請があったから、日本の政府が懇願してきたから無罪にした、と韓国に司法の独立がないことを露呈した。韓国外務省が大統領の承認なしに無罪を要請するわけがない。起訴も判決もすべて朴槿恵大統領の差し金に決まっている。大統領は加藤記者にご迷惑をかけましたと謝罪して、償い金を払ってもいいくらいだ。

慰安婦問題解決?
日韓の懸案であった慰安婦問題に一応の決着がついた。共産党民主党はこの度の合意を評価、歓迎、自民党の一部や日本のこころを大切にする党の中山恭子代表は内容に多くの火種を抱えていると、非難している。確かに国のお金を10億円出すことで、1965年に締結された日韓基本条約の「請求権問題の完全かつ最終的な解決を認める」が骨抜きになるという見方ができる。韓国が、ホレ、金を出したのだから国として法的責任を認めたことになる、もっと金寄越せ、と言い出す恐れはある。
宮沢内閣の官房副長官だった石原信雄氏が、また韓国にしてやられるのでは、という意味の懸念を表明している。岸田外相にしても、あの韓国のヅラ外相に、明治日本の産業革命遺産世界遺産登録で煮え湯を飲まされた。

この日韓合意にいち早く歓迎の意を表したのが米国だった。このことから今回の合意には米国の指示があったことは間違いない。外交問題を日本が米国の了解なしに決められるはずがない。
米国の日韓歩み寄り戦略が成功したことは、今回の合意に中国が不快感を示したことでも明らかだ。米国が中韓離反策として慰安婦問題解決を演出したのだ。

産経の阿比留記者が、韓国側がずっと主張してきた「強制」に一切触れずに、韓国側から「蒸し返さない」と公的なコメントを引き出した点は、評価すべきだと考えます。問題は関与の有無ではなく、強制の有無なのですから、と述べているが自分もほぼ同意見。闇談合の河野談話と違って、世界が今回の合意事項が守られるか注視している。それにまた日本を騙して怒らせたら、韓国の未来は本当に無くなる。マスコミの決まり文句ではないが、成り行きを注目したい。





写真はソード・タイの市場。
友人から韓国のことを書かないの、と言われましたので、時間もあるしと今年のおまけを1本。どちら様もよいお年を。