チェンライの市場から

「市場に並べられた商品からその国の生活がわかる」と言われます。当ブログを通じてチェンライに暮らす人々の生活を知って頂きたいと思います。 チェンライに来たのは2009年から、介護ロングステイは2018年8月母の死去で終わりとなり、一人で新しい生活を始めました。

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■間違っていなくても非難される
自民党高市早苗政調会長が「東京電力福島第一原発事故で死者が出ている状況ではない」という発言に対して、与野党から批判が続出したが、放射能で亡くなった人がいたかどうかという意味では高市氏の言うことは正しい。
現在も12市町村の住民が避難生活を余儀なくされている。避難に伴ってお年寄りが病死したり、仕事がなくなって自殺された方はいるが、それは根拠もなく年間累積放射線量20ミリシーベルトを避難区域と決めた民主党政権のせいだ。
民主党細野豪志幹事長が、福島県内で大勢の震災関連死者が出ていることを挙げて「この数字の重さを理解できない人は政権を担う資格がない」と厳しく批判したが、あなたは原発担当の元国務大臣として責任を感じないのか、と言いたい。

橋下維新共同代表の「小銭稼ぎのコメンテーター」という発言もかなり批判された。この発言があった時、トーク番組の出演者は皆笑っていたという。水道橋何とかというお笑い芸人が、番組を降ります、と退場したが、これはウケを狙ってやったとあとで本人が言っている。本来であれば内輪の楽屋ネタ、お互い笑ってそうだよな、で終わるところだ。でも橋本氏は政治家になっていて、もうコメンテーターではないことを忘れていた。

■番組には台本がある
全部がそうだとは言わないが、トーク番組であっても台本があって、通常はディレクターが「こう言って下さい」とコメンテーターに指示する。お笑い芸人でも政治経済を真面目に勉強している人はいるであろうが、彼らはお笑いネタを考えるのが本業である。政治や経済問題に当意即妙な答えがいつもできるわけがない。お笑いが本業ならばコメンテーターは文字通り小銭稼ぎであろう。まあトーク番組と思うから腹が立つので、トークバラエティと思えばいい。

例えば「アベノミクスは暮らしを悪くすると思います」と言って下さいと頼んで、その人に街角インタビューするんだろう、とNHKの報道記者をからかったことがある。すると彼は憤然として「そんなことはありません。こちらの意図通りに話してくれる人が現れるまで100人でも200人でもインタビューを繰り返すのです」と言ったものだ。民放よりNHKのほうが良心的と言えるだろうか。視聴者をバカにしている点では同じだと思う。

■ナンミョー政党との決別を
アベノミクスを支持する評論家はテレビ番組を降ろされているという。日経平均株価が少し下がると、アベノミクスの終焉と大喜びする新聞もある。
それでも今度の参議院選挙は自民党の圧勝で間違いないだろう。圧勝ついでにナンミョー政党と袂を分かってほしいと思うのだが、それが実現するのは3年後だろうか。ナンミョー政党は各選挙区に1万とか2万のまとまった票を持っている。自分の候補を当選させるほどではないが、候補者が拮抗している場合はキャスチングボードを握ることになる。だから他政党や首長に対して発言権を持つ。聖教新聞の印刷を請け負っている毎日新聞は論外にしても、地方政治を牛耳っているこの政党の怪しさが報道されることはない。報道の結果、危害を加えられても首長の監督下にある警察は守ってくれない。

この公党の代表がどうやって選ばれるか不明だ。実は共産党書記長の選出方法も不透明。実はナンミョー政党と共産党の支持基盤は貧しく、政治的、社会的に虐げられているという人々が中心だ。恵まれない庶民の味方と言いながら、代表は両方とも東大出だ。独裁をひそかに目指す政党は、エリート選別が激しいから、必然的にそういうことになる。ただ鳩山元首相を見ればわかるが、別に東大出身だからいいというわけではない。

■移ろいやすい人気
4年前、日本から来た人が口々に、自民党は制度疲労でもうダメだ、民主党躍進で日本は良くなると言っていた。結果、民主党政権が成立し、鳩山首相の支持率は70%を越えた。今の安倍首相より人気があったことは忘れるべきでない。

文芸春秋の2009年4月号では「これが日本最強内閣だ」という特集を組んだ。政治部記者84人による「最強内閣」アンケート集計では、外務大臣鳩山由紀夫氏が推されている。これは最狂の外相だ、と今となってはわかる。因みに総理大臣は小沢一郎氏、岡田克也氏がともに19票で1位で選ばれている。

政治部記者だから政治のことがわかっているわけではなく、その報道が正しいとも限らない。台本に基づく報道番組だってあるのだ。政治の選択はあくまでも自己判断、自己責任だ。そう思いながらチェンマイ総領事館での在外投票を済ませた。



写真上が「折り紙」一番下の集合写真「後列中央のスカート長髪の子は男性です」